2008年3月15日 (土)

内蔵助使用の「分限帳」か?

20080315bungen  大石内蔵助をはじめ当時の藩士らの名前などが記された赤穂浅野家「分限帳」の一般公開が市立歴史博物館で14日から始まった。扉と巻末に内蔵助の落款である「可笑」印が押されていることから市教委は「内蔵助が作成、所持していた可能性も考えられる」と引き続き調査研究を進める。
 分限帳は家臣の禄高、役職、名前などを記載した当時の“職員名簿”。同家のものでは国立国会図書館蔵の「浅野家分限期」など数点が見つかっている。
 今回公開されているのは昨年7月に市教委が入手した縦24㌢、横17・3㌢、厚さ1・5㌢の袋とじ冊子で100㌻。後世に外表紙を製本したものとみられ、虫食いの修復跡はあるものの保存状態は良好。平成18年7月に東京であった骨とう品の入札会に出品されているのを市が見つけ、古美術商を介して55万円で購入した。出品者、由来は不詳。
 扉中央に「浅野家分限目録」の文字と「可笑」の朱文方印(22㍉角)、右上に元の所有者とみられる「宮地」の判が押されている。1枚めくったところから始まる本文は「千五百石 大石内蔵助」を筆頭に家臣など495人の禄高や役職、名前が身分の高い順に列記され、討ち入り後の義士たちを治療した藩医・寺井玄渓の名も。巻末のページにも扉と同じ落款を朱印している。
 市教委によると本文中に義士47人中38人が登場。全員の名前の上部に丸印が朱筆されている。これらは「後世に書き加えられたもの」(市教委)とみられ、志半ばで病死した矢頭長助にも同じ印。討ち入り前に自刃した萱野三平には「△」の印がついている。当時、家臣ではなかった不破数右衛門や足軽だった寺坂吉右衛門、それに家督相続しなかった義士計9人の名前は載っていない。
 国会図書館蔵の分限記では「五拾石」と誤記されている堀部弥兵衛の隠居料が正しい「弐拾石」と記載され、小野寺十内はこれまでの史料には見られない「小野寺作之進」と表記している。
 年代は書かれていないが、堀部弥兵衛の隠居が認められたのが元禄10年(1697)であることから、「その年からお家断絶となった元禄14年までの間に作成」とみてよい。
 内蔵助の筆跡に詳しい東京都西多摩郡の義士研究家、佐藤誠氏は「大石が切腹前に幕府に提出した『親類書』の筆跡に似ている」と分析。ただし、「親類書」は一説には原惣右衛門の代筆とも言われている。また、同氏は「宮地」の判について、「赤穂森家に同姓の家臣があり、それとの関連が気になる」と話している。
 市教委は落款や筆跡を重点に今後鑑定を進める予定。「内蔵助のものでないとしても、内容的に第一級の史料。詳細に解読し、歴史研究に役立てたい」と話している。
 6月25日(水)まで2階展示フロアで公開。午前9時半~午後5時、火曜休館。入館料は大人200円、小・中学生100円。℡43・4600。(写真は一般公開が始まった「浅野家分限目録」)
■赤穂市立歴史博物館
http://www2.memenet.or.jp/~akoharm/rekishi/index.htm

入場料割引の観光パスポート

20080315pas2  赤穂観光協会は市内観光6施設の入場料が3割以上安くなる「赤穂観光パスポート・通りゃんせ」を3月20日(木・祝)から発売する。
 1枚1000円。これ1枚で▽花岳寺▽大石神社▽歴史博物館▽田淵記念館▽民俗資料館▽海洋科学館に各1回入場できる(特別展の場合は要別途料金)。6施設の入場料合計は通常1520円なので3割以上もお得。
 赤穂城と対象施設の写真をあしらった縦約7㌢、横10㌢の手札サイズ。裏面のスタンプ欄に6施設すべての入場印が揃うと義士にちなんだ記念品がもらえる。
 有効期限は購入日から1年間。同協会は「一度の来穂で回りきれなければ二度、三度とお越しを」とリピーター増にも期待している。
 赤穂観光情報センター(JR播州赤穂駅2階)と市立施設4館、市内の旅館・ホテルで販売。問合せは同協会℡42・2602まで。(写真は20日から発売される観光パスポート・通りゃんせ)
■社団法人赤穂観光協会
http://www.ako-kankou.jp/

植村直己さんに捧げるラン

20080315ran2  丹精込めて栽培した美しい鉢花を披露するラン展が上郡町野桑の城下農園で3月20日(木・祝)から開かれる。
 今年で24回目。園主の城下孝司さん(56)が原種を交配したオリジナル品種のみが並ぶ。
 今年の注目は、城下さんが尊敬する冒険家・植村直己さんをイメージして作った「an adventuer NAOMI」。7年かけて育て上げた逸品で、「物静かで派手さはないが、人をひきつける魅力、芯の強さを漂わせる雰囲気があり、まさに植村さんのイメージにぴったり」と命名した。
 25歳のとき明石でラン栽培を始め、昭和57年に現在の場所に移転した城下さん。当時は何度足を運んでも業者が株分けしてくれず、途方に暮れた。そんな折、大学の先輩に当たる植村さんがマッキンリーで消息を絶った悲報を聞き、「植村さんのように誰もやらないことをやってやろう」と難度の高い原種交配への挑戦が始まった。
 「植村さんの名前を冠したランを作ることを目標の一つにがんばってきた」と城下さん。なかなか意中の新種は誕生しなかったが、7年前に種を仕込んだ中の一つに発芽直後から「ずば抜けた生命力」を感じさせる種があった。昨年に初花を見たとき、予感は確信に。ラン作りを始めて通算350組目の交配種だった。
 9日には豊岡市の「植村直己冒険館」の吉谷義奉館長に花を見てもらい、展示会後に2週間ほど同館でお披露目することになった。
 城下さんは「このランを植村さんに捧げたい。これからもチャレンジ精神を忘れず、精進するつもり」と決意を新たにしている。
 ラン展は今年初めて開花した新作30鉢を含む約50鉢を展示。3月23日(日)まで。午前10時~午後5時。入場無料。販売も行う。問合せは℡54・0519。(写真は植村直己さんに捧げる新種。クローンを作っておらず、「世界に一つだけの花」という)
■城下農園
http://www12.ocn.ne.jp/~shiroran/

歴史ロマン感じた旧街道ウォーク

20080315kyukaido  江戸城・松の廊下の刃傷事件を知らせる早かごも通った高取坂を歩く「第2回赤穂義士ゆかりの旧街道ウォーク」が9日行われ、約250人が参加した。
 高取坂は明治42年に現在の高取峠が開通したのを境に道が廃れていたが、平成18年に地元自治会中心の「田端旧街道整備実行委員会」(山本薫実行委員長)が道を整備。約90年ぶりに人が歩けるようになった。
 旧街道ウォークは復活を記念して開催した昨年に続き2回目。午前10時に相生産業高校を出発した。
 参加者らはボランティアスタッフのハーモニカ演奏が山中に響く中、整備された階段や丸太橋を一歩一歩踏みしめて峠越え。かつて旅籠だった古民家の縁側に腰を降ろし、甘酒で一服。ゴールのJR坂越駅まで約8㌔の道のりを歩いた。
 友人らと旧街道巡りのサークルを作っている相生市の主婦間庭道さん(60)は夫婦で参加。「道を切り開いた昔の人たちの苦労が見えました。また仲間といっしょに歩きたい」とコースが気に入ったようす。赤穂に転居して15年になる木津の佐伯好美さん(64)は「また赤穂のいいところを一つ知りました」と話していた。(写真はうららかな日和の中開かれた「旧街道ウォーク」)

2008年3月 8日 (土)

スプリング8運営の財団が職員採用で不正

20080308sp8  大型放射光施設「SPring-8(スプリング8)」を管理運営している財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)=佐用町光都、吉良爽理事長=が2月に実施した職員採用選考をめぐり、面接担当者の一人が採用試験に応募していた部下の非職員に対し、勤務時間中に施設内で“面接リハーサル”を行っていたことがわかった。読者からの告発をもとにした本紙の取材に対し、JASRIは5日、「面接の練習をしたことは事実」と認め、「公平性に疑念が生じたことは遺憾」と採用を取り消した。公正さが求められるはずの公益法人で行われた“不正”は社会の批判を浴びそうだ。

 不正が明るみになったのは、安全管理室職員の平成20年度採用。同センターのホームページで今年1月31日まで志願者を募集し、7人が応募。書類選考の後、2月15日に筆記試験と一次面接、同20日に二次面接を行い、採用者を決定した。
 事情をよく知る人によると、面接を翌日に控えた2月14日午後1時ごろ、室長が「あしたの面接の練習をしようか」と職員採用に応募していた部下の女性非職員に声をかけ、職場と同じ棟の1階ロビーにある打ち合わせブースで約1時間、“面接リハーサル”を行った。
 翌日の一次面接は、室長を含む職員4人が書類選考で絞られた3人を面接。女性非職員を含む2人が二次面接に進んだが、一方の応募者が辞退したため、女性非職員の採用が決まった。
 JASRI人事課によると、「筆記試験は一般常識を問う内容」。過去の仕事実績など専門知識を問う一次面接が採否の大きな比重を占めるとみられる。
 内部調査に対し、室長は「日時は定かではないが、面接練習した」と認め、「面接をきちんと受けさせたいと思い、面接への心構えを話した」などと弁明したという。JASRIは「(面接練習が)試験結果にどの程度影響したか不明」としながらも、採用を取り消すこととした。
 公益法人であるJASRIの就業規定には、職員採用に関して「競争試験または選考によって行う」と定められている。表向きは志願者を平等に取り扱う公募の形を取りながら、裏では“身内”を優遇していた実態。さらに関係者の話では、「業務に絶対必要ではないのに、あえて女性非職員が持っている資格や経験年数を応募資格に列記し、応募の門戸を狭めていた」との疑惑も浮上している。これらの応募資格も室長が決めていた。
 事態を知ったJASRIのある職員は「国民の税金を使っている法人が応募者をだましており許しがたい」と批判。「二度と繰り返さないように関わりのある者全員を厳しく処分すべきだ」ときつい口調で責任問題を指摘した。
 JASRIは平成9年の施設供用開始当初から運営を受託。職員数は約300人で、平成19年度は国から13億3550万円の法定交付金を受けている。
 所管省の文部科学省は本紙の取材に対し、「事実関係を確認できていないので現時点ではコメントできない。至急調査し、その結果に応じて対応したい」と回答。JASRIに運営を委託している独立行政法人理化学研究所(本所・埼玉県和光市)は「JASRIが行う個々の職員の採用の方法についてコメントする立場にない」との談話を発表した。(写真は室長が“面接リハーサル”を行った打ち合わせブース)
■財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)のホームページ
http://www.spring8.or.jp/ja/

市職員のアイデアで「忠臣蔵ストラップ」

20080308strap  “忠臣蔵のふるさと”をPRする新アイテムとして、赤穂観光協会は身分証明カードや携帯電話を首から吊り下げるのに使う「忠臣蔵ネックストラップ」を3月12日(水)から売り出す。
 ストラップの長さは約45㌢で接合部など2カ所に大石家の家紋「二つ巴」をあしらった。黒のストラップにも家紋と「忠臣蔵のふるさと~播州赤穂~」の文字を白抜きで入れ、討ち入り装束をイメージしている。
 商品開発のきっかけになったのは、市の若手中堅職員有志が観光振興のアイデアをまとめて昨年4月に発表した「義提書」。「アイデアを形に」とメンバーらが自費で50本作った試作品が観光協会の目に止まり、商品化が実現した。
 デザインを考案した宍戸崇起さん(32)=市民対話室=は「みんなで考えたアイデアが実現したことが何よりもうれしい」とにっこり。
 「赤穂の新しいお土産品になれば」と同協会。「社員証の携行に使ってもらえるように市内の企業にもセールスし、“義士の街”の雰囲気を盛り上げたい」と話している。
 初回生産は1000本。1本700円でJR播州赤穂駅2階の市観光情報センターで販売する。10本以上の購入は1本600円に割り引く。問合せは同協会℡42・2602。(写真は新発売される「忠臣蔵ストラップ」)

「ちどり号のおじさん」に職業奉仕賞

20080308komae  地道な仕事で社会貢献した人を称える赤穂ロータリークラブの職業奉仕賞の贈呈式が6日、商工会館であり、元市立図書館職員の小前保男さん(63)=浜市=が受賞した。
 小前さんは昭和48年から同図書館職員。主に移動図書館の運転手として勤務し、子どもたちから「ちどり号のおじさん」と親しまれた。昨年6月末で退職するまで34年間にわたって地域の読書活動推進に寄与した。
 贈呈式で八幡昭海会長から表彰状と金一封を贈られた小前さんは「大きな事故もなく、無事に勤めることができた」と振り返り、「ちどり号がなくなったのはさみしいが、これまで支えてくれた周りの方々に感謝したい」と話していた。(写真は職業奉仕賞を受賞した小前保男さん)

「千種川の生態」35冊目に

20080308tikusagawaseitai  赤穂ライオンズクラブ(中村良廣会長)は千種、佐用、上郡、相生の4クラブと共同で昨秋に実施した水生生物調査の結果を冊子「千種川の生態」(A4判34㌻)にまとめた。35回目の節目ということもあり、昭和51年以降の採集データーなども掲載している。
 水生生物調査は35年間続く同クラブの恒例事業。昨年9月、会員と小中高生ら約480人が流域64カ所で川に入り、カゲロウやトビゲラなど川に棲む生き物を採取した。
 赤穂市内では高雄、大津川など6カ所で調査。有年橋、北畠、下高野では、きれいな水質でしか生息できないとされるヒラタカゲロウ、ナガレトビゲラが多く見つかり、水質階級Ⅰ(きれいな水)と判定。残りの3地点はⅡ(少しきたない水)と判定された。
 参加者の感想文も掲載。高雄小6年の小川陽平君は「千種川の上流はどれだけ水がきれいなのか、どんな生物がいるのかすごく楽しみ」と感想を寄せている。(写真は今年も発刊された冊子「千種川の生態」)

自分の身は自分で守る

20080308bouhan  不審者から身を守る手段と心構えを学ぶ防犯教室が赤穂中学校(藤田晴基校長)で3日行われ、1年生140人が護身術の指導を受けた。
 昨年2月、現在の2、3年生を対象に実施したのに続き2度目。赤穂署生活安全課の大崎浩一係長(40)が「自転車はしっかり施錠を」と講演した後、実技講習を行った。
 訓練では、不審者に手や胸ぐらをつかまれたときの対処法などを実習。警察の術科指導担当の手本を参考にしながら、身のこなしを反復し、「相手をやっつけるのではなく、敵から逃げることを第一に考えて」と心構えも学んだ。
 護身術を初めて習った中村充玖さん(13)は「後ろから覆いかぶさられたとき、みぞおちをひじ打ちするのが勉強になった」。
 同校は今後も毎年、1年生を対象に防犯教室を行っていく予定にしている。(写真は護身術を訓練する生徒たち)

残留孤児が語る戦争の悲惨さ

20080308koji  戦争の恐ろしさを再認識しようと、赤穂で初めて中国残留日本人孤児から体験談を聞く学習会がこのほど市民会館で行われた。
 “戦争をする国にしない”との目的で活動している「九条の会・赤穂」が第4回憲法学習会として主催。約60人が参加した。
 孤児体験を話したのは、神戸市の小松一安さん(74)。
 長野県に生まれた小松さんは5歳だった昭和13年ごろ、第6次開拓移民として東安省密山県に家族5人で移住。厳しい生活環境で兄姉3人を病気で亡くした。
 11歳で終戦。侵攻してきた旧ソ連軍の戦闘機攻撃で右耳が不自由に。最愛の父ともはぐれ、難民所で再会した父は重い病に臥せっていた。
 亡くなる直前に父から「お前は姉と兄がいる日本に何としても帰れ」と言われた小松さん。物乞いで飢えをしのいで中国人の養子になり、49歳でようやく祖国の土を踏んだ。
 「中国残留孤児の多くは帰国後も差別や不当な扱いを受けている」と訴える。流ちょうに母国語を話す小松さんですら、「私は時々、自分が何人なのかわからなくなる」と悲しげに語った。
 生々しい体験談に参加者らは固唾を飲んで聞き入った。学習会に参加した主婦(56)は「戦争の恐ろしさを感じた。自分に何ができるかはわからないがこれから考えたい」と重く受け止めていた。(写真は小松さんの話に耳を傾けた学習会)

2008年3月 1日 (土)

有年で弥生中期の焼失住居

20080301iseki  区画整理事業の道路敷設に伴い、赤穂市教育委員会が発掘調査中の有年牟礼・井田遺跡で弥生時代のものとみられる住居跡がこのほど見つかった。市教委は3月2日(日)に現地説明会を開く。
 発掘現場はJR有年駅から東北に300㍍の田。平成14年度の試掘調査で弥生時代から古墳時代の遺構や中世の柱穴群が多数見つかり、昨年11月から市教委が本格的な発掘調査を進めていた。
 調査面積約1200平方㍍のうち注目されるのは、東端の一画で出土した弥生時代中期の堅穴式住居跡。直径約5㍍のほぼ円形で、南側の半分が発掘された。黒い炭とともに、高温で焼けたことを示す赤変した土や、屋根を支えた垂木とみられる黒焦げた材木2本も見つかったことから、焼失住居と推定される。
 市教委の荒木幸治学芸員は「不意の失火か、使わなくなった家を処分したのでは」と推定。「焼け跡がこれほど明確に残っているのは珍しく、貴重。下層から当時の暮らしぶりを示す遺物が発見できる可能性もある」と今後の調査に期待している。
 別の場所からは、鎌倉時代の集落跡を示す柱穴約300基、土坑3基、炉跡2基が発見。炉跡からは鉄片が出土し、「簡易の鍛冶炉だった可能性がある」という。市教委は来年度、さらに東側に発掘範囲を拡大し、調査を進める予定だ。
 現地説明会は午後1時から。現場から西約500㍍の「有年原・クルミ遺跡」で昨年2月に発掘された縄文時代後期の土器片、石器約200点も展示する。少雨決行。当日はJR有年駅で案内地図を配布する。問合せは市教委文化財係℡43・6962。(写真は「有年牟礼・井田遺跡」で発掘された弥生時代の焼失住居跡)

ふるさとの海岸にマツ植樹

20080301syokuju  白砂青松の景観を取り戻そうと、赤穂西小学校(田川英生校長、120人)が2月28日、福浦の「恋ヶ浜」でクロマツ苗130本を植樹。学校創立30周年記念の締めくくりとして実施し、全校児童が参加した。
 富造・千代姫の悲恋物語を地名の由来に持つ恋ヶ浜は同校の南約1・5㌔にある海岸。毎春恒例の新入生歓迎遠足のゴール地として児童らに親しまれている。
 かつて美観を誇った松並木は昭和40年代後半からのマツクイムシ被害により現在はほぼ全滅。「児童らの手でふるさとの自然を育もう」と同校が市緑化推進委員会の補助を受けた。
 児童らはまず、海から流れ着いたゴミを拾い集めて植樹場所を清掃。1・5㍍間隔に地面を掘って施肥したところに一本一本手植し、竹の添え木を掛矢で力いっぱい打ち込んだ。およそ1時間かけて約60㍍区間に3~4列を整備した。
 苗は大分産の実生3年もので高さ約50㌢。風雨に強い品種を用意したという。6年生の新原拓君(12)は「雨や風に負けず、早く僕の背より高くなってほしい」と話していた。(写真は「元気に育って」とクロマツ苗に水やりする児童)

木の名前を覚えよう

20080301sakoshi  緑化活動を環境学習に取り入れている坂越小学校(北野勝子校長)の6年生児童49人がこのほど、校地内の樹木に卒業記念の名札付けを行った。
 学校周辺での植樹活動を続けている同校は昨年、全日本学校関係緑化コンクールで入選。学校内にも約80種類の多様な木々が植わっている。
 児童らはあらかじめ準備しておいた縦20㌢、横30㌢のプレートを手に屋外へ。ひょうご森のインストラクターの堀田品子さん(58)から木の特徴や名前の由来を教わりながら、校庭に植わっているクスノキ、ソテツなど約60本にひもでくくりつけた。
 取り付けたプレートは焼いたスギ板で、表に樹木名と科名、裏には自分の名前と卒業年月を児童が白ペンキで書き込んだもの。
 ケヤキとトチノキに樹名板を結んだ永石敬子さん(12)は「知らない木もあったけど、自分で名札を付けた木の名前は覚えた」。
 「これから環境学習に取り組む下級生への贈り物になった」と同校。「卒業後も木が元気に育っているか、母校に立ち寄ってもらえれば」と話していた。
 なお、2月28日には5年生42人が学校近くの宝珠山で樹木40本に樹名板を取り付けた。(写真は卒業記念で行った坂越小の樹名板設置)

2008年2月23日 (土)

