のじぎく国体開会式に天和獅子舞
今秋開催される「のじぎく兵庫国体」の開会式(9月30日、神戸市ユニバー記念競技場)に「天和獅子舞保存会」(藤本和秀会長)が出演することがこのほど決まった。一大イベントの幕開けを飾る〝檜舞台〟とあって会員の士気は早くも高まっている。
同保存会が伝承している「鳥撫荒神社獅子舞」の由来は享保年間にさかのぼる。当時続いた飢饉で土地を離れる者が続出。将来への希望を持とうと地区の若者らが竜野椰神社から舞を習得して始めたと伝えられている。
16種類ある舞は勇壮、ユーモラスなど多彩。とりわけ、高さ約4㍍のはしごの上で獅子が舞う「ハシゴ」など曲芸的な動きが独特で、平成8年に市無形民俗文化財に指定。約60人の会員が受け継いでいる。
出演機会は開門直後のオープニングプログラム。丹波篠山のデカンショ踊り、出石町の大名行列など兵庫を代表する郷土芸能を披露する場で「播磨の曲芸獅子舞」として小野市の西脇若一神社獅子舞とともに紹介される。
同国体の開会式プログラムを企画する式典運営部会の有識者らが「立体的な演舞は県内有数で珍しく、保存会活動も活発」と白羽の矢を立てた。県担当者は「フィールドと観客が一体となるような演出になる」と話す。
9月17日に出演団体が一堂に集まるリハーサルがあり、それに向けて同月上旬から練習を開始する予定。同保存会は「地元開催の国体に出演できるのは一生に一度のチャンス。全国から集まった観衆の前で力いっぱい舞いたい」と天和獅子舞の心意気を見せるつもりだ。(写真はのじぎく兵庫国体の開会式出演が決まった「鳥撫荒神社獅子舞」)










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