木山正規氏に「剣道功労賞」
剣道の普及振興に多大な貢献があったとして、兵庫県剣道連盟会長の木山正規さん(82)=元町、元赤穂市教育長=に全日本剣道連盟から「剣道功労賞」がこのほど贈られた。今年度の受賞者は全国でわずか7人。木山さんは「身に余る栄誉。盛り立ててくれた周囲のみなさんのおかげ」と喜びを語っている。
木山さんは旧兵庫師範学校(現神戸大)卒業後、教職に就き、昭和51年から中学校長。その後、市教育長を12年間務めた。同63年に市剣道連盟会長になり、地元開催の全国高校総体を成功。平成8年からは県剣道連盟の会長として重責を担っている。
選手としても昭和35年に県代表として出場した全国都道府県大会で優勝。国体、全国教職員大会などで数々の入賞歴を誇る。
同賞は平成7年に創設され、県下の受賞は木山さんが初めて。昭和63年の文部大臣表彰、平成9年の勲五等双光旭日章に続く栄誉となった。
木山氏が剣道を始めたのは小学4年生のとき。「本当は野球をやりたかった」が剣道の指導者だった父の勧めでバットではなく竹刀を握った。旧制赤穂中でも剣道部に入り、今なお「人生の恩師」と慕う永田健太郎先生から基本をみっちり叩き込まれた。「帰宅すると玄関先でそのまま倒れ込むほどの猛稽古だった」と述懐する。
戦後、GHQの禁止策で剣道から離れざるを得なかった時期もあったが、30歳のころ「義士のまちに生まれ育った者として生涯剣の道を歩もう」と決心。剣道のすばらしさを後輩に伝えることに使命感をもって取り組んできた。
傘寿を過ぎた今も5月の「全日本剣道演武大会」には毎年出場。「剣道で心身を鍛えることができ、すばらしい先輩や後輩に巡り合えた」と木山さん。「尊敬する永田先生のように90歳を過ぎても道場に立つことが目標」とかくしゃくとしていた。
なお、県剣道連盟副会長の榊努さん(79)=上仮屋南=も「剣道有功賞」を受賞した。(写真は「これからも剣道の普及発展にがんばりたい」と語る木山正規さん)
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