マンション火災に高所放水車出動せず

 2月12日夜に加里屋の9階建てマンションで発生した火災で、高層建築物での火災だったにもかかわらず、高所放水車が出動していなかったことが本紙の取材でわかった。市消防は「逃げ遅れた人がおらず、出動の必要がなかった」と話すが、火災出動時の対応を定めた市消防計画では、「5階以上の火災の場合は高所放水車を出動させるのが原則」になっており、対応に問題がなかったかどうか疑問だ。
 消防によると、第1報が入ったのは同日午後9時27分。マンション近くの人から「5階の部屋から火と煙が見える」という内容の通報があった。
 当時、消防署の当直者は15人。そのうち3人は別の救急事案で出動、2人は通信指令係のため、残りの10人全員が水槽付きポンプ車とポンプ車に分乗して5分後に現場に到着し、9時50分に鎮火した。その後の調べで、つけたまま外出したロウソクが倒れて燃え広がった可能性が高いことがわかった。
 消防は高所放水車を出動しなかった理由について、「逃げ遅れた人がいなかったため」と話すが、それが確認できたのは、現場到着した隊員と外出先から戻ってきた部屋の住人とが遭遇したとき。第1報が入った時点では、「逃げ遅れた人がないとはいえない状況」だった。
 また、10人いた署員をポンプ車2台と高所放水車の合計3台に分乗して同時出動することも可能だったことが判明。消防は「高所放水車も同時出動させるのが理想」と認めつつも、「消防活動はケースバイケースで判断ミスではない」と話している。

白杖歩行を実地訓練

 中途で目を患った視覚障害者を対象に白杖を使った歩行のコツを指導する訓練会が赤穂市総合福祉会館でこのほど行われた。
 円滑な日常生活を送るのに役立ててもらおうと、県視覚障害者福祉協会が主催。10人が参加した。
 午前中に基本的な杖の使い方を学び、午後からは屋外へ。誘導ボランティアの先導で約1・6㌔の道のりを歩行。途中でスーパーにも立ち寄り、エスカレーターやエレベーターの安全な乗り降りについても練習した。
 初めて参加した御崎の三宅秀和さん(60)は「普段は人に頼ってばかりで杖を使うことがなかった。きょうの訓練で自ら歩くことの楽しさを知った」。
 今月29日には応用編として電車の乗り降りを行う。問合せは市視覚障害者福祉協会の清水さん(℡43・8658)まで。(写真は街中を実際に歩いた視覚障害者の歩行訓練)

市内男性最高齢の室井さん逝去

 赤穂市内の男性最高齢者だった砂子の室井軍治さんが2月18日、心不全のため自宅で亡くなった。103歳だった。
 室井さんに代わって、福浦の粟田梶夫さんが市内の男性最高齢者になった。粟田さんは明治38年8月16日生まれの102歳。女性では今月26日に108歳になる人がいる。

2008年2月16日 (土)

園児らの笑顔に親も満足

20080216youtien2  市内の公立幼稚園10園の保護者らが共同企画した「赤穂市ようちえんまつり」が11日、市民総合体育館で開催され、親子連れ約1000人がゲームやアトラクションを楽しんだ。
 会場のメインアリーナは、各園がアイデアを凝らしたブースが並び、遊園地さながらの雰囲気。段ボールをつないだ巨大迷路、磁石を使った魚釣りゲームなど約20種類ものアトラクションに子どもたちの歓声が至るところで響いた。
 海浜町の高谷洋友君(5)はパチンコゲームで1等が当たってにっこり。「次は迷路に行くよ」と母親の手を引いた。4月に御崎幼稚園に入園する元塩町の平野絢女ちゃん(4)は兄智大君(6)と来場。たっぷり楽しんだようすで「来年もあるといいな」と話していた。
 初めて開催して好評だった昨年に続き、「また子どもたちの笑顔が見たい」と4月に各園のPTA役員らが実行委員会を立ち上げ、12回の会議で企画を練り上げた。
 アトラクションのほとんどは保護者らの手作り。実行委員長の藤本明秀さん(43)=城西幼稚園PTA会長=は「各幼稚園の保護者が工夫して準備してくれたおかげ」とイベントの成功に満足そうだった。(写真は会場のあちこちで子どもたちの笑顔が見られた「ようちえんまつり」)

雪遊びに園児ら興奮

20080216osaki1  普段なかなかできない雪遊びを体験してもらおうと、尾崎幼稚園(重政美幸園長)にミニゲレンデが登場。園児125人がそり遊びなどを満喫した。
 保護者ら13人が前日にトラック3台で千種高原へ出張。新雪約8㌧を持ち帰り、高さ1・5㍍ほどの雪山を運動場に盛り上げ、長さ8㍍、幅3㍍の滑り台に仕立てた。
 この日は赤穂でも朝のうちから雪が降り、園児らは「スキー場みたい」と大喜び。そり遊びや雪だるま作りに夢中だった。
 昨年は暖冬で雪不足のため開催できず、園児らにとって待ち望んだ催し。父親らは約2時間かけて雪をスコップですくい、子どもたちの期待に応えた。
 年長組の池本賢信君(6)は「最初は恐かったけど、慣れると平気」と何度もそりで滑降。雪を運んだ上鍵康彦さん(39)は「たくさんの雪を持って帰れてよかった」と子どもたちの喜ぶ姿に目を細めていた。(写真は子どもたちの笑顔が弾けた尾崎幼稚園の雪遊び)

赤穂生まれのハクチョウ、愛称決定

20080216hakutyo  昨年11月、姫路市立動物園を経由して倉敷市に寄贈された赤穂生まれのメスのコブハクチョウの愛称がこのほど決まった。
 決定した愛称は「ユメ(夢)」。ユメとつがいになっているオスのコブハクチョウとセットで同市が愛称募集し、寄せられた1056件の中から「白鳥愛称選定委員会」が厳正に審査。オスの愛称は「ソラ(空)」になった。
 考案者は群馬県の白石智子さん。「空に向かって大きくはばたく夢をいつまでも」との意味を込めたという。
 ユメは昨年5月に赤穂城跡公園花見広場で誕生した5つ子の1羽。7月に兄妹たちといっしょに姫路市立動物園へ里子に出され、11月21日に倉敷市美観地区へもらわれた。
 同市観光振興課は「これからも温かく見守ってもらえれば」と話している。
 赤穂で生まれた5つ子の残りの4羽のうち、2羽は昨年7月に加西市フラワーセンターへもらわれ、あとの2羽は姫路市立動物園で飼育されている。親鳥は赤穂城跡公園で夫婦仲良く暮らしている。(写真は愛称が決まった倉敷市美観地区のコブハクチョウ。左が赤穂生まれの「ユメ」=倉敷市観光振興課提供)

卒業記念にノジギク植栽

20080216takao  高雄小学校(木曽一平校長)の6年生児童21人が13日、学校横の千種川堤防に県花・ノジギクを植栽。卒業を前に慣れ親しんだ母校への贈り物とした。
 堤防沿いの小道は、地域のボランティアグループ「なんでもクラブ」(蓮尾快男児会長)が自生のノジギクを毎年2月ごろに少しずつ株分けし、3年がかりで約150㍍を整備した“野路菊の散歩道”。「卒業記念の思い出に」と今回初めて児童が活動を手伝い、約40株を植栽した。
 「これからもこの散歩道を気にかけてもらえれば」と蓮尾会長。10月から11月にかけて白く可憐な小花を咲かせるといい、長谷川栄子さん(12)は「卒業しても見に来たい」と秋の見ごろを楽しみにしていた。(写真は「なんでもクラブ」のメンバーといっしょにノジギクを植える高雄小児童)

2008年2月 9日 (土)

市内の登山道を本に

20080209yama  「身近にある山のすばらしさを知ってほしい」と、山歩きを趣味に持つ夫婦が赤穂市内の主なハイキングコースを一冊にまとめた。「ふるさとへの愛着を深める入り口になれば」と完成した本に思いを託している。
 「花と緑の山歩道~ふる里赤穂の山と植物」。清水町の松村完治さん(61)真弓さん(58)夫妻がこのほど200部を自費出版した。
 松村さん夫妻が山歩きを始めたのは今から5年ほど前。国内希少生物の絶滅危機を伝える新聞記事を目にした完治さんが、「ふるさとの自然はどうなっているのだろう」と真弓さんを誘って市内の山々を歩くようになった。
 登山計画は立てるものの、無理のないようにノルマを作らず、天気のよい日を選んで実行。地元の人に聞いても登山口がわからず、一年越しで登った山もある。山中で見かける草花の美しさにも魅せられ、撮りためた写真は膨大な数に。「暮らしのすぐそばにこんなにすばらしい自然があることを知らせたい」と出版を決めた。
 オールカラーで2部構成。前半の第1部は平成15年からの5年間に登った山の中から登山ルートが比較的整備されている38山を北から順に紹介し、第2部では山歩きで出会った花木約400種の写真を季節ごとに収録した。
 文と写真は完治さん。コース説明、途中で目にした史跡や遺物、地元の人に聞いた山にまつわる伝承を紀行文にまとめ、掲載写真はすべて自分で撮影した。区切りのページには真弓さんが趣味で描いた花の水彩画を挿入。自然を愛する2人の気持ちが凝縮された一冊はA4判281頁のボリュームになった。
 本を出版するのは4年ほど前に市内の巨木をまとめた冊子「赤穂市の大木」に続き2度目。そのときも「赤穂にはどのくらい大きな木があるのだろう」という素朴な疑問からだった。
 「山は自然だけでなく歴史や人とのかかわりを知る宝庫」と完治さん。登山ルートを示した地図も掲載し、「子どもだけでなく大人も童心に帰り、“心の休養”をしてみては」と山に足を運ぶことを勧めている。
 登山ガイド、植物図鑑、郷土史料―と多彩な性格を兼ね備えた価値ある一冊で、読めば「ちょっと登ってみようかな」と思わせる内容。
 「自然の魅力をまだ知らない子どもたちへ」と市内小中学校と図書館に寄贈するほか、希望者には一部5000円で頒布する。問合せは松村さん℡45・2377。(写真は赤穂の主な登山道を本にまとめた松村完治さん・真弓さん夫妻=尾崎丸山で)

かきまつりに過去最高1万2千人

20080209kaki  赤穂特産の冬の味覚、カキのおいしさを広めようと、「赤穂かきまつり」(同実行委員会主催)が3日、御崎の赤穂海浜公園で開催。過去最高の約1万2000人の人出でにぎわった。
 昨年までの坂越漁港から会場を移して開催。市内はもとより姫路、京阪神方面からも大勢来場し、イベント開始の午前10時にはすでに焼きガキ、カキのみそ汁を求める長蛇の列ができるほど。県下随一と言われる濃厚な風味が来場者の舌を楽しませた。
 初めての試みとして、「我が家の自慢かき料理コンテスト」も実施。書類選考を通過した5人がカキを素材にした創作料理を調理し、実行委員長の前田一實・赤穂市漁協組合長ら審査員と一般来場者らが試食して採点を投票した。
 優勝メニューは、上郡町のパート従業員、秋岡安子さん(61)が作った「かきのふわふわ揚げのみぞれ鍋」。「カキの風味と柚子のさっぱり味が見事に調和している」と大好評。審査員として参加していた呑海楼の女将の目に止まり、宿泊客用の夕食メニューに加えられることになった。
 「このコンテストのためにアイデアをひねりました」と秋岡さん。「観光客のみなさんに私の考えた料理を食べてもらえるのが楽しみ」と二重の喜び。関係者は「食材としての可能性が広がった」とカキの魅力をPRしていた。(写真は自慢のカキ料理を差し出すコンテスト参加者。左端が優勝した秋岡さん)

義士自刃命日祭に1000人

20080209daikon  赤穂義士が切腹してから満305年にあたる4日、上仮屋の大石神社(飯尾義明宮司)で「義士自刃命日祭」があり、集まった人に“厄除け大根”が振る舞われた。
 「一人でも多く義士の命日を知ってほしい」との思いから、同神社は3年前から命日祭当日にダイコン煮を提供。それまで神社役員だけだった祭典に1000人を超える参拝客が集うようになった。
 今年も婦人会が地元・大津産のダイコン約100本を輪切りにし、油揚げといっしょに釜で調理。フタを取ると、真っ白な湯気とともに出汁の香りが参道に広がった。
 この日は「立春」とは名ばかりの冷え込み。友人らと団体旅行で訪れた浜松市の野沢笑子さん(54)は「大切な日に参拝でき、記念になりました」とアツアツのダイコンを口に運び、体を温めていた。
 「命日は浪士から“義士”に昇華した日でもある」と飯尾宮司。「平日にもかかわらず、たくさんの人にお参りしてもらえてありがたい」と義士の遺徳を偲んでいた。(写真は義士命日祭で振る舞われたダイコン煮)

育てた大豆が豆腐に変身

20080209tohu  食のありがたさを学ぼうと、原小学校(濱田学校長)4年生児童16人と保護者6人が「豆腐作り」を体験した。
 同校では、5年前から近くの農家から借りた畑で大豆を栽培。成長を観察し栽培の難しさを学んでいる。今年度も5月に種まきし、10月に約20㌔を収穫した。
 この日は、豆腐づくりに必要な「にがり」を製造している赤穂化成から横山嘉人顧問(69)と社員2人が講師として来校。あらかじめ児童が選別しておいた大豆2・5㌔を素材に絹ごし豆腐の作り方を教わった。
 前日から水に浸しておいた大豆は倍の大きさに膨脹。水といっしょにミキサーにかけてペースト状にしてから鍋で加熱。布に包んで豆乳を搾り出した。紙コップに小分けして「にがり」を入れると、10数分で固まった。
 赤穂化成の社員が同じ豆乳から「豆腐プリン」も調理。「おから」は保護者らがクッキーに焼いた。
 試食した久保優作君(10)は「豆腐は味が濃かった。プリンは今まで食べたことのない不思議な味」と一さじずつ味わっていた。(写真は原小で行われた豆腐作り体験)

いつまでも健康な歯で

20080209shika  歯の健康からよりよい生活習慣を身につけようと、「中学生歯磨きスキルアップ事業」が坂越中学校(小河大祐校長)でこのほど行われ、1年生56人が正しい口腔ケアの方法を学んだ。
 相生・赤穂市郡歯科医師会と養護教諭、歯科衛生師などでつくる「よい歯クラブ」が主催。歯についてのクイズなどで虫歯の恐ろしさや予防法を学習した。
 口腔内から実際に取った歯垢を顕微鏡で観察。ウニョウニョと動く菌に生徒はびっくり。ブラッシング指導に真剣に耳を傾けていた。
 生徒に講義した米谷安史医師(52)=加里屋=は「歯は何回でも生え変わるものではない。今ある歯を大切に」と毎日の手入れを呼びかけた。
 「あんなに歯垢に細菌がいるなんて知らなかった」と驚いた中村佑基君(13)は「これからは工夫して歯磨きをしたい」とためになった様子だった。(写真は染色剤を歯につけて正しい磨き方を練習する生徒たち)

「よい子になるよ」鬼と約束

20080209mamemaki  日本古来の風習にちなんで、城西幼稚園(清水英子園長、99人)でこのほど節分行事があり、子どもたちが元気よく豆まき。園児の父親らが仮装した鬼たちを“退治”した。
 「自分の心の中の鬼を追い出そう」と実施。「いたずらする子はいないかー」「弱虫な子はいないかー」とうなりながら教室に乱入してきた赤鬼や青鬼に向かって、園児らが手に握りしめた豆を力いっぱい投げつけた。
 「鬼さんは悪い子はこらしめるけど、がんばる子は応援してくれるよ」と先生から聞いた園児たち。一人ひとり鬼のそばに駆け寄り、「もうけんかしません」「トマトも残さずに食べるよ」と約束していた。
 「これまで以上によい子になってくれそう」と清水園長。「ちゃんと善悪がわかる子に育って」と願っていた。(写真は元気よく豆を投げる園児たち)

携帯電話で予約や検索

Tosyokanqrcode  赤穂市立図書館は携帯電話から蔵書の検索、予約などができるサービスをこのほど開始した。
 携帯電話の普及で気軽にインターネットができるようになったことから、モバイル用ホームページを開設。パソコンのホームページと同じ機能を備えている。
 手続き不要(予約にはカード番号が必要)で、休館日、行事予定も閲覧可能。蔵書予約した利用者には、準備できた時点で図書館から電話がかかる。
 詳しくは同図書館℡43・0275。同ホームページのアドレスとQRコードは次のとおり。http://www.ako-city-lib.com/mobile/index.html

110番ポスターコンクール表彰

20080209keisatsu  赤穂署が市内中学生を対象に実施した「110番ポスターコンクール」の表彰式がこのほど同署で行われ、入賞者に岡田正則署長から表彰状が贈られた。
 同コンクールは、事故や事件など緊急を知らせる「110番」の正しい利用を周知しようと実施。今回は26点の応募があった。
 金賞に選ばれた赤穂西中学校の中村圭吾君(14)は「人のために身をていするところがかっこいい」と警察官への好感を話していた。(写真は110番ポスターの表彰式)

2008年2月 3日 (日)

「よい子になるよ」鬼と約束

20080209mame20080209mamemaki  日本古来の風習にちなんで、城西幼稚園(清水英子園長、99人)でこのほど節分行事があり、子どもたちが元気よく豆まき。園児の父親らが仮装した鬼たちを“退治”した。
 「自分の心の中の鬼を追い出そう」と実施。「いたずらする子はいないかー」「弱虫な子はいないかー」とうなりながら教室に乱入してきた赤鬼や青鬼に向かって、園児らが手に握りしめた豆を力いっぱい投げつけた。
 「鬼さんは悪い子はこらしめるけど、がんばる子は応援してくれるよ」と先生から聞いた園児たち。一人ひとり鬼のそばに駆け寄り、「もうけんかしません」「トマトも残さずに食べるよ」と約束していた。
 「これまで以上によい子になってくれそう」と清水園長。「ちゃんと善悪がわかる子に育って」と願っていた。(写真左は父親らが鬼に仮装した城西幼稚園の豆まき。同右は「よい子になるよ」と鬼に約束する園児たち)

2008年2月 2日 (土)

署員らみなぎる気合い

20080202jutuka1  署員の気力充実と士気高揚を目的に赤穂署は1月28日、「平成20年術科始め式」を同署道場で行った。
 署員約30人が参加し、岡田正則署長が「署員一人ひとりが日頃の成果を発揮する絶好の機会。奮闘を期待する」とあいさつ。地域課の金川直一郎巡査(24)が「悪に立ち向かう気力と職務執行に必要な技能を練磨することを誓います」と選手宣誓し、剣道と柔道の勝ち抜き戦を実施した。
 試合が始まると、気合いのこもった掛け声が道場内にこだま。技が決まると、参席した来賓から拍手が送られた。
 同署によると、昨年に県下で発生した警察官に対する公務執行妨害は153件で10年前の5倍強。同署管内でも2件あったという。
 剣道高点試合で最高成績を収めた地域第3係の伊賀央樹巡査長(30)は「事件現場で最初の一歩と判断を誤らないよう、今後も訓練に励みます」と表情を引き締めていた。(写真は気合いあふれる試合を披露した赤穂署の術科始め式)

英語で犬とふれあい

20080202inu2  動物とふれあいながら楽しく英語を学ぶユニークな授業が1月30日、御崎幼稚園(名和圭子園長)で行われ、年長組園児46人が参加した。
 「英語でイヌとふれあう」と題し、セラピー犬のトイプードルなど4頭が来園。京都文教短大の小河尚子准教授から、「大きな声を出さない」「目を合わせて指示を出して」など犬に接するときの注意点や指示に使う「コマンド」を英語で教わった。
 園児らはさっそく犬たちとコミュニケーション。中には恐る恐る近づいた園児もあったが、「シット(座って)」の指示通りに犬が床におしりをつけるとにっこり。「グッド」と褒めながらごほうびのおやつを与えた。
 鍛治芙紀ちゃん(6)は「ワンちゃんと仲良くなれた」と喜んでいた。
 同園では4月以降も動物とのふれあいを通した授業を取り入れていく予定で、名和園長は「生き物への愛情や思いやりの心を育みたい」と話している。(写真は英語で犬と触れ合った園児たち)

使用済み食用油のリサイクル促進

20080202haiyu  身近な地球環境への取り組みを広めようと、赤穂市消費者協会(中村文代会長)は家庭から出る使用済み食用油の回収拠点を1月から市内9カ所に増やした。集めた廃食油は粉石けん、液体洗剤にリサイクルされる。
 同協会は平成4年ごろから使用済み食用油の再生運動をスタート。粉石けんの製造プラントを購入し、年間約200㍑を回収している。
 従来は市美化センターのみを回収場所としていたが、「もっと手軽に持ち寄れるように」と同協会の地区役員9人が自宅に回収用ポリタンクを備え付けた。
 同協会によると、廃食油10㍑から粉石けん約16㌔㌘、または液体石けん約130㍉㍑が再生可能。リサイクルした石けんは漂白剤など無添加で、「肌が敏感な赤ちゃんの衣服洗いにも最適」の品質だという。
 「そのまま捨ててしまうとゴミになるものに利用価値をよみがえらせることができる」と中村会長。「新たに活動に協力してくれる家庭を増やしたい」と話している。
 廃食油リサイクル拠点についての問合せは同協会事務局℡43・6818(市市民対話室内)まで。(写真は回収場所を市内9カ所に増やした使用済み食用油のリサイクル活動)

文化財守る消防訓練

20080202kunren  文化財火災を想定した災害訓練が1月24日、赤穂市立歴史博物館で行われた。
 「同博物館の1階湯沸室より出火し1人負傷、さらに延焼して1人が逃げ遅れている」という設定で消防署職員25人と消防車両8台が参加した。
 午前9時、同館職員からの通報により出動。現場に消防車が到着して1分後に放水が始まり、9時6分には中に取り残されていた職員を救出した。
 市消防は、昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼失したのにちなんで毎年1月下旬に市内の文化財で訓練を20年以上前から実施している。
 指揮をとった川端康夫消防署長(59)は「いつもどおりの力が出せた。赤穂市ではすでに死傷者を出している。火の元に気をつけてほしい」と厳しい表情。
 消火活動を体験した同館学芸員藤田忠彦さん(43)は「放水活動をしたのは初めてで、水圧に驚いた」とびっくりした様子。
 消防訓練終了後は市内15箇所の文化財等に予防査察を実施し、各施設の保有する消火設備や避難経路の確認などの防災活動への意識を高めた。(写真は歴史博物館で行われた消火訓練)

2008年1月26日 (土)

坂越小で昔遊び体験

20080126sakoshi  現代っ子に昔の素朴な遊びを体験する機会を―と坂越小学校(北野勝子校長)で「昔遊び集会」がこのほど行われ、全校児童がコマ回しや輪投げなどに興じた。
 坂越地区老人クラブ連合会(前田吉昭会長)が毎年この時期に学校を訪問して実施。今年も会員約60人がビー玉、メンコ、羽根つきなど12のコーナーを設け、児童らに遊び方を教えた。
 児童は自分の好きなコーナーに参加。下級生の面倒を上級生が見るなど、学年を問わない交流も自然にみられた。
 「昔の遊びは子ども同士が自然に触れ合えるのがいい」と前田会長。竹馬や竹とんぼの材料にするための青竹はクラブのメンバーが山から切り出して準備したといい、「子どもたちが楽しそうに遊んでくれて準備した甲斐がありました」と喜んでいた。
 踏み板を腰よりも高くして竹馬に乗っていた6年生の引本啓介君(12)は「老人クラブの人が高さを調整してくれた」と感謝。「もっと高くても乗れそう」と得意げだった。(写真は坂越小であった昔遊び体験)

2008年1月19日 (土)

「一歩ずつ大人へ」成人祝賀式

20080119seijin  大人としての門出を祝う赤穂市成人祝賀式が13日、市文化会館(ハーモニーホール)大ホールで催され、華やかな振り袖や真新しいスーツを着た新成人らが参加した。
 昭和62年から63年にかけて生まれた対象世代632人(男305人、女327人)のうちおよそ8割の520人が出席した。
 新成人を代表して成人祝賀式実行委員の大河弘樹さんと有田知世さんが「きょう成人を迎えた私たちから笑顔の絶えない明るいまちを」「育ててくれた家族への感謝を忘れず、一歩ずつ大人に近づいていきたい」と抱負を述べた。(写真は晴れ着の女性も目立った成人祝賀式)

防火に誓い、消防出初式

20080119dezome3  平成20年消防出初式は13日午前、中広の千種川河川敷公園で行われ、消防関係者約500人が防火への決意を新たにした。
 赤穂・赤穂西両中学校の吹奏楽部が演奏するマーチに乗って職員、団員が車両23台と部隊行進した。
 豆田正明市長は式辞で、昨年4月に砂子で発生した林野火災に触れ、「みなさんの迅速かつ夜を徹しての消火活動で被害を最小限に食い止めることができた」とねぎらい、「今後も地域に密着した活動で市民の付託に応えることを切望します」と激励。望月昌次・市消防団長が「消防職務の重要性を再認識し、さらなる精進を」と訓示した。
 第23代赤穂義士娘の瀬島さやかさんら3人が「防火宣言」。分団対抗の放水合戦で火消しの心意気を示し、フィナーレでは消防車による一斉放水で8色のアーチをかけ、火災のない一年を願った。
 式典中、市内で民家火災が発生し、第1・2分団が緊急出動する場面も。見物に来ていた中広の主婦は「頼もしさを感じました。けがのないように気をつけて活動して」と気遣っていた。(写真は放水合戦で手漕ぎポンプを動かす消防団員)

古典落語で初笑い

20080119yose  落語家の三遊亭楽松さん(43)が15日、元沖町のデイサービスセンター「しおさい」を慰問。落語でお年寄りを笑わせた。
 昨年12月に東京から赤穂まで約700㌔を12日間かけて走破するなど“走る噺家”として知られる楽松さん。今月11日からチャレンジしていた広島―赤穂間の長距離マラソンを無事に走り終え、同センターにかけつけた。
 会場に集まった約70人を前に「寿限無」「魚根問」など古典落語を披露。「みなさんに喜んでもらえれば」と額に汗をにじませるほどの熱演。同施設を利用している86歳の女性は「落語を生で見たのは初めて」と生き生きしていた。(写真は落語で観客を笑わせた三遊亭楽松さん)

2008年1月12日 (土)

市役所の庁内食堂が新装開店

20080112mama  昨年5月から空き店舗になっていた赤穂市役所地下1階の喫茶・食堂が10日、約8カ月ぶりにオープン。店を再開したのは市婦人共励会(岡本みどり会長)のメンバーで、店名は「mama kitchen(ママキッチン)」。市職員だけでなく一般市民も利用可で、スタッフらは「ほっと一息つけるようなお店にしたい」と張り切っている。
 昭和56年に現庁舎が建って以来25年以上営業してきた店が昨年4月末で撤退。市の後継事業者募集に同会が「働く機会に恵まれない母子家庭の母親らの雇用に役立てたい」と応募した。
 リフォームされた店内は白い壁紙で明るい雰囲気。客席数は59席でスタッフ手作りのソファーカバーとテーブルの押し花しおりが家庭的なムードを演出している。店内壁面は個人やサークルの作品発表の場として無料で提供する。第1弾として市美術協会の新春展を2月1日まで開催中だ。
 メニュー数は食事と飲み物約35種類。午前11時までのモーニングは350円でコーヒーのみおかわり自由。昼の日替わりランチは若い人向けのオリーブ(500円)と弁当タイプのポパイ(680円)の2種類を用意した。
 「量が少なめのメニューも用意してほしい」「持ち帰り用のサラダを」など職員の声もメニューに反映。入口の売店コーナーではパン、ヨーグルトのほか文房具や収入印紙なども販売し、ニーズに応える。
 市によると、昨年4月から昼休みが45分間に短縮されたこともあり、庁内食堂の再開を望む声は多かったという。代表の浜尾厚筑子さん(46)=上仮屋南=は「期待に応えられるようにがんばりたい。素人のお店ですが、“家庭の味”を提供できれば」と抱負を話している。
 オープンから先着100人の来店者に粗品進呈。営業時間は午前8時~午後3時。℡56・8777。(写真は装い新たに開店した市役所地下1階の「mama kitchen」)

花岳寺にペット供養塔

20080112kagakuji3  家族の一員として生活をともにしてきたペットたちを慰霊する「友愛供養塔」が加里屋の花岳寺に建立。5日に落慶供養が営まれた。
 完成した供養塔は高さ約2・5㍍の堂宇。同寺境内の報恩堂裏にあり、中に金色の観音立像(高さ約1・5㍍)が安置されている。観音像は清水町の塩谷のふさんが同寺に寄贈した。
 ペットを飼う家庭が増加する中、亡くなった動物の供養を望む声も高まっている。同寺は檀徒と慎重に相談し、「生き物はみな友だち」の立場で動物供養の受け入れを決めたという。
 片山一良住職は「供養塔を通して慈悲の心を広めたい。一人ひとりの心を鎮める拠り所になれば」と話している。
 毎月15日に供養と納骨。供養料は永久合祀1体1万円。納骨なしの場合は5千円。宗派不問。詳しくは℡080・1505・6571まで。(写真は友愛供養塔の落慶供養)

有罪、それとも無罪? 意見分かれた模擬裁判

20071208saibanin  平成21年までに導入が予定されている「裁判員制度」について理解を深めようと、市民参加型セミナー「体験! 実感! 裁判員制度って何するの?」がこのほど赤穂市民会館で行われ、約80人が模擬裁判などで制度の仕組みを学習した。
 赤穂、相生などの市会議員有志が企画。制度内容を説明するビデオを上映した後、神戸地裁姫路支部の現職裁判官と職員らが模擬裁判を実演し、来場者の中から募った6人が裁判員役を務めた。
 裁判は「白っぽい服の男が78歳の老女を突き飛ばして転倒させ、現金5万5000円の入った封筒を巾着袋ごと盗んだ」という強盗致傷事件を想定で行なわれた。起訴状朗読、冒頭陳述、証拠調べなど実際の刑事裁判と同じ流れで進行。「被告人が犯人に間違いない」とする検察に対し、弁護人は「被告人が犯人とするには合理的な疑いが残る」と「無罪」を主張した。
 裁判員らが有罪か無罪かを議論する評議では、証拠の確実性が争点に。「90%は被告が犯人だと思うが、決め手がない」「疑わしきは罰せず」「警察の捜査が甘く、不明確」などと6人の“裁判員”全員が「無罪」を主張したのに対し、裁判長は「被告の弁解は合理的でなく、信用できない。証拠と動機もあり、有罪」と意見が分かれた。
 裁判員役を務めた相生市の主婦荻人美さんは「本職と私たち素人との間には随分考え方にずれがあるのだなと感じた」と感想。「人を裁くのは怖い。でも、裁判員に選ばれたら国民の義務として引き受けます」と話していた。
 裁判員制度は、裁判に国民の視点、感覚を反映させることなどを目的に平成21年5月までに導入。地方裁判所で行う殺人、強盗致死傷などの刑事裁判について、国民から選ばれた6人の裁判員が3人の裁判官と一緒に審理し、判決宣告までを担う。同支部によると、同制度の対象になる事件は年間約40件程度が見込まれるといい、「今後も国民のみなさんとともに制度を育んでいきたい」としている。
 同支部は1月19日(土)にも「イーグレひめじ」(姫路市本町)で「裁判員制度フォーラム」を午後1時半から開催し、模擬裁判を行う。参加無料で先着120人を募集。同支部庶務課(℡079・223・2721)で受け付けている。(写真は活発に意見が交わされた模擬評議)

2008年1月 1日 (火)

絵マップ実行委に国土交通大臣表彰

20080101emap  全国各地のすぐれた地域づくり活動を称える国土交通省の「手づくり郷土賞」の受賞団体がこのほど発表され、「あこう絵マップコンクール実行委員会」が地域活動部門で表彰を受けた。
 子どもたちが自由な視点でまちを地図に表現する「あこう絵マップコンクール」は平成15年に西播磨地域づくり女性会議の設立5周年事業として開催。翌年からは市民有志による実行委員会が立ち上がり、県や市の助成金、市民や企業の協賛金によって毎年実施されている。
 当初は赤穂単独だったが、たつの、上郡など周辺地域にも広がり、合同発表会など地域間交流にも発展。関西福祉大の学生もスタッフとして協力している。
 過去5回の応募作品は合計約290点。いずれも子どもたちの夢や希望、好奇心に満ちた作品。お金を使わずに遊べるスポットをまとめた地図や市内各所の放射能を測定したマップなどユニークな着想が光る。
 第1回からスタッフとして関わってきた塩屋の大学職員柿本和久さん(70)は「毎回次々と個性豊かな作品が集まり新鮮。子どもの感性は無限大ですね」。三樋町のパート従業員原野実和子さん(43)は、長男輝海君(9)が全回応募。「子どもが町のいろんなことに関心を持つようになった」と変化を感じている。
 「主婦は昼間、会社勤めの人は夜、とそれぞれの立場で協力してくれたみんなのおかげ」と江端益子会長(46)。「作品を応募してくれた子どもたちが大人になったとき、どんな赤穂を作ってくれるか楽しみ」とスタッフ同士で夢を語り合っていた。
 「手づくり郷土賞」は地域の個性、魅力を創出している個性的な活動を表彰しようと昭和61年に創設。今回は北海道岩見沢市で保全活動が続いている「利根別川千本桜並木道」、静岡市の「大道芸ワールドカップ」など3部門で27件が表彰された。(写真は過去の応募作品を並べてコンクールを振り返る絵マップ実行委員会のみなさん)

坂越「ふるさと館」が完成

Dsc_sakosi  地域交流と防災の拠点として昨年10月から坂越ふるさと海岸広場で着工していた坂越防災交流館(愛称・ふるさと館)がこのほど完成。12月24日に関係者約400人で竣工式があり、テープカットともちまきで祝った。
 木造平屋建て約87平方㍍。西播磨県民局の「県民交流広場事業」の助成第1号となる新築施設で建設費は約1000万円。
 今後は地元住民らが交替で当番し、町並み見学やハイキングに訪れた観光客のもてなしの場として活用。地域の子どもたちの校外学習施設としても役立てるという。
 「災害時をはじめ地域活性化のために利用していきたい」と坂越地区自治会連合会の竹本隆会長(77)。「一人ひとりが“館長”の気持ちで運営してほしい」と話していた。(写真は竣工なった坂越防災交流館)

吉良町とスポーツで友好

20080101kira1  赤穂市と吉良町(愛知県)の親善グラウンドゴルフ大会が12月24日、城南緑地公園で開かれ、約100人がプレーを楽しんだ。
 両市町は平成8年に赤穂市サッカー少年団が吉良町を訪問したのがきっかけに剣道、野球など多種目でスポーツ交流。市民レベルの友好親善を図ってきた。
 グラウンドゴルフは赤穂市が昨年、吉良町は今年で協会設立10周年と活発。同町では事前に選考会を開き、会員約430人の中から派遣選手48人を選抜した。
 両市町それぞれ3人ずつの6人1組にグループ分けして16ホールをプレー。終始和やかな雰囲気でラウンドした。
 吉良町の金田あきのさん(66)は「赤穂のみなさんはとても親切」とにっこり。来年同町で開催予定であることを知り、「1年後に会いましょう」と仲良くなった赤穂のメンバーと“指きりげんまん”するなどすっかり打ち解けていた。
 上位の成績は次のとおり。
 〔個人〕
 ▽男子=①前田健司(赤穂)31②米津義雄(吉良)33③目木正義(赤穂)35▽女子=①神谷すみ子(吉良)34②尾崎みゑ子(同)36③樋口美幸(赤穂)36
 〔団体〕
 ①赤穂市第4(池田達夫、吉田幸子、八木恵美子、目木正義、頭巾しま子、頭巾友紀子)238②赤穂市第1(黒田慶二、染山省三、小川いく子、久野謙一郎、常深幸子、矢野和男)240③吉良町第7(牧咲子、鳥居かよ子、鳥居守男、神谷すみこ、岩瀬一三、石川和一)(写真は両市町の会員らが交流を深めた親善グラウンドゴルフ)

「一年を駆け抜ける」矢野英樹・JC理事長

20080101jc_2  年齢の上下を問わず人付き合いのよい親分肌。会員からの人望も厚く、今年45周年を迎える赤穂青年会議所の舵取りを託された。
 「伝統は大切だが、変化することはもっと大切。今までやりたくてもできなかったようなことをどんどんやっていく」と話すあたりに改革への意欲がにじむ。
 入会11年目。義士祭で人気を博した「天守閣イルミネーション」の発案者でもある。「自分が思いついて計画したことを仲間が支えてくれ、夢を実現できるのがJC」と魅力を語る。
 今年計画している事業も多彩。県の壁を飛び越えて備前、小豆島の青年会議所と行う青少年キャンプ、赤穂への映画ロケ誘致運動、市行政への提言書作成など多くの事業に取り組む予定だ。
 「仕事や趣味とは違った人脈を得られる」ことも青年会議所のメリットに挙げる。OBを含めると120人を超える異業種ネットワーク。「JCに入って自分の世界は格段に広がった。経験、友情、人脈。お金では買えないものがここにはある」と新入会員勧誘にも力を入れる。「まずは実際に体感してほしい」と入会後12カ月間は会費を無料とする会則変更を行い、積極的にメンバーを拡大する方針だ。
 自分で創業した防水工事会社の経営も忙しい毎日だが、「楽しい時間はあっという間に過ぎるから大丈夫」と陽気に笑い飛ばす。「赤穂の表舞台に『赤穂青年会議所』の7文字を輝かせる一年にする。ジェット機のように駆け抜けたい」とやる気を表した。
 愛読書は「忠臣蔵銘々伝」。四十七士全員のフルネームを暗唱できるほどの義士ファンでもある。37歳。(写真は今年一年の抱負を語る矢野英樹理事長)

もちつきで世代交流

Dsc_motituki  恒例の「三世代交流もちつき大会」はこのほど市内14会場で合計約2000人が参加。2㌧を超えるもち米をつき、一人暮らしのお年寄りなど約1700人に配られた。
 塩屋公民館の会場には子どもから大人まで約360人が集合。あいにくの雨で軒下での実施となったが、きねを振り下ろすたびに周囲から「よいしょ!」と威勢のよい声がかかり、初めてもちつきを体験する子どもたちには大人が手を取って教えた。
 出来上がったもちは高齢者大学の絵手紙クラブがデザインした包装紙でくるみ、塩屋小児童の手紙を添えて地域のお年寄りにプレゼントされた。
 もちつきに参加した山崎麻美さん(14)は「地域の人と交流できて楽しかった」。塩屋婦人会の山田和子さん(55)は「若い人は根気がないと思っていたけど、予想以上に一生懸命ついてくれました」と話していた。
 三世代もちつきは地域の結びつきを強めようと20年ほど前から始まり、最近は独居老人の安否確認にも役立っているという。(写真は世代間交流にも役立ったもちつき大会)

2007年12月22日 (土)

2007年赤穂市10大ニュース

 本紙選定の2007年赤穂市10大ニュースは次のとおり。
 12月22日号第2部にカラー特集「記事で振り返る一年」を掲載しております。ぜひご覧ください。当ホームページでも「実際の紙面」でご覧いただけます。

①赤穂市初の住民投票、上郡町との合併断念
②贈収賄容疑で市課長と業者逮捕。10月にも市係長と業者を競売入札妨害容疑で逮捕
③樫本大進氏ら招き「赤穂国際音楽祭」
④赤穂市長選で豆田正明氏が再選
⑤赤穂商工会議所会頭に小西利夫氏
⑥3セク破たん訴訟、北爪元市長らに地裁が賠償命令
⑦学校給食費8年ぶり値上げ
⑧豪ロ市と姉妹都市10周年
⑨「有年原・クルミ遺跡」で弥生時代の遺跡が発見
⑩赤穂城跡公園でハクチョウの5つ子誕生

23日、サンテレビで義士祭特番

20071222gishisai1_2  師走の赤穂を彩った一大イベントをお茶の間に届ける特別番組「元禄絵巻・赤穂義士祭」が12月23日(日)午後12時半から1時にサンテレビで放映される。
 番組レポーターはラジオ人気パーソナリティの谷五郎とタレントの吉田麻衣子。義士祭当日の14日、撮影スタッフとともに早朝から赤穂入りし、呼び物の市中パレードをはじめ赤穂の特産品紹介などをユーモアたっぷりに収録した。
 義士祭の主な模様がお茶の間でゆっくり楽しめると例年、視聴者から好評な同番組。次の地元スポンサーが全面協力している。順不同。
 ▼オオキコーポレーション(赤穂ロイヤルホテル、ミキモト化粧品、サンデパート、赤穂自動車教習所)▼焼塩のミヤザキ食塩工業▼総本家かん川▼赤穂化成▼小西工務店▼地酒の奥藤商事▼栄建築▼ニューオートヤマモトサービス▼かん川本舗▼主婦の店▼サイクルヒット赤穂店▼エクステリア竹内▼坪田興業▼播磨屋▼クラブ忍▼大石神社骨とう市▼大石神社。(写真は収録の一場面)

故人の遺志で市に100万円寄付

20071222kihu  元赤穂市議会議長で市体育協会長も務めた故船曳順蔵氏の遺族が19日、「故人の遺志により、市のスポーツ振興に活用されたい」と市に100万円を寄付した。
 船曳氏は昭和32年の初当選以降、7期28年にわたって市会議員。議長も2度務めた。そのかたわら、赤穂軟式野球協会理事長、市体育協会長を歴任。昭和63年に赤穂で開催された高校総体、忠臣蔵旗少年剣道大会などスポーツの発展に大きく寄与し、先月14日に86歳で亡くなった。
 「スポーツを通じた青少年育成に強い思いを持っていた」と長男・廣海氏。「休みの日になると、城南緑地や千種川河川敷へ少年野球観戦に出かけていた」と生前の思い出を語る。
 市は「遺志を尊重し、大切に使わせていただきたい」と話している。(写真は亡父の遺志により市に寄付金を贈呈する船曳廣海氏㊧)

そば打ちは愛情込めて

20071222soba1  商店街の空き店舗を利用した「熱血! 加里屋くらふと博」が20日、花岳寺通りで行われ、しめ縄、フラワーアレンジメントなどの体験教室が開かれた。
 そば打ち教室には5人が参加。お城通りでそば店を営む水谷晴彦さん(60)の指導で十割そばの手打ちに挑戦した。
 生粉打ちしたそば粉に熱湯を加え、のり状に。鉢でこねて「菊もみ」してから麺棒で薄く延ばす。「やさしく、愛を込めて」(水谷さん)扱うのがコツだという。
 折りたたんだ生地にこま板を当てて包丁でトントン。ちょうど2時間で各参加者とも5人前を打ち上げた。
 そば好きの友人らで参加した高雄の自営業・溝元久子さん(60)は「麺棒で生地を延ばすところが難しかった。60点くらいかな」。(写真はそば打ち教室)

市医師会、次期役員決定

 赤穂市医師会の任期満了にともなう役員改選がこのほど臨時総会で行われ、会長に石川和夫氏(71)=石川眼科院長=を再選した。新役員は次のみなさん。任期はいずれも平成20年4月1日から2年間。○印は新任。
 ▽会長=石川和夫▽副会長=太田洋一▽理事=邉見公雄、黒田和司、古城資久、渡辺節雄、梶原達観、○中村隆彦、○馬場清志、○三木宏志▽監事=西岡望、○田淵誠一▽議長=○堀康郎▽副議長=實光章▽県医代議員=石川和夫、太田洋一▽同予備代議員=黒田和司、堀康郎

2007年12月15日 (土)

「暴力追放功労者」藤野氏に表彰

20071215hujino20071208hujino_2  暴力のない明るいまちづくりに多大な功績があった人を称える「暴力追放功労者」の平成19年表彰がこのほど東京・明治記念館で行われ、赤穂の「暴力団と関係を断つ会」の藤野高之会長(64)に銀章、小西利夫副会長(69)に銅章が吉村博人・警察庁長官から贈られた。同じ団体からの同時受章は稀で、関係者らは「常に暴力追放の先陣を切ってきた赤穂の活動が評価されたもの」と胸を張っている。
 同会は平成4年11月に発足し、今年15周年を迎えた。藤野氏は設立当初から会長として活動の先頭に立ち、暴力追放運動の中核を担ってきた。
 暴力行為に悩む他地域にも情報とノウハウを提供。同14年には同様の活動を行っている県内25の組織・団体に呼びかけ、全国で初めて県レベルの連絡協議会を設立した。今日まで副会長としてリーダーシップを発揮し、“暴力追放運動の先駆者”として全国各地から講演依頼が舞い込む。
 それらの功績で平成14年に暴力追放功労者銅章、同16年に近畿警察局長賞を受けた。
 「暴力は安心して暮らせる社会、安心して仕事や商売ができる街を破壊する」と藤野氏。「市民一人ひとりが暴力を断固拒否する意識をより強く持ってもらえるように今後も尽くしたい」と語り、「今回の受章式で得た人脈を活かして“暴力追放全国サミット”を開きたい」と決意を新たにしていた。(写真右は「赤穂に暴力をはびこらせてはならない」と語る藤野高之氏。同左は吉村博人・警察庁長官=中央=から功績を称えられる藤野氏と小西氏)

赤穂城「光の天守閣」

20071215tensyukakuz  赤穂城跡本丸にイルミネーションで城をかたどった“光の天守閣”が設置。13日と14日の2日間点灯され、大勢の見物客を楽しませた。
 義士祭奉賛行事として赤穂青年会議所(頭巾喜和理事長)が昨年に続き企画。寛文元(1661)年の築城当時、藩財政の事情などで天守閣が作られなかった赤穂城の天守台に建設用足場の鋼管を組み上げ、約1万2000個の電球を配線した。
 昨年より1層増の3層建てで地上約22㍍の高さ。夜空に輝く様子は駅周辺のマンション高層階からも見ることができたという。
 大手門から本丸に至る道筋には「赤穂四十七士」をテーマに市民から公募した作品約400点を灯ろうにして展示。企画運営を担当した未来ビジョン室長の矢野英樹さん(37)は「“わがまち赤穂”への愛着を感じてもらえたのでは」と話していた。(写真は今年も好評だった「光の天守閣」)

宅建協会が市に申入れ

20071215takken  赤穂市所有の土地売却をめぐり、市議が経営する不動産業者への便宜供与疑惑が9月議会などで問題視されたのを受け、兵庫県宅地建物取引業協会西播磨支部は11日、豆田正明市長に対し、公平で公正な市有地売却を求める「申入れ」を行った。
 申入れの要因は、中広字島田で土地開発に着手している不動産会社S社に対し、市が昨年12月に「承諾書」を交付したことに端を発する。S社の経営者は当時副議長だった市会議員のI氏。「承諾書交付は同社への便宜供与では」との疑惑が議会で指摘され、今年10月の臨時市会では、「議会を混乱させた責任を取る」としてI議員が議会活性化検討協議会の委員長を辞任、豆田市長が謝罪するという事態になった。
 同支部は「申し入れ書」で、「赤穂市が交付した譲渡承諾書で地権者の正当な権利が阻害されたことは、はなはだ遺憾」とし、「当該市有地の譲渡にあたっては市民、市職員に誤解を与えないように公平・公正な立場で対応を」と公募または組合施行による区画整理事業への売却の検討を求めた。
 須田聖喜副支部長ら同支部役員は「承諾書をめぐる市長とI議員の行為はインサイダー取引と言われても仕方のないもの」と非難した上で、「もし、市がだまされたというのなら、業者を刑事告発すべきだ」と考えを述べ、市は「市有地売却を公正、公平に行うべきことは当然。申入れについてはよく検討したい」と答えた。
 同支部は西播磨の不動産業者約180社が登録。I議員経営のS社も加盟している。(写真は「申し入れ書」を手渡す宅建協会西播磨支部役員)

新理事長に矢野英樹氏赤穂JC

20071201jc  赤穂青年会議所(JC)はこのほど2008年度役員を決定。理事長に矢野英樹氏(37)=矢野防水工業=を選出した。
 任期は1月1日から1年間。新役員は次のみなさん。敬称略。◎は委員長と室長、○は副委員長と指定委員。
 ▽理事長=矢野英樹▽直前理事長=頭巾喜和▽副理事長=広島秀紀、布袋昌吾、横山淳平▽専務理事=寺田眞康▽監事=萩原裕三、金谷由佳子▽顧問=川﨑健二▽総務広報委員会=◎清水隆雄○井上大地▽行政提案室=◎小林正樹○田辺尚也▽絆創造委員会=◎水野香保里▽実行力強化委員会=◎岩佐良平○関鎮明○橋本浩一▽わが町活性化委員会=◎山本慎吾○平林喜文▽45周年委員会=◎山本昌紀○大岩雅美○小野克拓▽会員拡大委員会=◎山下博○中村弘▽会員交流委員会=◎米口彰○桶口操成。(写真は理事長に選ばれた矢野英樹氏)

「夢風船」に返信

20071215nishi  創立30周年を記念してメッセージ付きの風船を放った赤穂西小学校(田川英生校長)の児童に、手紙を拾った人たちからの返事が届いた。差出人のほとんどは泉南郡熊取町など学校から直線距離にして100㌔以上離れた大阪府南部。子どもたちは「そんなに遠くまで飛ぶと思ってなかった」と驚きとうれしさを感じている。
 風船を飛ばしたのは先月23日。周年式典の記念行事として、ひもの先に児童のメッセージとヒマワリの種をくくりつけた“夢風船”約280個を空に放った。
 最初に返事が来たのは4日後の11月27日。将来の夢を書いて送った6年生の白岩義也君に宛てて堺市の39歳女性から「夢が叶うといいね!」と手紙が着いた。
 その翌日以降もはがきや封書が到着。電話もかけてくれた人もあった。
 岸和田市の女性から返事をもらった3年生の小林将大君は「来年の夏にはひまわりの花が咲いてくれるように種をまきますね」の文面に感激。児童らはお礼の手紙を送る予定で、2年生の上田睦さんは「花が咲いたら写真を送って―とお願いしたいな」と手紙を大事そうに手に持っていた。(写真は届いた手紙を読む児童)

適正な量とバランスの食生活を

20071215tonyo1  実際にバイキング料理を楽しみつつ、糖尿病治療に効果的な食事療法を学ぶユニークな勉強会が8日、赤穂市民病院3階講義室で開かれ、約50人が参加した。
 同病院が随時実施している糖尿病教室の50回目。普段とは趣向を変えて「本日開店!バイキングレストラン」と題し、鶏肉のから揚げ、オムレツ、鮭の塩焼きなどデザートを含めて17品を大皿で用意。適正な栄養バランスで過不足のないカロリー摂取に挑戦した。
 参加者は簡単にカロリー計算できる食品交換表を使い、取り皿に盛り付けた食事のエネルギー量を計算。栄養士のアドバイスで必要量を超過している場合は量を減らし、他の料理と交換するなど自分の体に合った食事内容に調えた。
 血糖値が気になって同教室に初参加した鷆和の丸尾寿美さん(69)は「今までは好きなものを好きなだけ食べていたけれど、これからは気をつけないと」と苦笑い。糖尿病治療中の参加者からは「どれだけ食べていいのか不安でバイキングには行かないようにしていた。これで自信がついた」とも。
 管理栄養士の小林千代美さんは「忘年会など外食機会が増えてカロリー摂取量をコントロールしづらい季節。コツをつかんで楽しい食生活を送って」と話していた。(写真はバランスと量に注意して実践した糖尿病教室)

忠臣蔵検定55人が合格

20071215kentei  今月2日に赤穂義士会が実施した「赤穂『忠臣蔵』検定」の結果がこのほど発表され、受験者73人中55人が合格した。
 12日に市役所第2庁舎で行われた合格証贈呈式には合格者のうち28人が出席。宮本邦夫教育長から証書と合格記念章などが贈られた。
 最年少合格者の塩屋小5年、八家宏太君(11)は「歴史も忠臣蔵も好き。自信はあった」と堂々の合格。ただ一人100点満点だった加里屋南の会社員、箱根直意さん(52)は「今後より一層、義士のことを深く学びたいですね」と顔をほころばせた。
 検定は来年も行われる予定。(写真は忠臣蔵検定の合格証贈呈式)

「山陽道で事故」想定して救護訓練

20071208kunren  高速道路での大規模事故を想定した災害訓練が11月29日、赤穂市民病院で行われた。
 「山陽道下りで大型観光バスと普通自動車5台が衝突し、うち1台が炎上」という設定で病院職員、消防署員など約90人が参加した。
 消防からの患者受け入れ要請に応じ、同病院に救護本部を設置。「地域災害救急医療マニュアル」に基づいて各職員を招集し、態勢を整えた。
 相生看護専門学校の学生扮する“負傷者” が次々と救急車で運び込まれ、看護師らが「痛いところはないですか」など問診。負傷レベルに応じて治療の優先度を見極めるトリアージ判定を行った。
 同病院の訓練は阪神淡路大震災以降、大規模災害対応の重要性が高まったことから、平成10年から毎年実施。今年はトリアージ票の正確な記入を課題に行った。
 訓練を監修した災害医療コーディネーターの曲渕達雄副院長は「昨年よりも各部署との連携が取れておりスムーズだった」と評価していた。
 同病院は西播磨西部区域で唯一の災害拠点病院に指定されている。(写真は本番さながらに行われた災害訓練)

バザー収益で保育所に鉄棒

20071215kanden  子どもたちにのびのび遊んでもらおうと、ボランティア団体「あこうさくらの会」(向浜慎哉会長)が11日、子ども用鉄棒を赤穂保育所に贈呈した。
 同会は関西電力赤穂発電所の従業員を中心に約30人。今春の「さくらまつり」で実施したガレージセールの収益金に同発電所が同額を支援し、寄贈する鉄棒を購入した。
 贈られた鉄棒は高さ約1㍍、幅約1・8㍍。地面に支柱を固定する必要がない移動式のため、好きな場所に動かして使用できる。
 園児らは贈られた鉄棒でさっそく元気に逆上がり。小國佐栄子所長(54)は「前から欲しかった鉄棒がいただけてありがたい。元気に遊んでほしい」と喜んでいた。(写真は贈られた鉄棒で遊ぶ子どもたち)

坂越公民館の増改築が竣工

20071215kominkan  利便性向上などを目的に今年5月に着工した坂越公民館の増改築工事がこのほど完了、8日に竣工式が催された。
 昭和54年にできた同公民館は地域住民の文化活動の場として使われてきたが、機能性向上を求める利用者の声と一部老朽化による雨漏りもあり、数年前から地元住民らが「坂越公民館改修検討委員会」を設置して市に要望を出していた。
 工事では、もともとあった本館を全館バリアフリーに改修した。2階にあった調理室を1階に移して倍の面積を確保。男女別トイレを設置するなど利用者ニーズに応じた。
 さらに、本館北側に150人収容の大会議室を備えた鉄骨造り平屋建ての新館を増築。駐車スペースを約30台分に拡大した。総工費は約6400万円。
 竣工式には来賓と地域住民ら約300人が集まり、坂越地区自治会連合会の竹本隆会長(76)が「まちづくりの拠点となることを期待している」とあいさつ。セレモニーと餅まきで完成を祝った。
 新家義行館長は「地域の教育、文化の向上に貢献できるようにがんばりたい」と話していた。(写真は新装なった坂越公民館)

2007年12月14日 (金)

赤穂義士祭に8万人

20071214gishisai220071214gishisai  時を越え、語り継がれるドラマがある―。師走の一大イベント「第104回赤穂義士祭」が14日に開催。討ち入り装束の四十七士や「義士娘」などがパレードし、華麗な元禄絵巻が沿道につめかけた約8万人の観客(主催者発表)を魅了した。(写真左はパレードを終え、鏡開きを行う出演者。同右は人力車でスターパレードに登場した俳優の藤田まことさん)

2007年12月10日 (月)

今年は3層建て「光の天守閣」

20071210tensyukaku  赤穂城跡本丸にイルミネーションで城をかたどった“光の天守閣”が設置。義士祭奉賛イベントとして13日と14日の夜に点灯される。
 赤穂青年会議所(頭巾喜和理事長)が昨年に続き企画。寛文元(1661)年の築城当時、藩財政の事情などで天守閣が作られなかった赤穂城の天守台に建設用足場の鋼管を組み上げ、約1万2000個の電球を配線した。
 昨年より1層増の3層建てで地上約22㍍の高さ。試験点灯したところ、駅周辺のマンション高層階からも輝きを見ることができたという。
 大手門から本丸に至る道筋には「赤穂四十七士」をテーマに市民から公募した作品約400点を灯ろうにして展示。企画運営を担当した未来ビジョン室長の矢野英樹さん(37)は「一人でも多くの人に見に来てほしい。“わがまち赤穂”への愛着を感じてもらえれば」と話している。(写真は今年も注目の“光の天守閣”)

2007年12月 8日 (土)

木山正規氏に「剣道功労賞」

20071208kiyama  剣道の普及振興に多大な貢献があったとして、兵庫県剣道連盟会長の木山正規さん(82)=元町、元赤穂市教育長=に全日本剣道連盟から「剣道功労賞」がこのほど贈られた。今年度の受賞者は全国でわずか7人。木山さんは「身に余る栄誉。盛り立ててくれた周囲のみなさんのおかげ」と喜びを語っている。
 木山さんは旧兵庫師範学校(現神戸大)卒業後、教職に就き、昭和51年から中学校長。その後、市教育長を12年間務めた。同63年に市剣道連盟会長になり、地元開催の全国高校総体を成功。平成8年からは県剣道連盟の会長として重責を担っている。
 選手としても昭和35年に県代表として出場した全国都道府県大会で優勝。国体、全国教職員大会などで数々の入賞歴を誇る。
 同賞は平成7年に創設され、県下の受賞は木山さんが初めて。昭和63年の文部大臣表彰、平成9年の勲五等双光旭日章に続く栄誉となった。
 木山氏が剣道を始めたのは小学4年生のとき。「本当は野球をやりたかった」が剣道の指導者だった父の勧めでバットではなく竹刀を握った。旧制赤穂中でも剣道部に入り、今なお「人生の恩師」と慕う永田健太郎先生から基本をみっちり叩き込まれた。「帰宅すると玄関先でそのまま倒れ込むほどの猛稽古だった」と述懐する。
 戦後、GHQの禁止策で剣道から離れざるを得なかった時期もあったが、30歳のころ「義士のまちに生まれ育った者として生涯剣の道を歩もう」と決心。剣道のすばらしさを後輩に伝えることに使命感をもって取り組んできた。
 傘寿を過ぎた今も5月の「全日本剣道演武大会」には毎年出場。「剣道で心身を鍛えることができ、すばらしい先輩や後輩に巡り合えた」と木山さん。「尊敬する永田先生のように90歳を過ぎても道場に立つことが目標」とかくしゃくとしていた。
 なお、県剣道連盟副会長の榊努さん(79)=上仮屋南=も「剣道有功賞」を受賞した。(写真は「これからも剣道の普及発展にがんばりたい」と語る木山正規さん)

「忠臣蔵」検定に75人挑戦

20071208gishikentei  赤穂義士会主催「赤穂『忠臣蔵』検定」が2日、関西福祉大で行われ、10歳から78歳までの75人が合格目指して受験した。
 「忠臣蔵についての理解と認識を深めてもらおう」と今年初めて実施。受験者のうち市内在住は約半数で京都、福岡など県外からの参加もあった。
 「刃傷事件が起こったのは何の廊下?」「吉良上野介の長男は?」など義士の人数に因んで47問が出題。受験者らは真剣な表情で問題をにらみ、回答用紙に筆記用具を走らせていた。
 忠臣蔵ファンで10度目の来穂という広島県三原市の大学院生、山崎愛一郎さん(23)は「義士に敬意を表したかった」と紋付はかまで受験。「参考書を何度も読んで予習した。受かればうれしい」と合格を願っていた。
 検定は100点満点で80点以上なら合格。合格者には詔書と特製金バッジが授与される。来年も実施される予定。(写真は小学生も受験した忠臣蔵検定)

不服申立て請求を棄却

 市の公共事業に絡む汚職事件で懲戒免職となった元市課長が処分の取り消しを求めた不服申立てについて、赤穂市公平委員会(溝田忍委員長)は4日、請求を棄却する裁決を発表した。
 同委員会は、争点となった聴聞機会の有無について、「処分前に聴聞の機会を与えていないとまでは言えない」と判断。贈賄側の刑の確定に基づいた懲戒処分を「事実誤認とは言えない」とし、「違法、不当な処分で速やかに取り消すべき」との元課長側の主張を退けた。

江戸から赤穂へ絆ラン

20071208kizunarun  赤穂義士祭までのゴールを目指し、落語家の三遊亭楽松さん(43)が東京-赤穂間の長距離マラソンに挑戦している。2日に東京都墨田区両国の吉良邸跡を出発。約700㌔の道のりを走り通し、13日に赤穂へ到着する予定だ。
 円楽一門会の楽松さんは三遊亭鳳楽の一番弟子。芸を磨くかたわら、広島-長崎間を走るピースランを毎年行うなど“走る落語家”と呼ばれている。
 「江戸―播州赤穂160里 忠臣蔵-絆-ラン」と銘打った今回のチャレンジは、義士ファンでもある楽松さんが「義士祭をPRしながら東京から赤穂まで走りたい」と発案した。
 2日午前10時に吉良邸跡の本所松坂町公園をスタート。義士が眠る泉岳寺に参拝し、完走を誓った。1日70㌔前後を目標に東海道をひた走り、夜はカプセルホテルやサウナで仮眠。途中、JR神戸駅、姫路駅などで義士祭のPRキャンペーンも行い、12日間かけて赤穂を目指す。
 「主従、親子、夫婦などさまざまな絆が描かれているところがすばらしい」と忠臣蔵の魅力を語る楽松さん。多くの友人、知人らのサポートを受けての挑戦で、「自分にとっても人との絆を再確認する機会にしたい」。
 順調に進めば、13日(木)に大石神社にゴール。豆田正明市長も出席し、午前11時から完走セレモニーを行う。実行委員会世話人代表の富田喜一郎さん=東有年=は「できるだけにぎやかに出迎えてあげて」と市民の参加を呼びかけている。
 この取り組みは楽松さんのボランティアで行われており、同実行委員会はカンパを募っている。受付口座は「みなと銀行赤穂支店普通466-3778691、キズナラン富田喜一郎」。(写真は義士はっぴを着て吉良邸跡を元気に出発した三遊亭楽松さん=加里屋さろん.com提供)

義士だるまで大願成就

20071208daruma  義士だるまで大願成就=加里屋お城通りの「たでのはな美術館」に討ち入り装束をデザインした「義士だるま」が飾られ、来館者の目を引いている。
 通常は赤く塗られる部分を黒色に塗装。襟にあたる部分には「大石内蔵助」など義士の名前も書かれている。
 「本懐を遂げた義士と開運だるまの共通点、すなわち大願成就をイメージして作りました」と館主の佐野正幸さん(67)=元塩町=。内蔵助、主税と大高源五ら子年生まれの義士4人の計6体を特製。眉やひげの形は一体ずつ異なり、義士それぞれの個性を表している。
 作品を見た人は、「黒いだるまは印象的。どんな願い事もかないそう」と足を止めて観賞していた。
 同館では義士を題材にした浮世絵展を開催中。「浮世絵忠臣蔵Ⅲ」と題し、歌川国芳、葛飾北斎など33点を展示。
 午前10時~午後5時。火曜休館。入館料は中学生以上200円。問合せは℡090・3496・4282。(写真はユニークな「義士だるま」)

年末特別警戒発隊式

20071208hattai3  安全で安心な年の瀬を迎えようと、赤穂署でこのほど年末特別警戒発隊式が行われた。
 整列した署員に対し、岡田正則署長は「署員一丸となり、赤穂を日本一安全なまちにするという意気込みで街頭活動を」と訓示。署員を代表して田中琢也巡査(27)が「赤穂5万2千市民の熱い願いを心に刻み、全力を尽くします」と決意表明した。
 発隊式には、赤穂幼稚園の年長組園児約50人が招待され、「きょうからのパトロール、がんばってください」とかわいいダンスと歌で署員を激励。署員らは「子どもたちの笑顔を守るためにも」と奮起していた。(写真は園児らの声援を受けてパトロールに出発するパトカー)

ゆとり運転で事故のない年の瀬を

20071208koutsuanzen  年末の交通事故防止運動が始まった1日、市内のスーパーで街頭キャンペーンが行われ、買い物客にシートベルト着用や飲酒運転根絶などを呼びかけた。
 警察、市役所、交通安全協会など約60人が啓発ちらしとグッズ600セットを配布。横断幕とのぼりを掲げ、交通事故防止を訴えた。
 赤穂署調べでは、今年になって11月末までに市内で発生した交通事故は1243件(昨年同時期1441件)と減少したものの、死者数は2人増の6人。同署は「気忙しい時期だが気持ちにゆとりを持って安全運転を」と話している。(写真は交通安全を呼びかけた街頭キャンペーン)

中学生とお年寄りが太鼓で交流

20071208ikishima  坂越中生徒が校区内のデイサービスセンター「いきしま」をこのほど慰問。利用者約40人に和太鼓の演奏を聞かせた。
 慰問したのは和太鼓部員と有志18人。背中に「一心太鼓」と染め抜いた揃いの衣装で登場し、3曲続けて演奏。建物全体に響くような太鼓の音を打ち鳴らした。
 慰問4年目で、今年初めてハンドベル演奏も披露。澄んだ音色で「みかんの花咲く丘」を演奏すると、利用者も「みーかんーのはーながーさーいてーいるー」と口ずさんだ。
 利用者は生徒から借りたバチで太鼓をたたいてみるなど楽しい時間を過ごした。(写真は和太鼓を慰問演奏する坂越中のみなさん)

2007年12月 1日 (土)

赤穂西小、30周年で夢風船

20071201nishi  市政施行後初の新設小学校として昭和53年に開校した赤穂西小学校(田川英生校長、児童数120人)で11月23日、創立30周年記念式典が行われ、児童と関係者らが節目を祝った。
 歴代の校長、PTA会長らを招いて体育館で行われた式典は児童による「西風太鼓」で幕開け。来賓としてあいさつした建設促進協議会の川端忍会長は、新校舎建設中の同51年に台風17号で裏山が崩れた逸話を披露。基礎部分が埋没しながらも地域住民の協力で開校にこぎつけた思い出を紹介した。
 スライドで30年の歴史を振り返り、運動場では開校時にならって児童の手紙とヒマワリの種をつけた“夢風船”約280個を大空へ。色とりどりの風船が青空に吸い込まれるように舞い上がった。
 5年生の松田祐君(11)は「この種できれいな花を咲かせてください」とメッセージ。開校当時、小学4年生だったPTA役員の田渕潤さん(39)=鷆和=は「30年前、飛ばした風船を拾ってくれた京都の人から電話をもらったのを思い出しました」と懐かしんでいた。(写真は夢風船で祝った赤穂西小学校の創立30周年記念行事)

吹奏楽団定期演奏会

20071201suisogaku  市内のアマチュア演奏家が集う赤穂市吹奏楽団の第2回定期演奏会がきょう12月1日(土)、市文化会館(ハーモニーホール)で行われる。会場は昨年の小ホールから念願の大ホールへ。「中身もスケールアップした演奏を」と飛躍を誓っている。
 同楽団は昨年3月、団長の会社員大和聡さん(34)=加里屋=が中学時代のブラスバンド仲間を中心に声をかけて発足。昨年の記念すべき第1回定期演奏会は満席の大盛況で、その後団員も32人に増えた。
 メンバーのほとんどは社会人。仕事や家庭との両立に苦労しながらも、時間をやりくりして週2日の練習に集まる。本番1週間前の先月23日からは相生・羅漢の里キャンプ場で2泊3日の特別練習を行い、技術と士気を高めた。
 「今年は動きも取り入れたステージにしたい」と大和団長。クラシックからポップス、演歌まで50曲近いレパートリーの中から親しみやすい8曲を選んだ。相生、夢前など近隣楽団の客演奏者を含めて総勢約50人で迫力ある演奏を披露する。
 「演奏を通じてみんなとのつながりを感じる」と吹奏楽の魅力を語る山手町の主婦大鹿香里さん(32)。「去年は勢いだけで演奏した。聞いている人にもっと楽しんでもらえるように」と練習の成果を出し切るつもり。
 今年10月に入団したばかりの鷆和の主婦杉本直子さん(18)は「いろんな人といっしょにがんばれることが幸せ」とすでに溶け込んだようす。「失敗しないように落ち着いて」と気持ちを集中させていた。
 午後1時半開場、同2時開演。入場無料。問合せは同楽団事務局℡090-5891-1592。(写真は定期演奏会に向けて練習する赤穂市吹奏楽団)

「明神木神社」竣工式

20071201myoujinki  江戸時代の文献「播磨鑑」に登場する古社では、と地元で言い伝えられている尾崎の「明神木神社」が移転再建。「一乗院海浜大明神」と名付けられ、11月26日に落成を祝う竣工式が行われた。
 地域の人たちの話によると、同神社は大正末期に移転されるまでは現在の田中町自治会倉庫(旧明神木駐在所)の東側あたりにあった。祠の隣に住んでいた泉与三郎さん(故人)が何らかの理由で撤去されたご神体を哀れみ、転居先に持ち帰ったといわれている。以来、息子の正さん夫妻が遺志を継ぎ、護り続けていた。
 しかし、通りから奥まった場所にあることから普段人目に触れることはなく、子どものころに古老から「あの祭神は高貴なお方。大切にしないとばちが当たるぞ」と何度も聞かされたという元田中町自治会長の片上繁夫さん(80)が泉さんと再建を相談。片上さんが所有する県道周世尾崎線沿いの土地に祠を新築移転することにした。
 竣工式は地域住民約50人が見守る中、塩屋の蓮岳寺から招いた導師が読経。参列者が新調された赤い鳥居をくぐり、銅板葺きの真新しい祠に玉串を捧げた。
 「自分の目の黒いうちに再建を」との永年の思いから願主を引き受けた片上さんは「自分にとって一生の仕事と思っていた」と感慨ひとしお。近くに住む大森英子さん(75)は「明神木地番に暮らす者として大切におまつりしていきたい」と話していた。(写真は県道沿いに場所を移して再建された「明神木神社」。中央であいさつしているのが片上繁夫さん)

ハンドサイクルで日本一周

20071201nihonissyu  二分脊椎という下半身障害を持つ尼崎市食満の会社員神原史直さん(39)が手こぎ自転車(ハンドサイクル)での日本一周を目指して11月23日、赤穂市内を通過した。難所の高取峠も無事にクリア。「あきらめなければ何とかなる、ということを少しでもたくさんの人にわかってもらえれば」と岡山方面に向けて元気に駆け抜けた。
 神原さんは生まれつき腰から下の感覚がほとんどなかった。両親は医者から「この子は20歳までしか生きられませんので、いい思い出を残してあげてください」と寿命を宣告されたという。
 成人になったとき、「夜寝るときは『明朝、目を覚ましてくれるだろうか』、朝起きたときには『きょうも一日生きてくれた』と涙を流した毎日だった」と両親から聞かされた神原さん。「たとえ明日がなくなっても悔いのない人生を送ろう」と考えるようになった。
 「やる気があれば工夫次第で何でもできる」が信条。2段の合気道をはじめ、スキューバダイビング、チェアスキーなどスポーツ歴は多彩で、アーチェリーは全国障害者大会で2度の優勝を誇る。
 ハンドサイクルと出会ったのは今年4月。アーチェリーの指導員から「上半身を鍛えるおもしろいものがある」と勧められた。
 ハンドル部分を前方向に回転させることによって進む三輪タイプのハンドサイクルは上半身だけで動かすことができる。試走するうちに以前からの夢だった「日本一周」への気持ちがふくらんだ。
 週2日のペースで1日20㌔の走行練習を重ね、9月には待望の愛車を購入。「風のように走れ」との思いを込めて「Vento(イタリア語で風)号」と名付け、10月19日に自宅を起点に日本一周をスタートした。
 年間約50日ある会社の休みを利用。前回到達した地点までは電車などで向かい、宅配便で送っておいた愛車で走る。目的地に到着すると一旦自宅に戻り、次の休日にまたそこから旅を再開する。1日70㌔を目標に全行程約1万600㌔を「早くて3年、遅くて4~5年」で走破する計画だ。
 この日は旅開始から通算3日目。前回の到着点だった相生の「白龍城」を日の出とともに出発。「越せるかどうか」と懸案だった高取峠を乗り越え、途中、「息継ぎ井戸」に立ち寄った。
 「赤穂義士が苦難を乗り越えて大願成就したように、僕も最後まであきらめずに走り通したい」と神原さん。今も身体のあちこちを激痛が襲う後遺症と闘う日々だが、「支えてくれた両親、周りの方々へのご恩返しであり、自分自身への挑戦でもある。必ずやり遂げて何かをつかみたい」と心を奮い立たせていた。
 神原さんは旅の様子を自身のブログで公開している。http://kobutarow.cocolog-nifty.com/
(写真は愛車「Vento号」で日本一周に挑戦中の神原史直さん)

ミシュラン東京に赤穂出身シェフの店

 傑出したレストラン・ホテルを紹介する「ミシュランガイド東京2008」に赤穂出身のシェフが経営するレストランが「1つ星」に格付けされ、話題になっている。
 銀座6丁目のフランス料理店「NARUKAMI」。オーナーシェフの鳴神正量さん(36)=赤穂中、上郡高出=は料理専門学校を卒業後、加里屋の「さくらぐみ」で3年間勤めた。東京のフランス料理店を経て27歳で単身渡欧し、3つ星レストラン「メゾン・ド・トロワグロ」で修業。帰国して間もなく頭角を現し、“フレンチの急先鋒”と注目を集め、平成15年8月、名店がひしめく一等地に約26坪の店舗を借りて独立した。
 赤穂から取り寄せる新鮮な魚介類などを素材にした料理で舌の肥えた客を魅了。「ミシュランガイド」では、「食材業者との付き合いを大切にし、土地の産物に敬意を払っている」「和の発想がある個性あるフレンチ」と、「1つ星」(そのカテゴリーで特に美味しい料理)を獲得した。
 掲載店が発表された日には知人や常連客からの祝福の電話が鳴り止まなかった。新規予約もかなり増えたが、「これまでのお客様を大切にしたい」と鳴神さん。「あくまでもマイペースで」と料理に対する姿勢は変わらない。
 「ミシュランガイド」は、フランスのタイヤメーカーが1900年に創刊したドライバー向けガイドブックで、これまでパリ、ドイツ、ニューヨークなど21の国と都市で発行。料理店を星印の数(1~3つ)で格付けするのが特徴で、匿名調査員が合議によって決定する評価は毎年更新される。
 アジアの都市で初めて創刊された東京版は先月22日に発売。150店が掲載され、そのうち最高評価の「3つ星」はわずか8店だった。(写真は「いずれは故郷で店を持ちたい」と話す鳴神正量さん)

学生が福祉体験学習を指導

 新田の関西福祉大学で2日、中学生対象の福祉体験学習が行われ、同大の学生16人が指導ボランティアを務めた。
 同大学は、若い世代に福祉や看護に対する理解を深めてもらおうと、中学生、高校生を対象にした福祉体験学習を受け入れている。「人に教えることによってさらに自分の意識を高めよう」と学生がボランティアで指導に参加。指導方法や進め方についても担当教員のアドバイスを受け、学生たちが話し合って考えているという。
 この日は岡山県玉野市立荘内中学校の1年生約160人が受講した。車椅子やアイマスクを使って高齢者、障害者の立場を体験。2人1組で介助する側とされる側を交替で行い、両方の視点を養った。
 参加した生徒は「車椅子は単に押してあげればいいと思っていた。介助の奥深さを知ることができた」「もし、介護することがあったら、相手の立場になってしてあげたい」などとそれぞれ気付きを得たようす。
 指導ボランティアを担当した社会福祉学部3回生の田宮啓治さん(21)は「人に教えることは自分たちにとってもいい経験になりました」と感想を話していた。
 主催した同大学附属地域センターは「今後も積極的に体験学習を受け入れていきたい」としている。問合せは同センター℡46・2508。(写真は大学生が指導した関西福祉大の福祉体験学習)

「義士娘」が各地で義士祭をPR

20071124kanko  赤穂市最大の観光イベントへの来客増を図ろうと、赤穂観光協会のキャラバン隊が名古屋、大阪などをこのほど訪問。12月14日に行われる「第104回赤穂義士祭」をPRした。
 キャラバンは11月1日から16日にかけて実施。釣船沙耶香さん(22)ら「義士娘」と協会、市の職員ら7~8人が金沢、松山など6都市を巡り、観光マップ、塩の小袋などが入ったPRグッズを駅ターミナルで配布した。
 駅でのPR活動に加え、ご当地の主要な旅行代理店、新聞社を表敬訪問。各新聞に義士祭の紹介記事が掲載された。観光協会の松田広之事務局長は「手応えは上々。当日は大勢のお客様をお出迎えしたい」とキャラバン効果を期待している。(写真は各地で観光PRを行った義士娘)

有年でウォーキングイベント

20071201shibura  豊かな自然の中、史跡を巡る「しぶらの里ウォーキング」が25日、有年公民館を発着点に開催され、約150人が晩秋の播磨路を歩いた。
 有年地区では「しぶら(彼岸花)の里」をテーマに地域おこしに取り組み、ウォーキングイベントは今年で3回目。参勤交代の大名行列も通った旧街道を含む東西2つのコースで実施し、ゴール会場では歩き終えた参加者に芋煮をふるまった。
 市内はもとより姫路、日生からも参加。赤や黄に色づいた山肌を眺めながら随所にある遺跡や名所を巡り、ボランティアガイドの説明に耳を傾けた。
 当日は秋晴れの穏やかな一日。友人と参加した大津の武田都さん(69)はおよそ10㌔のコースを約3時間かけてゆっくりゴール。「紅葉がきれいでした」とお茶でのどを潤していた。(写真は有年で開催された「しぶらの里ウォーキング」)

登下校、留守番を安全に

20071201osaki  プロの警備員に犯罪から身を守る方法を学ぶ「あんしん教室」が尾崎小学校(木曽文人校長、児童数484人)で行われ、全児童が登下校、留守番時の防犯について教わった。
 勤務先の警備会社で防犯コンサルタントの資格を持つ同校PTA会長の末岡新太郎さん(43)と同僚3人が講師として来校。11月26日から3日間かけて1クラスずつ順番に教室を開いた。
 学年に応じて3段階の講習プログラムを用意。低学年には防犯ブザーの使い方など、中学年には留守番中に不審電話がかかってきた場合の応対方法を指導した。
 11月20日と21日には保護者向け教室を開催。来年1月に教職員対象の防犯訓練も行う予定。木曽校長は「少人数制でしっかり教えてもらえた。児童の防犯意識を高めるのに役立った」と話していた。(写真は尾崎小で行われた「あんしん教室」)

地域を守る熱意は同じ

20071201bouhan  住民主体の安全活動に実績がある三木市口吉川町の防犯グループがこのほど来穂し、塩屋地区防犯委員会と交流研修会を行った。
 同町では、神戸連続児童殺傷事件が起こった平成9年に三木市内では初となる「生活安全活動推進協議会」を結成。年1回、他自治体での取り組みを参考にしようと県下の地域を研修訪問しており、この日は岩﨑孝夫会長(63)をはじめメンバー20人が参加した。
 研修会は塩屋公民館で行われ、両団体が活動実績を発表。組織のあり方や活動費用の捻出などについて意見交換し、「自分たちでできることは自分たちでやっていく心構えが大切」との考えで一致した。
 交流研修を受け入れた塩屋地区防犯委員会の島田裕弘委員長(60)は「口吉川町のみなさんの熱心さが伝わり、励みになった」と成果を話していた。(写真は活発な意見が出た交流研修会)

みんなの生活展

 「みんなで築こう身近な安全・安心!」をテーマに第32回「みんなの生活展」(赤穂市消費者協会など主催)が12月5日(水)・6日(木)に赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で開かれる。
 食、環境、リサイクルなどをテーマにパネル展示。靴、傘、刃物の修理再生、米食拡大のちらし寿司試食、余り布を使った干支マスコット作りなど各種コーナーを設ける。両日とも午前10時~正午、栄養士による栄養指導を行う。
 展示室で午前10時~午後3時半(6日は3時で終了)。ペットボトル3本以上持参した人には花苗をプレゼントする。

2007年11月24日 (土)

テキスタイルコンで優勝

20071124teramura  布地制作の技術とデザインを競う「ジャパン・テキスタイル・コンテスト2007」の受賞者がこのほど発表され、赤穂出身の多摩美術大2年生、寺村幸子さん(21)が「学生大賞」を受賞した。 寺村さんは尾崎生まれ。赤穂高から同大生産デザイン学科に進学。テキスタイルを専攻している。 同コンテストは「次代のテキスタイル(織物・布地)産業を担う人材の発掘・育成」を目的に平成3年から実施され、昨年から学生の部が創設された。寺村さんはインターネットでコンテストを知り、初めて応募した。 受賞作は白いナイロン生地を赤やピンクの羊毛と一緒に熱湯につけ、色を染み込ませたもの。収縮した生地の表面は約3~5㌢の穴が無数に生まれ、まるでタコの吸盤のよう。「オクトパス・ガーデン(蛸の庭)」と名付けた作品は審査員から「海底のカラフルな美しさが目前に広がってくるような作品。発想は若々しく、到達したところは広く深い」と賛辞をもらった。 「ポツポツと穴が空いたような、不思議なソファーカバー」を思い浮かべながら素材と技法を選んだ。大学で出される「半端じゃない数」の課題に追われる中、「リラックスして制作を楽しんだ」という作品が大賞に輝いた。 「賞をもらえるとは思ってなかった。やればできるのかな―と少し自信になった」と寺村さん。賞金20万円の使い道を尋ねると、「半分は貯金して、もう半分でミシンを買いたい」と声が弾んだ。(写真は受賞作と寺村幸子さん)

暴力追放への誓い新たに

20071124boryoku20071124keisatu   平成19年度暴力追放・地域安全赤穂市民大会は21日、市文化会館で開催。関係機関及び団体など約500人が参加し、犯罪や事故のない社会実現に向けた連携を誓った。
 主催者を代表し、赤穂市の明石元秀副市長は「市としては今年6月に“赤穂みまわり隊”を発足しパトロールを強化している。今後も警察、家庭、地域、行政が一体となり、安全・安心を一層推進したい」とあいさつ。
 続いて、今年15周年を迎えた「暴力団と関係を断つ会」の藤野高之会長が「最近、暴力団が市内のビルを購入し、組事務所としか思えない状況になっている」と問題を指摘。「勇気をもって事務所使用差し止めの協議会立ち上げを」と呼びかけ、岡田正則・赤穂署長が「赤穂は義士のまち。“主君”である市民のため、悪に厳しく立ち向かっていく」と決意を述べた。
 参加者を代表し、赤穂市連合婦人会の濱嵜芙蓉子会長が暴力団解散要求や暴走族追放を盛り込んだ大会宣言を高らかに読み上げた。
 席上、各功労者表彰も行われた。表彰を受けたのは次のみなさん。
 〔赤穂の警察官賞〕
 ▽西山昇警部補(刑事課)▽小南正明警部補(交通課)
 〔暴力団と関係を断つ会功労者〕
 ▽周廣光(観光分会)▽神崎文男(企業分会)▽武田明(企業第二分会)▽中川芳(飲食店分会)▽虎津禎一(喫茶店分会)(写真右は暴力追放への連携を誓った市民大会。同左は「赤穂の警察官賞」を贈られた西山昇警部補㊨と小南正明警部補)

裁判員制度を体験する模擬裁判

 2年後までに導入される裁判員制度について理解を深めようと、市民参加型セミナー「体験! 実感! 裁判員って何するの?」が12月1日(土)、赤穂市民会館で開催される。県下で初めて、裁判員制度を想定した模擬裁判を実施する。
 裁判員制度は、司法に対する国民の理解と信頼を高めることを目的に、国が平成21年5月までの導入を決定したもの。地方裁判所で行われる刑事裁判について、国民から選ばれた6人の裁判員が3人の裁判官と一緒に審理し、判決宣告までを担う仕組みだ。
 セミナーでは、裁判員制度をビデオで説明した後、架空の強盗致傷事件を題材に模擬公判を開廷。裁判長役には神戸地裁姫路支部から現職の裁判官を招き、被告人、検察官、弁護士などの登場人物は同支部の職員が演じる。その後、会場から募った6人がステージに上がり、裁判官とともに有罪か無罪かを話し合う。
 「裁判員制度を正しく理解するための場を」と企画した同実行委員会代表世話人で元市会議員の林頼夫さんは「私たち国民の誰もが選ばれる可能性がある制度。県内で初めての試みでもあり、ぜひ参加して」と呼びかけている。
 1階大会議室で午後1時半から4時ごろまで。参加無料で事前の申込みも不要。問合せは℡48・8885(竹内さん)。

赤穂中1年生が点字本製作

20071124tenji  赤穂中学校1年生が文化祭活動の一環で点字本の製作に取り組んでいる。学年143人全員の力を結集した一冊は今月末には完成し、市立図書館に寄贈される。
 今年の文化祭テーマは「こころ~自分を見つめる瞳~」。「一人ひとりのやさしい心を伝えよう」と目に障害がある人に役立つ点字本を作ることに。生徒たちが「国語の授業で心に残った」という「大人になれなかった弟たちに…」を学年全員で点訳することにした。 今月初旬にボランティアグループ「点灯会」のメンバーを講師に招き、点字の打ち方を学習。市社会福祉協議会と関西福祉大から点字盤90台を借り、作業を始めた。 点字は2行3段計6個の突起の組み合わせで一つの音を表現する。生徒らはまず元の文章をすべて仮名に書き直し、その音を表せるように点筆で用紙に突起をつけていった。 1人が約30文字ずつ担当し、打ち終わると用紙を次の人にリレー。1文字でも間違えると、また最初からやり直しになるため、「緊張で手がふるえた」という生徒も。苦労の甲斐あって、全12ページのうち半分以上が完成した。 「一つの点でも間違うと、違う字になってしまうのですごく気をつけた」と山本花恵さん。木村明日香さんは「みんなでがんばって作ったものなのでいろんな人たちに読んでほしい」と感想している。(写真は点字本を製作する赤穂中の1年生)

コブハクチョウ、倉敷で新婚生活

20071124hakutyo  今年5月に赤穂城跡公園で生まれ、姫路動物園に引き取られたコブハクチョウの5つ子のうち、メスの1羽が21日、倉敷市に譲られた。
 5つ子は5月初旬に同公園花見広場の池で誕生。「親子7羽が暮らすには狭い」などの理由で7月に同動物園へ。うち2羽は加西市の県立フラワーセンターにもらわれ、オス1羽とメス2羽が残っていた。
 倉敷市では、市街地中心部を流れる美観地区の倉敷川で飼育していたコブハクチョウが今年3月に急死。同市から譲渡依頼を受けていた同動物園は、4月25日に生まれたオスのコブハクチョウと仲良くなった、赤穂生まれのメスをペアにして贈呈することにした。
 21日に美観地区の中橋付近で行われた贈呈式には両市の関係者らが出席。カメラを構えた観光客の前を仲良く並んでスイスイ泳ぎ、さっそく人気者になっていたという。
 倉敷市観光振興課の白神始課長は「ここの環境になじんでくれたようでホッとした。新しい倉敷のマスコットとして元気に育ってほしい」と話していた。(写真は倉敷・美観地区で暮らすことになったコブハクチョウ。右が赤穂生まれのメス=倉敷市観光振興課提供)

第4回花岳寺ファミリーF

 商学連携で商店街を盛り上げる「第4回花岳寺ファミリーフェスティバル」が11月25日(日)、加里屋の花岳寺通商店街で開催される。
 関西福祉大の学生が空き店舗で「一日パン屋さん」、地場産の新鮮野菜市などをオープン。 問合せは同大学地域活性化プロジェクト室℡46・2614まで。

スポーツ中の熱中症を防ぐ

 青少年スポーツのよりよい環境づくりを学ぶ「ジュニアスポーツセミナー」(赤穂市スポーツ少年団主催)が11月25日(日)、市民総合体育館で開催される。参加自由。
 熱中症研究の第一人者として知られる京都府立医大名誉教授の森本武利氏が「スポーツ活動中における熱中症予防」を講演する。
 サブ競技場で午後1時から。その他の内容は次のとおり。
 ▽午後2時15分「スポーツ活動スポーツ情報提供」遠藤英昭氏(大塚製薬)▽同3時「効果的なウォーキング」村田トオル氏(日本体育協会公認スポーツプログラマー)

花岳寺で冬季仏教セミナー

 花岳寺(片山一良住職)は12月2日(日)に開く第23回冬季仏教セミナーの参加者を募集している。
 午前6時からの坐禅に始まり、講義、仏教座談など。基調講演は同寺檀徒会役員の平松康宏さんの「当山における版画の概要について」。午後4時閉講。
 11月28日(水)まで高校生以上40人を募集。無料。申込みは寺務局℡42・2068。

しめ縄作り参加者募集

 赤穂市立民俗資料館(大谷順一館長)は12月1日(土)に開くしめ縄作り教室の参加者を募集している。
 午後1時~4時半。一般と小学生(5・6年生)を対象に先着各15人募集。一般は「ごぼうしめ縄」、小学生は「メガネしめ縄」を作る。
 参加料は入館料として100円(小学生はココロンカード持参で無料)。はさみ(剪定ばさみ、花ばさみ)、半紙5枚、水引、飾り物は各自持参。
 11月28日(水)までに同館(℡42・1361)へ申し込めばよい。

2007年11月17日 (土)

「地球に優しい地下支柱」に近畿経産局長賞

20071117nagamune  日本各地の優秀な特許や実用新案の考案者を称える「地方発明表彰」の平成19年度近畿地区表彰式が15日、京都市内のホテルで行われ、「地球に優しい木製地下支柱」を創案した塩屋の造園業、長棟成光さん(60)が近畿経済産業局長賞に輝いた。
 地方における発明の奨励と育成を図り、科学技術向上と地域産業振興に寄与しようと、社団法人発明協会が大正10年に創設したコンクール。毎年、全国8地方でそれぞれ表彰が行われている。
 長棟さんが考案したのは、植栽する樹木の根にロープでくくりつけて土中に埋める地下支柱。十文字に組んだ角材の四方に板を取り付けたシンプルな構造で、中央部の補強材が根鉢の台座を兼ねている。
 地下から確実に樹木を支えるため、地上支柱を必要とせず、植栽直後から自然な立木景観を実現。樹木が根付いたころには支柱本体と結束ロープが土中で自然分解するため、撤去や修理の手間もかからない。
 樹木の高さに応じて支柱のサイズは変わるが仕組みは同じ。大阪大学の実験では風速36㍍の圧力にも耐えることができた。従来の地上型支柱が防腐剤を注入した木材を使用するのに対し、間伐材や台風の倒木を無添加で活用。ロープもトウモロコシ繊維から作ったもので土壌を汚損する心配がなく、「環境、景観、育樹、安全、維持管理性をトータルに考えた、これからの時代の造園資材」と価値を認められた。
 10年ほど前、モニュメントの横にマツを植える仕事で、「支柱で景観を損ないたくない」との思いからひらめいた。以来、試行錯誤を重ねて実用化に成功した。
 コンクールには、制作協力した長男・光亮さん(34)が長棟さんに内緒で応募。上場企業の研究者らが居並ぶ受賞者名簿の中に自分の名前を見付けて驚いた。
 「単純な思いつきがこんな賞をもらうとは」と長棟さん。「このアイデアが赤穂から広まり、全国で緑化が進めばもっとうれしい」と喜びとともに夢を語っていた。
 長棟さん考案の地下支柱は赤穂城跡二之丸庭園、赤穂海浜公園などですでに実用されている。(写真は発明した地下支柱を持つ長棟成光さん。左は実用したソメイヨシノ)

赤穂高が創立80周年

20071117akako10  赤穂高校の創立80周年記念式典が10日、海浜町の同校体育館で行われ、在校生、教職員とOB、関係者ら約1200人が祝った。
 同校の前身、旧制赤穂中は昭和2年に陸軍少将だった武川壽輔氏を初代校長に迎えて開校。翌年には仮校舎だった赤穂町公会堂から赤穂城本丸跡に新築移転し、さらに昭和56年に現在の校舎がある海浜町の塩田跡地に移った。これまでに2万6000人を超える卒業生を送り出している。
 式典で、第22代の土井正校長は同校の沿革を振り返りながら、「本校はこれまで多くの優秀な人物を輩出してきた。80周年を機に改めて、“質実剛健、礼譲敬愛、自主創造”の校訓を頭上高く掲げたい」と式辞。中村良廣・同窓会長が「次の10年を踏み出す出発点。初代・武川校長の“やればできる。我に力あり”の言葉を贈ります」と後輩を激励した。
 記念講演会では同校24回生で「四十七人の刺客」「バトル・ロワイアル」などのヒット作を手がけた映画プロデューサー鍋島壽夫さん(54)が演台に。「赤穂人として、日本人としての誇りと強い思いを持って生きていってほしい。我が赤穂高校は永遠に不滅です」と熱く語った。
 生徒会長の安原圭祐君(16)は「とても重要なバトンを受け取りました。先輩方への尊敬と感謝を忘れず、仲間たちとともに精進していきます」と伝統の継承を誓っていた。
 同実行委員会は記念誌(2000円)と校歌・生徒唄CD(1000円)を記念制作。同校同窓会事務局(℡42・0368)で販売している。(写真は赤穂高の創立80周年記念式典)

21日(水)暴力追放・市民大会

 明るく住みよい安全な地域社会を実現しようと、平成19年度暴力追放・地域安全赤穂市民大会が11月21日(水)、市文化会館(ハーモニーホール)で開催される。
 今年で設立15周年の「暴力団と関係を断つ会」と赤穂市などが主催。市民と関係機関、団体が一堂に会し、暴力団根絶をはじめ犯罪や交通事故のない社会を目指して連携を強める。
 アトラクションでは兵庫県警察音楽隊がブラス演奏を披露する。
 午後1時から小ホール。入場無料。

そよげ若木よ、我が校母校東

20071117higashi  今年創立60周年を迎えた赤穂東中学校(片山鍈一校長)で10日、卒業生と在校生が一緒に校歌を歌うイベントがあり、1回生から現役まで総勢約650人が世代を結ぶハーモニーを響かせた。
 同校は昭和22年、町立中学校として開校。翌年10月14日に校歌(竹中郁作詞、大沢寿人作曲)が制定された。
 校歌イベントは、定期的に同窓会を開いている井田佐登志さん(44)=尾崎、昭和53年卒=ら同校OB有志が「節目の年に母校に元気を贈ろう」と発案。今夏に実行委員会を立ち上げ、準備してきた。
 「来れ! 東中の卒業生とその仲間たち」と題したイベントにはOBだけでなく、かつて同校で教鞭を取った教員も多数参加。創立以来60年間の歩みを振り返るスライドで思い出を懐かしんだ。
 メインの校歌斉唱は現役、OBが順に歌唱。フィナーレは同校の元音楽教師、伊東知子さん(75)の指揮で、会場全員で合唱した。
 「校歌にとても愛着があり、歌詞はぜんぶ覚えていた」という尾崎の前田資子さん(60)=17回生=は「心が震えるほどの感動でした」と熱唱の余韻に浸っていた。(写真は現役とOBが校歌を合唱した赤穂東中の創立60周年記念イベント)

秋の好日、大石神社で茶会

20071117tyakai  内蔵助ゆかりの日本庭園がある大石神社で11日、秋の茶会が行われた。
 庭園に並べた机に赤い毛せんが敷かれ、裏千家流のお点前で抹茶を味わった。茶菓子は大石家の家紋をあしらった特製の塩味饅頭。来場者は美しい庭園を眺めながら和やかなひとときを過ごした。
 茶室を備えた浮玉堂では直径35㌢ほどの立杭焼大茶碗を使ったお点前も。隣の人に支えられながらお茶を飲んだ相生市の主婦岡田廣子さん(59)は「重くて口元まで持っていくのが大変。たっぷりいただきました」と顔が隠れてしまうほどの大きさに目を丸くしていた。(写真は大茶碗のお点前もあった大石神社の茶会)

全職員対象に倫理行動調査・赤穂市

 度重なる不祥事で失墜した信頼の回復に努めている赤穂市は、職員と利害関係者との不適切な行為の有無を問う倫理行動調査を実施。12日付けで全職員約1000人に調査用紙を配布した。
 調査は記名式。市倫理行動規範を制定した平成15年8月以降の利害関係者との関係について、▽接待、金銭贈与を受けたことがあるか▽食事や旅行、ゴルフなどをしたことがあるか―など10項目を質問。「ある」と答えた場合は具体的な内容の記載を求めている。
 回答期限は今月22日。「回答内容によっては、処分の対象となることもありえる」といい、調査結果は「個人のプライバシーに関わる部分を除いて公表する予定」(市人事課)。
 市は「後から問題が発覚することのないように、良心に従って正直に答えてほしい」と呼びかけている。
 市倫理行動規範では、接待や金品贈与だけでなく、割り勘で食事やゴルフをすることも禁じている。

シルバー人材創立20周年

 高齢者の生きがいと福祉増進などを目的とする、赤穂市シルバー人材センターの創立20周年記念式典が10日、赤穂市文化会館(ハーモニーホール)大ホールで催され、会員と家族ら約830人が式典に出席した。
 昭和62年に発足し、現在の会員数は961人。同センターによると、全国の人口5~10万人規模の自治体としては5番目に高い入会率という。
 東南公雄理事長は式辞で、「センターがここまで発展してきたのは皆様方のおかげ」と感謝。「団塊の世代の退職に伴ってさらに活性化することに期待している」とあいさつした。
 感謝状及び表彰状の贈呈を行い、後半は漫才や物まねなどのアトラションを楽しんだ。

憲法9条の必要性学ぶ学習会

 不戦を誓った憲法9条を守ろうと活動している「九条の会・赤穂」は憲法学習会を11月17日(土)、赤穂市民会館で開く。
 講師は「兵庫県弁護士九条の会」メンバーの吉田竜一弁護士。自民党の新憲法草案を検証しながら“九条改正”の問題点を探る。
 1階第4会議室で午後1時半から。参加無料。問合せは同会事務局℡42・9275(北野さん)。

伸びやかな園児の力作・市立幼稚園展

20071117enjiten  赤穂市内の市立幼稚園児約760人による作品展「いきいき・のびのびミュージアム」が市立図書館ギャラリーで開かれている。
 昨年に続き2度目。年長組は絵画、年少組はオブジェなど制作物を出品し、素直で伸びやかな表現が来場者の目を楽しませている。
 13日まで赤穂西、尾崎、御崎、坂越、高雄、有年の6園が展示した第1部に続き、第2部は赤穂、城西、塩屋、原の4園で11月20日(火)まで。午前10時~午後6時(最終日のみ午後3時まで)。(写真はかわいらしい作品が並ぶ幼児画展)

小学生対象のクリスマス会

 赤穂市内の小学生を対象としたクリスマス会が12月1日(土)、城西公民館で開かれる。
 関西福祉大学学生ボランティアセンターが主催。午後1時から4時30分まで。ビンゴ、お菓子のお土産、ビデオ鑑賞など楽しい内容。保険料として1人50円。
 先着20名を募集。問い合わせ先は同センター℡46・2839まで。

しぶらの里ウォーキング

 豊かな自然と歴史に親しんでもらおうと、有年地区で11月25日(日)、「しぶらの里ウォーキング」が行われる。地元産野菜や加工品を販売する「うまいもん市うね」も有年公民館で同日開催。多数の参加来場を呼びかけている。
 同地区は古墳や縄文・弥生時代の遺跡が点在し、市内最古の集落があった地域。江戸時代に参勤交代も通った旧街道を歩きながら周辺の史跡を訪ねる。
 有年考古館、木虎谷古墳群などを見学する「東コース」、または有年家長屋門、沖田遺跡公園などを巡る「西コース」のいずれか好きなルートを選択。
 両コースとも有年公民館を発着。午前9時半受付、同10時出発。ウォーキング終了後は芋煮の無料サービスがある。
 参加費は保険料として100円。小雨決行。問合せは同公民館℡49・2004。

2007年11月10日 (土)

商工会議所新会頭に小西利夫氏

20071110konisi  赤穂商工会議所は6日、臨時議員総会で任期満了に伴う役員改選を行い、会頭に小西工務店代表取締役の小西利夫氏(68)を選任した。
 小西氏は国士舘大卒。同会議所常議員などを経て平成6年から副会頭。市建設業協会長、市体育協会長を務めている。
 総会で就任のあいさつをした小西氏は「中心市街地が活性化すれば赤穂市全体の発展につながる。また、観光客の誘致をさらに進め、忠臣蔵のふるさとを発信していきたい」と抱負を述べた。副会頭は、寺田産業代表取締役社長の寺田祐三氏(62)=再任=、大木産業代表取締役会長の大木善夫氏(49)=同=、前田石油代表取締役社長の前田哲児氏(68)=新任=の3人。2期6年務めた前会頭の桃井光男氏(81)=桃井製網代表取締役会長=は顧問となった。また、専務理事に今井眞治氏(59)が就任し、前任の小池道和氏(66)は参与になった。
 任期はいずれも平成22年10月末まで。(写真は赤穂商工会議所会頭に就任した小西利夫氏)

スターパレード「藤田まこと」さん

20071110hujita  12月14日(金)に開催される恒例の赤穂義士祭で、今年のスターパレードの出演者は俳優の藤田まことさんに決まった。パレードコースは赤穂城大手門前から塩屋御崎線、千鳥線、中央通りを経て駅前通りを通る全長1・3㌔のルートが4年ぶりに復活する。
 「必殺シリーズ」の中村主水役などで人気の高い藤田さん。ドラマ「忠臣蔵」(平成16年、テレビ朝日系)で天野屋利兵衛を演じた縁で出演が決まった。
 コース変更に伴い、千鳥線をパレード出演者と記念撮影できる「ふれあいゾーン」として観客に開放。昨年までパレードが通ったお城通りはパフォーマンス用舞台を設置し「にぎわいゾーン」に活用する。
 昨年好評だった前夜祭は今年も花岳寺、大石神社に合計2000基の灯ろうを並べて義士を追慕。赤穂城跡本丸天守台には赤穂青年会議所が「天守閣イルミネーション」を昨年よりスケールアップした3層で設置し、夜空に義士鎮魂の輝きを灯す。(写真は義士祭スターパレードに出演する藤田まことさん)

作品を義士祭で展示習字、絵などを募集

 義士への思いを灯ろうで照らします―。赤穂青年会議所(JC・頭巾喜和理事長)は「赤穂四十七士」をテーマにした作品を市民から募集する。先着400作品を灯ろうに取り付け、12月10日~14日に赤穂城跡に展示。夜間は内側から作品を照らす。
 義士の魂に思いをはせようと企画。習字、川柳、標語、絵など表現方法は自由で、作品中に名前またはサインを記入する。作品サイズはA4判(縦向き)で紙質は問わないが光を通すことが条件のため、画用紙以上の厚さは不可。
 応募資格は自由。11月30日(金)までに同会議所(〒678・0239、赤穂市加里屋68の9、赤穂商工会館3階)に持参もしくは郵送すればよい。問合せは℡46・2424(月~金、午前10時~午後3時)まで。(写真は赤穂JCが市民から応募した作品を展示する灯籠)

第23代義士娘

20071110gishimusume  観光イベントなどで赤穂をPRする「義士娘」の選考会が3日、市役所で行われ、第23代の3人が決定した。
 選ばれたのは、関西福祉大3回生の額田麻由美さん(20)=宮前町=、会社員の大門直子さん(23)=上郡町高田台=、武庫川女子大学4回生の瀬島さやかさん(22)=北野中=の3人。
 額田さんは「赤穂市の有名な場所だけでなくあまり知られていないところもPRしていきたい」と抱負。「親の後押しもあって応募した」という大門さんは「赤穂市の顔として頑張りたい」と笑顔でコメントし、瀬島さんは「根っからの赤穂っ子で、小さいころから義士娘に憧れていた」と希望が叶ったことにうれしそうだった。
 3人は義士祭の忠臣蔵パレードでお披露目。神戸、大阪、東京で行う観光キャンペーンなどに参加し、赤穂をPRする。(写真は義士娘に選ばれた=左から=瀬島さん、大門さん、額田さん)

第4回赤穂でえしょん祭り

20071110desyon  市内外から創作踊りグループが参加した「第4回赤穂でえしょん祭り」は4日、赤穂城跡花見広場で行われ、57グループ約1300人が躍動感あふれる舞を披露した。
 午前10時半から加里屋のお城通りで行われたパレードで開幕。午後からは赤穂城跡花見広場の特設ステージでも開演し、色鮮やかな衣装をまとった踊り子らが次々と舞台に上がった。
 夕暮れ時からはステージがライトアップされ、最後は参加者全員の総踊りでボルテージは最高潮に。好天に恵まれ、踊り子と観客を含めた人数は約3500人(主催者発表)に上った。
 職場の同僚で参加した「恋―Ren―」の中石卓さん(34)=姫路市=は「他のチームの踊り子さんや観客からの声援が温かく、はっちゃけて踊れました」。赤穂東中学校3年生が選抜メンバー62人で出演した「東志」は南中ソーランを披露。一糸乱れぬ演舞が会場から一際大きな拍手を集め、都築玲於那さん(14)は「とってもいい気分です」と仲間と喜び合っていた。
 当日の模様は11月10日(土)午前9時からサンテレビ「西播磨発サタデー9」で放送が予定されている。(写真は今年も盛大に行われた「赤穂でえしょん祭り」)

来季日本ハム監督「梨田氏」講演

 元プロ野球選手で来シーズンに日本ハム監督就任が決定している梨田昌孝氏(現NHK野球解説者)の講演会が11月22日(木)、相生市民会館で行われる。
 相生青年会議所(木村隆彦理事長)が主催。選手、監督両方で優勝を経験し、選手育成にも定評のある梨田氏が「長所を見抜いて個性を伸ばせ」をテーマに自身の経験などを語る。
 大ホールで午後6時半から。入場券は1000円で前売りのみ。問合せは同会議所事務局℡22・4110(平日午前10時~午後4時)。

美しい月下美人

399h1459  平成町の長田順一さん(76)方で、一夜限りに美しい花を開く月下美人が咲いた。
 月下美人はメキシコ原産のサボテン科常緑多肉植物。夜に咲き始めた花は朝までにしぼむ特徴があり、そのはかなさが美しさをより際立たせる。
 長田さん方の月下美人は15年ほど前に妻綾子さん(74)が友人から分けてもらった葉1枚を植木鉢に差し込み、育てたもの。3年目から毎年5月、7月、10月の年3回、大きな花を咲かせ、高さ2㍍近くまで成長した今年は10を超えるつぼみがついた。
 「つぼみの角度が上向きになり、色が赤から白になると花が開く」と順一さん。花が咲くと玄関内に鉢を入れるという綾子さんは「花の香りが家の中に広がるのが大好き。季節ごとの楽しみです」と華麗な花弁を見つめていた。(写真は

小学校の英語教育、先生も勉強中

20071110eigo  文部科学省が数年後の導入を検討している小学校高学年の外国語活動について、城西小学校(西田恵美子校長)でこのほど授業研究会が行われた。
 同校は今年度から同省の 「小学校における英語活動推進事業拠点校」に指定。毎週水曜日を「イングリッシュ・デー」として英語であいさつを交わすなどの取り組みを実践している。授業研究会は4年生学級で行われ、初めて市内各校の英語担当教諭らが見学した。
 「レッツ スタディイングリッシュ!」の掛け声で始まり、まずは英語の歌を全員で合唱。続いて、スピーカーから流れる音楽のリズムに合わせて、誕生月の尋ね方、答え方を学習した。「英語に対する自信をつけ、抵抗感をなくしたい」(長安健太教諭)と発表した児童に「グッド」「エクセレント」など積極的にほめ言葉をかけていた。
 市教委によると、市内小学校では平成14年から総合学習の時間を使って英語に親しむ機会を設けているが目的は「国際理解」。「正しい日本語、人とのコミュニケーション力を養う」ことに主眼を置く英語活動とは目的が異なり、今後、各校でもカリキュラム、授業方法について研究が進められるという。
 小学校の外国語活動については文科省の諮問機関、中央教育審議会の教育課程部会が先月30日、「高学年において一定の授業時数(週1コマ相当)を確保し、教科とは位置付けないことが適当」との中間報告を発表。年明けに導入時期が決定する見通し。(写真は城西小で行われた英語活動の授業研究会)

アサリの天敵、今年は卵が減少

20071110tamatsumeta  尾崎の千種川河口部で3日、汽水域の生き物を観察する親水イベントがあり、アサリの天敵として知られる巻き貝、サキグロタマツメタの卵塊が見つかった。
 イベントは、人と川のつながりを深めようと活動している「千種川圏域清流づくり委員会」が秋のイベントとして主催。「川と海の接点を探ろう!」をテーマに参加者約40人が潮の引いた渚を歩き、生き物を採集した。
 およそ1時間で貝、カニ、ナマコなど多様な生物を発見。サキグロタマツメタの卵塊は7個見つかった。
 「サキグロ―」はタマガイ類の巻き貝で肉食。夜行性でアサリなど二枚貝を軟体部で包み込み、歯舌と酸で殻に穴をあけて中身を食べる。繁殖力が高く、東北地方ではアサリが全滅して閉場に追い込まれた潮干狩り場が出たほど。赤穂でも昨年、卵塊約30個が見つかり、影響が懸念されていた。
 アドバイザーとして参加した姫路市立水族館の増田修氏は「昨年に比べると卵の数は圧倒的に少なくなったが、今後も注意して見守る必要がある」と警戒を呼びかけた。
 県立大附属中1年の天野瑞季さん(12)は同級生の山下千尋さん(12)といっしょに参加。「小学生のときに唐船に潮干狩りに来たことがある」といい、心配そうに卵塊を見つめていた。(写真は千種川河口付近で行われた観察会)

コイヘルペス、加里屋川にも蔓延か?

 北野中の加里屋川で10月下旬から、コイヘルペスを発症したとみられるコイの死骸が30匹以上発見。同川を管理する県が死骸を回収し、焼却処分にした。
 本流の千種川では今年7月下旬から8月上旬にかけて中山井堰で約300匹のマゴイが浮上死。県が検体を調べたところ、コイヘルペスウイルス(KHV)が検出された。千種川でKHVの被害が確認されたのはこのときが最初(県調べ)だった。
 県は今回、加里屋川で見つかった死骸について検査していないが、「コイ以外の魚が死んでいないことや死骸の特徴からコイヘルペスが原因である可能性が極めて高い」(西播磨県民局水産漁港課)とみている。
 加里屋川のコイの浮上死は先月29日に市民が市に通報。市から県を受けた県が翌30日に死んだ30匹を回収したが、近所の人によるとその後も新たにコイが死んでいるという。また、本紙に寄せられた情報では塩屋川、城南緑地公園の濠でも死んだコイが浮かんでいるといい、関連が懸念される。
 コイヘルペスの被害が最初に日本で確認されたのは平成15年11月。今のところ、有効な治療法はなく、ワクチンも未開発。農林水産省によると、今年は9月末までに全国で120件の被害が報告されている。
 県は「水温20~25度でもっとも感染力が高い」といい、「他の魚や生き物、人間に感染することはない。今後、水温が下がれば沈静化すると思うが、引き続き監視していく」と話している。

おイモさん採れたよ!

20071110imohori  加里屋の関西電力赤穂発電所が市内の園児を招待して毎年実施している芋掘り体験が5日、同発電所構内の畑で行われ、尾崎幼稚園の年長組園児64人が収穫を楽しんだ。
 今年6月に園児らが植えた苗を同発電所の職員が世話。例年よりも大きな実がなったといい、園児らは土から顔を出したミミズに驚きながら、スコップを使って一生懸命にイモを掘り出した。
 みどり組の熊本涼真君(6)は「掘るのは大変やった。土に埋まってたおイモさんをバッチリ助けた」とにっこりしていた。(写真はイモ掘り体験した園児)

17日、人権を考えるつどい

 人権についての取り組み向上を目指そうと、「平成19年度赤穂市人権を考えるつどい」が11月17日(土)、赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で行われる。
 「考えよう ひとりひとりが 人権を」をテーマに有年地区民主促進協議会が主催。式典と記念講演を行う。
 記念講演の講師は落語家の桂文福さん。「真の笑いは平等な心から」と題して語りかける。
 小ホールで午後1時半~4時。当日表彰を行う人権作文などの入賞者は次のみなさん。敬称略。
 〔人権作文〕
 ▽最優秀賞=桐谷頼史(有年中3)▽優秀賞=山本航平(赤穂小6)松原有希(赤穂高2)▽優良賞=備生早稀(赤穂小6)板垣諒(城西小6)古川功晟(赤穂中1)
 〔人権標語〕
 ▽最優秀賞=小谷秋桜(塩屋小5)▽優秀賞=池田菜摘(赤穂小6)安藤大生(赤穂高2)▽優良賞=玉石雅絵(赤穂東中3)梨本真穂(有年中3)中谷真碧(赤穂高1)
 〔人権ポスター〕
 ▽最優秀賞=三木麻緒(赤穂東中2)▽優秀賞=牛丸菜摘(赤穂小4)原田清子(赤穂東中2)▽優良賞=田中奈実(赤穂小5)綾部龍昇(尾崎小1)山本麻愉(赤穂東中2)

移送ボランティア講座

 赤穂市ボランティアセンターは車椅子利用者の外出を支援する移送サービスボランティア養成講座の受講者を募集している。
 11月19日~12月10日の毎週月曜日に4回シリーズで実施。車椅子、リフト付き車両の取扱い方法などを学ぶ。
 いずれの回も総合福祉会館で午後1時半~3時半。受講無料。申込み、問合せは同センター℡42・1397まで。

親子木工教室

 森の中で自然素材を使ったものづくりを体験する親子木工教室が11月23日(金・祝)9時半~11時に周世の「赤穂ふれあいの森」で行われる。
 赤穂市内の小学生と保護者を対象に20組40人を募集。ブックスタンド、フラワーポットなどを工作する。
 参加費は1作品につき500円。11月16日(金)まで先着順に受け付ける。市農林水産課℡43・6840。

田淵氏庭園が秋の一般公開

20071110  御崎の国名勝「田淵氏庭園」は恒例の一般公開を11月24日(土)・25日(日)に行う。
 同庭園は、江戸時代に「日本一の塩田地主」といわれた田淵家の当主が3代かけて造営した日本庭園。三崎山の傾斜地に茶室、書院、池が絶妙のバランスで配され、昭和62年に国名勝の指定を受けた。
 公開時間は午前9時半~午後4時(ただし入園は3時まで)。入園料は1000円で、隣接の田淵記念館にも入場できる。
 問合せは赤穂パークホテル℡43・8000。(写真は毎年一般公開が好評の田淵氏庭園)

地域住民が一芸を披露

20071110suse_2   周世老人クラブ紅葉会(松本保代表)が年に一度開く作品展が周世営農センターで4日まで行われた。
 今年で3回目。「年々、来場者が増え、作品の質も全体的に上がってきた」と松本さん。来場者は絵手紙、アートフラワーなど多彩に並んだ作品をじっくり観賞していた。(写真は好評だった周世の作品展)

2007年11月 3日 (土)

仮装の子どもたちがハロウィーン

20071103harowin  欧米の伝統行事にちなみ、仮装した子どもたちが市内を巡る「ハロウィーンあこう」が10月31日に行われ、街中で魔女やお化けに扮したかわいい子どもたちの姿が見られた。
 「ハロウィーン」はもともと、収穫感謝祭を起源とするカトリックの行事。仮装した子どもたちが近所の家々を訪問するとお菓子をもらえる風習で、アメリカなどで親しまれている。
 「ハロウィーンあこう」は昨年に続いて2度目。今年は市内中心部の商店主らでつくる「赤穂にぎわいづくり商人会」の11店舗が子どもたちのためにキャンデーなどを用意した。
 子どもたちはビニールや画用紙などで作ったマントや帽子で仮装。店の前で、「トリック・オア・トリート!(プレゼントをくれないと、いたずらしちゃうぞ!)」と大きな声でおねだりし、お店の人からプレゼントをもらった。
 幼稚園の同級生といっしょに全部のお店を回った林美紀ちゃん(6)は「家に持って帰って、妹と一緒に食べるの」とプレゼントがたくさん入った手提げを持ってうれしそうに話していた。(写真は子どもたちが大喜びだった「ハロウィーンあこう」)

プロ整備士が愛車の点検方法を指導

 20071103tenken 自家用車の日常点検や故障時の処置方法などをプロの整備士が指導する「マイカー点検教室」が10月28日、北野中の赤穂自動車教習所で行われ、約50人が参加した。
 兵庫県自動車整備振興会西播西支部が年1回主催しており、今年は5年ぶりに赤穂ブロック(高島光造会長、加盟24工場)が担当。組合加盟工場の整備士28人が愛車の日常点検方法のほか、パンク時のタイヤ交換、バッテリー上がりした際のケーブル接続などトラブル対応についても指導した。
 閉じ込められた車内から窓ガラスを割って脱出するというめったにできない体験も。受講した中野秋子さん(37)は「実技がためになった。習ったことを生かしたいですね」と話していた。(写真は「ためになった」と参加者に好評だったマイカー点検教室)

懲戒免職に不服、元市課長が主張

 赤穂市が発注した公共工事に絡む汚職事件で懲戒免職となった職員の不服申立てについて、市公平委員会の公開口頭審理が10月29日に開かれた。
 不服を申し立てているのは、今年2月に収賄容疑で逮捕された同市の元課長(59)=公判中=。贈賄側の建設会社元社長の有罪が確定したことを受けて7月に懲戒免職となり、9月に処分取り消しを求める審査請求を同委員会に申し立てていた。
 市役所6階大会議室で行われた公開口頭審理には不服申立人、処分者の双方から代理人の弁護士が出席。準備書面の確認などを行った。
 元課長側は「裁判継続中の処分は時期尚早。不利益処分の際に必要な聴聞手続きをしていない点も重大な瑕疵」などと主張。市側は「判決前でも有罪の蓋然性が高まれば処分できる。こちらとしては弁明の機会を与えようと何度も連絡したが、元課長が応じなかった」と反論している。
 審理はこの日で終了。両者の主張を基に同委員会が協議し、12月初旬をめどに裁決を出す見通し。

標語シートで防犯意識啓発

20071103hyogo  まちの安全・安心に対する市民意識を高めようと、赤穂市は防犯標語をプリントしたマグネットシートを作成。1日から公用車23台に貼り付けて啓発活動に役立てている。
 採用された標語は「守りたい 笑顔いっぱい通学路」。市内小中学生から募集した今年の防犯標語コンクールの最優秀作品で、作者は城西小2年の松原みなみさん(8)。
 マグネットシートは46枚作成。忠臣蔵をイメージしたデザインに黄色の蛍光文字が目立つ。(写真は防犯標語のマグネットシートと松原みなみさん)

西有年の森づくり活動が10周年に

20071103mori  人が自然にふれあえる里山を復活させようと森づくり活動を続けている西有年自治会が10月27日、大山峠で活動10周年記念イベントを実施した。
 同自治会は平成9年から「ひょうご森の倶楽部」などの協力で同峠一帯約20㌶の森林保護活動を実施。活動開始当時は木々が乱立して日中でも日光が届かない荒れた状態だったが、地道な間伐作業の継続によって今では林床に下草が生えるまでに回復した。
 記念イベントは棟上げが済んだ休憩施設が建つ広場で開催。地元の小学生らが記念植樹して10周年の節目を祝った。
 同自治会の本田勝一会長(68)は「この峠は江戸時代に参勤交代も通った由緒ある西国街道。これからも遊歩道の整備など活動を続けていきたい」とあいさつ。参加者らは澄んだ空気の中、森林浴。主催者がふるまった豚汁とおにぎりをおいしそうに味わっていた。(写真は森づくりイベントで葉っぱのしおり作った子どもたち)

平成19年度赤穂市文化賞スポーツ賞

 ▽文化奨励賞=陰山由夏(書道、加里屋)中村優友(小倉百人一首かるた、たつの市)▽文化振興者賞=赤穂民俗研究会(歴史民俗研究)山本加代(書道、塩屋)堀川多恵子(同、朝日町)平田源也(絵画、有年横尾)▽スポーツ奨励賞・金賞=山﨑圭介(ボクシング、加里屋)金家翔平(同、上仮屋南)中間勇輝(同、六百目町)鴈金秀基(ソフトテニス、中広)▽同・銀賞=赤穂中学校剣道部男子、赤穂中学校剣道部女子、赤穂少林寺拳法協会、山本竜也(柔道、黒崎町)池田正男(柔道、上仮屋)難波侑子(陸上、高野)牛尾麻希(弓道、松原町)金井卓実(ボクシング、加里屋)宮本健志(同、南野中)越川宏海(水泳、塩屋)村澤啓介(同、福浦)東野充宗(剣道、加里屋)木本景介(同、中広)竹田香波(同、加里屋)福本勇希(同、上仮屋北)板垣諒(同、中広)山村彩(同、さつき町)西山莉加(同、大津)吉栖さつき(少林寺拳法、中広)長崎ひな(同、塩屋)

第248回珠算、技能検定合格者

 〔珠算〕
 ▽1級=大上綾音(大津茂小6)▽3級=藤本翔(赤穂西小5)片山あずみ(大津茂小4)
 〔暗算〕
 ▽3級=前賀優人(城西小5)

2007年10月27日 (土)

懲戒処分に不服申立て、公開口頭審理に

 市職員懲戒処分の取り消しを求める審査請求に基づき、不服申し立て事案の公開口頭審理が10月29日(月)午前10時から赤穂市役所6階大会議室で行われる。
 不服を申し立てたのは、市発注の公共工事をめぐる贈収賄事件で加重収賄罪などに問われ、今年7月13日付けで懲戒免職になった小林義文・元市課長。「不利益処分の際に必要な聴聞手続きをせずに処分をしており、手続き上の瑕疵は重大」などとして9月11日、市公平委員会に懲戒処分の取り消しを求める審査請求を起こしていた。
 審理は不服申立人側の希望により公開で実施。当日午前9時半から15分間、市役所1階ロビーで10人に傍聴券を配布する。定員を超えた場合は抽選。
 同委員会によると、「職員の不服申し立てに係る公開口頭審理が行われるのは、赤穂市ではおそらく初めて」という。

哲学者・梅原猛氏講演会「秦河勝と能」

Photo  平成11年に文化勲章を受章し、日本文化の研究者として名高い哲学者・梅原猛氏を講師に招き、赤穂市文化講演会が11月10日(土)、市文化会館(ハーモニーホール)で行われる。
 赤穂義士会と赤穂市教委が忠臣蔵及び郷土史の普及啓発を目的に主催する。
 梅原氏は昨年5月と10月、能楽研究で来穂。“能楽の祖”といわれる秦河勝を祭神とする坂越・大避神社を調査で訪れている。
 「秦河勝と能」と題する講演では、千種川流域に点在する河勝ゆかりの大避神社について話題を盛り込みながら、近年の研究成果が語られる。
 小ホールで午後2時から。参加無料で事前申込みも不要。問合せは赤穂義士会℡43・6848。(写真は市文化講演会で来穂する梅原猛氏)

岡田正則・第83代赤穂署長

20071027syotyo1  「赤穂は情緒があって人情深いまち。安全、安心の実現に向けて全力でがんばる」。静かな口調の中にも警察官としての使命感の強さがにじむ。
 高校卒業後、父の勧めで警察の道へ。経験を積むうちに事件捜査のやりがいを知った。
 地域課長として赴任した香住署では昭和61年、余部鉄橋列車転落事故の初動捜査を現場の最前線で指揮。平成13年から3年間勤めた県民広報課時代は明石花火大会歩道橋事故、三木市小学生誘拐事件、神戸・大学院生リンチ殺人事件など立て続けに起こった大事件・事故で押しかけるマスコミを冷静に対処。的確な対応が内外から評価された。
 その他にも薬物捜査、刑事企画課、機動捜査隊など幅広く部署を歴任。近畿管区警察局刑事課と県警本部暴対1課で課長補佐を務めるなど暴力団対策の経験も長い。10月16日付けで留置管理課長から赤穂署長に就任した。
 信条は「気持ちは高く、目線は低く」。「事件の大小に関わらず、常に被害者の気持ちを忘れず、市民の立場で行動せよ」と肝に銘じているという。
 「特に高齢者、女性、子どもといった社会的弱者を犯罪や事故から守りたい。署員一丸で努力するので市民のみなさんのご協力をお願いします」と語った。
 趣味はゴルフと海釣り。尼崎市出身。56歳。(写真は第83代赤穂署長に着任した岡田正則警視)

わいせつ教諭を懲戒免職

 「教員としてふさわしくない著しい非行」を犯したとして、兵庫県教委は23日、県青少年愛護条例違反に問われている赤穂中学校教諭・加藤裕幸被告(27)=姫路市木場前中町=を懲戒免職としたことを発表した。
 同教委の発表によると、加藤被告は平成16年3月以降、自校の女子生徒にわいせつな行為を繰り返したもの。
 今年7月に赤穂署などが逮捕し、8月に起訴されていた。

古式ゆかしく秋の稔りを祝う

20071027nuibo  五穀豊穣に感謝する「抜穂祭」が21日、大石神社の神田で行われ、秋晴れの下、早乙女らが稲を刈り取った。
 稲作文化とコメのありがたさを伝えようと同神社(飯尾義明宮司)が6月の「お田植祭」と合わせ、平成16年から実施。今年も4カ月前に植えた「ヒノヒカリ」がりっぱに実った。
 関西福祉大の女子学生らが菅笠、着物姿の早乙女に扮し、黄金色の田へ。お囃子が流れる中、古式ゆかしく収穫し、見学の親子連れらも刈り取りを体験した。
 「お田植祭」に続いて親子4人で参加した岡山県赤磐市の棚田雄介君(9)は「植えたときの5倍くらい大きくなった。もっとかな」と収穫を楽しんだ。(写真は早乙女が鎌で刈り取った抜穂祭)

100名城写真展開催

20071027shiro  「日本名城100選」に赤穂城が選定されたのを記念し、「みんなでつくる日本100名城写真展」が上仮屋の赤穂城本丸櫓門で開かれている。
 「日本100名城」は財団法人日本城郭協会が設立40周年記念事業として昨年2月に選定。赤穂城も江戸城、大阪城、姫路城など全国各地の名だたる城と並んで選ばれた。
 写真展は、赤穂城の選定をPRしようと市教委が企画。一般からの出品を募集したところ、市内外の写真愛好家28人から作品が寄せられた。
 75城105点の作品を展示。各城の特徴をとらえた構図が目を引く。
 12月16日までの土日・祝日と義士祭の12月14日のみ開催。公開時間は午前10時~午後4時で観覧無料。問合せは市教委文化財係℡43・6962。(写真は開催中の「日本100名城写真展」)

怒りの川柳コンクール作品募集中

 義憤公憤によって討ち入った赤穂義士の思いにちなんだ「身近な『怒り』の川柳コンクール2007」の作品募集がこのほど始まった。
 平成16年に始まった同コンクールは今回で4回目。今年も「身近な怒り」をテーマに、道義にはずれたことに対する正しい怒り、家族・友人・身の回りの出来事に対するちょっとした怒り―などを17文字で表した作品を募集している。
 応募は専用の“怒りの絵馬”を使用。絵馬1枚につき1句応募できる。来年1月31日(当日消印有効)まで応募を受け付け、大賞1句(賞金10万円と赤穂特産品)をはじめ優秀賞、佳作の計47句を表彰。すべての応募作品を浅野内匠頭の命日にあたる3月14日に大石神社に奉納する。
 絵馬は市内の観光施設、ホテルなどで1枚400円で販売。問合せは同実行委員会事務局℡43・2727(赤穂商工会議所内)まで。

義士祭出演者、市民から公募

 あなたも義士祭に出演してみませんか―。赤穂市は「第104回赤穂義士祭」(12月14日)の忠臣蔵パレードを彩る「義士伝行列」と「山車」の出演者を募集している。
 出演者の公募は昨年に続き2度目。大石内蔵助、清水一学、俵星玄藩など忠臣蔵の登場人物に扮してパレードする「義士伝行列」は5人を募集。3人または4人1組で忠臣蔵名場面を再現する「山車」は「田村邸切腹」(4人)「城明け渡し」(4人)「神崎東下り」(3人)の3場を募る。
 いずれも11月15日(木)まで同祭奉賛会事務局℡43・6839(市観光商工課内)で受け付ける。
 〔義士伝行列〕
 ▽応募資格=20歳以上の市内在住男性▽時間=午前8時30分~午後4時▽選考方法=5人を抽選で選び、役柄は出演者打合せ会で決定
 〔山車〕
 ▽応募資格=中学生以上で場面に必要な人数を確保できること▽時間=午前8時~午後4時▽選考方法=応募多数の場合は事務局で選考

3施設合同で運動会

20071027undoukai  山手町の市立養護老人ホーム「つつじ荘」(網本正俊所長)で24日、赤穂精華園と有年保育所を招いての合同運動会が行われた。
 市内の保育所が毎年交代して開催している運動会。つつじ荘と交流のある赤穂小2年生児童も特別参加し、総勢約150人でダンスや玉入れを楽しんだ。(写真は「つつじ荘」であった合同運動会)

秋の森を実感、里山発見講座

 赤穂市中央公民館は里山発見講座「秋の森を実感しよう!」の参加者を募集する。
 11月25日(日)午前9時半~午後2時、西有年の旧西国街道周辺で開催。森の散策と間伐材を使った工作など。材料費として1人200円。市内の家族など先着20組を募集する。℡43・7451。

第170回暗算検定試験合格者

 ▽1級=有年弘幸(城西小6)▽準1級=千﨑彩華(赤穂小6)▽2級=黒田亜衣(城西小6)久保彩華(赤松小5)田淵翔(城西小6)▽準2級=西山愛(城西小6)中道章暢(同6)▽3級=東野優希(赤穂小5)橋本奈々(城西小5)網家玲奈(赤穂小5)森井聖江(赤松小6)大澤りさ(同6)住本拓志(神部小5)平井大貴(城西小6)平井緩奈(同4)

赤穂弓友会の10月射会結果

 〔月例会賞〕▽女子=①松芳優香(たつの市)②伊藤静花(関西福祉大)③渡辺春菜(同)▽男子=①手向珠希(関西福祉大)②河本誠裕(上郡町)③上田一晴(大津)
 〔選手権賞〕①住田秀義(惣門町)②十市勲(長池町)③手向珠希(関西福祉大)

2007年10月20日 (土)

赤穂署の異動、新署長に岡田正則警視

 兵庫県警の定期異動に伴い、赤穂署長に岡田正則警視(前県警本部留置管理課長)が就任した。前署長の清本正志警視は県出向。10月16日付け。

21日、大石神社「抜穂祭」

 大石神社(飯尾義明宮司)は10月21日(日)、加里屋西沖の同神社神田で五穀豊穣を祝う「抜穂祭」を行う。
 今年6月の「お田植祭」で植えられた稲は順調に生育。関西福祉大の女子学生らが扮する「早乙女」が古式に則って稲を刈る。
 午後2時から。希望者が稲刈り体験できる時間も設け、鎌を貸出す。終了後、見学者におはぎをふるまう。
 神田は加里屋西沖交差点の南約300㍍のところにある。問合せは同神社℡42・2054。

第36回県通信珠算赤穂大会

※金賞以上のみ掲載。◎が「そろばん赤穂一」
 ▽2年生以下=◎清水遼介(尾崎)▽3年生=◎中村真帆(尾崎)矢野菜々子(山野里)森口美咲(高田)▽4年生=◎江端一朗(尾崎)藤原道哉(赤穂)久田美穂(尾崎)山本英季(赤穂)沖穂高(同)▽5年生=◎谷口侑也(尾崎)橋本直樹(城西)坂本鮎香(同)▽6年生=◎神吉裕次(尾崎)吉田奈央(中央)池田菜摘(赤穂)中道友梨(城西)土佐彩香(同)野口結衣(尾崎)▽中学生=◎谷口卓也(赤穂東)今津ちひろ(赤穂)柏原由季(揖保川)▽高校・一般=◎竹谷有祈子(赤穂高)竹谷仁志(同)畑中美香(相生産)

第24回市民親善囲碁大会の結果

 ▽A級・3段以上=①西川喜八郎(古浜町)②西角暢修(中広)③立松英則(南宮町)④橋本莞爾(日生町)▽B級・2段~初段=①井川正美(清水町)②中田忠夫(尾崎)③土手愛一郎(塩屋)④山野崇(寿町)▽C級・1級~3級=①名和邦雄(尾崎)②松田修二(有年牟礼)③久保俶光(尾崎)④松田昌治(有年牟礼)▽D級・4級~12級=①高岸孝司(中山)②大道悟(北野中)③門家千登世(加里屋中洲)④児島俊英(大町)

2007年10月13日 (土)

設計価格漏えい、市係長と業者を逮捕

20071013kaiken2  兵庫県上郡土木事務所が発注した公共工事をめぐり、業者に設計価格を漏らしたとして、兵庫県警捜査2課と赤穂署は7日、同土木事務所に今年3月まで出向していた赤穂市上下水道部下水道課管路担当係長の河東正幸容疑者(46)を競売入札妨害容疑で逮捕。同市内の土木工事会社「霜野組」専務、有田武志容疑者(65)、「中村建設」社長の中村泰夫容疑者(60)、同社社員の那波清志容疑者(45)の業者3人も同じ容疑で逮捕した。
 調べによると、河東容疑者ら4人は平成17年9月中旬、同土木事務所発注の周世尾崎線道路改良工事の指名競争入札において、霜野組に有利な金額で落札させようと共謀。河東容疑者がおおよその設計金額を教え、予定価格に近い金額で落札させた疑い。
 入札には10社が参加し、同社が9300万円で落札した。予定価格は9421万円だった。
 逮捕の知らせを受けて、市は同日午後7時半過ぎから市役所で明石元秀副市長ら幹部3人が記者会見。豆田正明市長は「開催中の国際音楽祭に対応中なのと、県出向中の事案であること」などの理由で会見には出席せず、「度重なる不祥事の発生により、市民の皆様の信頼を失墜させましたことについて、市政の最高責任者として深くお詫び申し上げます」などとする豆田市長のコメントを明石副市長が代読した。
 河東容疑者は昭和54年4月、市技術員として入庁。主に下水道課に所属し、工事の設計を担当していた。同土木事務所には平成17年4月から2年間、派遣研修で出向。道路整備課に配属され、業務の大半は赤穂市内で行われる工事の設計だったという。
 河東容疑者の上司は「明るい性格で仕事ぶりも熱心。自分の考えをはっきり主張するタイプだったが、業者とどんな関係があったのか」と表情を曇らせた。
 度重なる市職員の不祥事に市民はうんざり。
 「もういいかげんにして、という感じ」(加里屋の主婦)「こんなに次から次へと逮捕者が出る自治体も珍しいのでは」(加里屋の自営業者)など、驚きよりも不祥事をあきれる声が多い。
 ある市職員は「合併に失敗し、ただでさえ暗かった雰囲気がますます悪くなる」と職員の士気低下を懸念した。
 「どこまで警察の捜査が及ぶのか心配」と話すのは市内の建設業界関係者。「談合や市幹部との癒着があったのではと新聞に載っていたが、その線で捜査が進むとさらに逮捕者が出るのでは」。
 別の業界関係者は「赤穂の入札に絡む捜査は(今年2月に市課長らが逮捕された時点で)終わったと思っていた。この時期になってまたぶり返すとは」とし、「国際音楽祭の真っ最中でしかも日曜日に逮捕するあたりに警察の意気込みを感じる」と推察していた。(写真左は会見で陳謝する明石副市長ら市幹部。同右は市下水管理センターを家宅捜査する捜査員)

逮捕の業者を入札指名停止

 兵庫県は9日、競売入札妨害容疑で逮捕された霜野組、中村建設の2社について、18カ月間の入札指名停止とした。
 赤穂市も同日、2社と有田容疑者が代表取締役を務める「アーリス」(中広)を9カ月間の入札指名停止とした。

シルバー人材センター創立20周年を記念し清掃奉仕

 赤穂市シルバー人材センター(東南公雄理事長)は創立20周年を記念して社会奉仕活動を行っている。
 10月が同センターの普及啓発促進月間及び赤穂市の環境美化月間であることにちなみ、27日まで市内10地区で小学校周辺の草刈り、ゴミ拾いなどを実施。延べ約390人の会員が参加する。
 同センターは昭和62年に発足した。現在は980人が会員登録し、仕事を通じたシルバー世代の社会参加を促進。平成13年からは丸山海岸清掃、義士祭での甘酒無料サービスのボランティア活動を毎年継続している。

EMだんごで城堀を浄化

20071013lions  赤穂ライオンズクラブ(中村良廣会長)が9日早朝、水質浄化に効果があるとされる有用微生物群を含んだ「EMだんご」の投入を赤穂城大手門前の堀で行った。
 昨年に続いて2度目。早朝例会として午前6時半から実施し、大手門前に集合した会員らが約4500個を水中に投げ入れた。
 同じ時間、尾崎の赤穂八幡宮の池でも会員約20人が約1500個を投入。後日、市の協力で水質調査を行い、投入前後の変化を調べることにしている。(写真は赤穂城堀にEMだんごを投げ込むライオンズクラブのメンバー)

海外救援活動の看護師を講師に赤穂中で公開授業

 地域の人たちに学校を身近に感じてもらおうと、赤穂中学校(藤田晴基校長)は「オープンスクール」を10月19日(金)に実施する。
 午後1時半から同校体育館で教育講演会を開催。スーダン、アフガニスタン、インドネシアなど紛争や災害の被災者救援活動に参加した経歴を持つ姫路赤十字病院の看護師・高原美貴氏が「いのちを考える」(仮題)をテーマに講演する。
 参加自由で申込みも不要。問合せは℡42・2149。同校では11月にも一般公開の行事を予定している。
 ▽11月12日(月)~17日(金)=自由参観▽11月13日(火)=合唱コンクール▽11月17日(金)=文化祭

絵マップコンクール最優秀賞は大町キッズ

 ▽最優秀賞=「赤穂の環境守りたい」大町キッズ(土肥早稀、奥村塁、高木未来)▽赤穂ロータリークラブ賞=「塩屋から始まる赤穂マップマップ」塩っ子三兄弟(細田渉、細田萌、細田湧)▽赤穂ライオンズクラブ賞=「はし・あし・なんぽ?」どろんこキッズ(上田成美、丸尾公平、丸尾百花、上田光梨)▽関西福祉大学附属地域センター賞=「高おのタダマップ」すせ元気いっぱいミラクルズ(山名美潮、福井彩乃、山下泰輝、衣笠こころ、西本和希)▽審査員特別賞=坂越たんけんたい(森山涼香、山口優菜、前田はるか、眞鍋敦子)高砂希実、だんご3きょうだい(楠愛梨奈、楠千玲奈、楠拓登)松井琢朗、松井ゆう佳、おきらくコンビ(三田光、三田彩葉)▽関西福祉大学生賞=久保亨也
 ※応募全作品を10月27日(土)・28日(日)関西福祉大学「汐風祭」で展示。

2007年10月 6日 (土)

教育委員長に横山氏が就任・市教委

 赤穂市教委は1日、任期満了に伴う委員の異動を発表。教育委員長に横山嘉人氏が就任した。異動後の委員構成は次のとおり。
 ▽教育委員長=横山嘉人▽同職務代理者=中田登茂子▽教育委員=久保克彦、大島隆三、宮本邦夫(教育長)

赤穂市消防団、分団長の異動

 ▽第6分団長=黒田好造(班長から昇任)▽退団=香川信博(前第6分団長)

市内外各校が合同で演奏会

 赤穂中と赤穂西中の吹奏楽部が定期演奏会を合同開催する「吹奏楽カンタービレ」が11月4日(日)に市文化会館(ハーモニーホール)で行われる。
 これまで両校は定期演奏会を同日開催するなど相互交流。今年は初めて合同プログラムで催す。
 おかやま山陽高吹奏楽部と尾崎小コーラス部がゲスト出演。小中高のジュニア世代が演奏を響かせる。
 大ホールで午後1時半から。無料。入場に必要な整理券を市文化会館(℡43・5111)ドレミ楽器(℡43・9361)などで配布している。なくなり次第終了。

赤穂市少年少女将棋大会の結果

 ▽小学校低学年=①牛丸天斗(赤穂3)②中田裕文(同2)③山下皓生(同3)④中西崇之(同3)▽同高学年=①小川陽平(高雄6)②大川智也(塩屋5)③寺坂千博(有年6)④黒田泰生(尾崎4)▽中学生=①川原崇史(赤穂東2)②森田翔治(有年1)③中林佑基(坂越1)④溝脇弘也(赤穂西1)

2007年9月29日 (土)

3セク駅周辺整備、民事再生手続き終結

 赤穂市は20日、同市が50%以上を出資している第3セクター「赤穂駅周辺整備」の民事再生手続きが終結したと発表した。平成16年9月に再生計画が認可されてから3年が経過したことにより、神戸地裁が18日に終結を決定したもの。今後は裁判所の監督を離れ、独自に経営計画を立てていくことになる。
 平成10年6月に設立した同社は12年12月に商業施設「プラット赤穂」をオープンしたものの、初期投資の借入金が重荷になって経営破たん。15年10月に民事再生法適用を同地裁に申請し、▽プラット赤穂の土地、建物を赤穂市へ売却▽債権者が債権のおおむね85・5%を免除―などの計画で再建に取り組んできた。
 昨年5月に債権者への弁済がほぼ終了。今回、民事再生手続きが終結したことについて同社は「経営内容が健全化に向かっていると認められたものと考えている。会社の目的である駅周辺のにぎわいづくりに引き続き取り組んでいきたい」と話している。
 現在、「プラット赤穂」には映画館、飲食店など16店舗が入居。空き店舗が7件あるが、来年3月の決算は「経常収支、キャッシュフローとも単年度黒字の見込み」(同社)という。
 市は「さらなる経営努力と財務改善を求めていく」としている。

12月2日、関西福祉大で赤穂「忠臣蔵」検定、47問

 赤穂義士会は赤穂事件に関する知識や理解度を問う「赤穂『忠臣蔵』検定」(後援・赤穂市など、協賛・赤穂化成、アース製薬)を12月2日(日)午前10時から関西福祉大学で実施するとこのほど発表した。
 全国各地で「ご当地検定」が盛んに行われているのを受けて、「忠臣蔵への理解や愛着を深めてもらおう」と同会が企画した。
 市文化振興財団発行の「赤穂義士を考える」(400円)「赤穂義士物語」(350円)から四十七士にちなみ、択一式と記述式合わせて47問を出題(検定時間60分)。100点満点で80点以上の人に合格証と記念品を贈呈。受験者全員に参加記念品がある。また、参加者特典として試験当日の午後1時から希望者を対象に、赤穂城などを義士研究家のガイドで巡る現地見学会を実施する。
 受験料は高校生以上3000円、中学生1000円、小学生500円。10月1日(月)から高校生以上200人、小・中学生各50人を先着順に募集する。
 申込み方法など詳しくは同会事務局℡43・6848まで。

義士はっぴで観光客をお出迎え

20070929kanko  赤穂を訪れた人に“忠臣蔵のまち”を印象づけようと、赤穂観光協会(寒川信男会長)は職員の義士はっぴ着用をこのほど始めた。
 これまでは義士祭など特別な日のみ討ち入り装束をモチーフにしたはっぴを身につけていた。「普段から赤穂義士をアピールするためにも通年で着用してはどうか」と同協会企画部会の発案で職員の“ユニフォーム”とすることに。
 はっぴを着たままでもデスクワークのじゃまにならないように従来品より袖を短めにした特注品。事務局長はじめ職員全員が着用し、事務所に来る観光客を出迎えている。
 観光客からは「まさに“忠臣蔵のふるさと”に来たという感じがする」と好評といい、同協会は「今後も観光客に喜んでもらえるような取り組みをどんどんやっていきたい」と話している。(写真は義士はっぴで観光客を出迎えている観光協会職員)

安全運転を呼びかけ

20070929koutu  27日、大津の交差点で赤穂精華園の園生らが交通安全キャンペーンを行った。
 園生と交通安全協会メンバーら約30人が肩にタスキをかけて参加。園生が刺しゅう加工したハンカチに交通安全の標語カードを添えてドライバーにプレゼント。「安全運転をお願いします」と声をかけながら手渡した。(写真は大津であった交通安全キャンペーン)

交通安全功労者、優良運転者表彰 〔交通安全功労者〕

 ▽交通安全功労感謝状=鈴木一生(赤穂署地域課巡査部長)伊賀央樹(同署地域課巡査長)▽兵庫県知事感謝状=富士工業所、大澤睦子▽交通安全功労者及び団体表彰=亀井産業、大山九一▽近畿交通栄誉章=金川紀夫▽交通栄誉章(緑十字銅章)優良運転者=藍染敏夫、樋口正明、浦池■子
〔優良運転者〕
 ▽金賞=松本建二、横山直美、浅木照美、小澤雅代、柳田民雄、田中博、折越弘、折越正治、鎌田繁雄、山田トシ子、河上裕二、有松勝治、有松ひとみ、津田秀男、井上佐代子、武内知代、平尾倫規、宮本幸一、北濱勝也▽銀賞=谷原世一、山口和夫、西崎正昭、大道清博、新居正男、南智彦、奥澤十九三、鎌田榮子、田中秀幸、米谷孝、西中正明、井上敬介、鳥飼直子、志水尚代、有吉惠、浅木功雄▽銅賞=小脇須美子、竹田辰男、山本康夫、外内清司、西嶋稔、山下照雄、瀬納勇、引田文子、濱本祥一

ボランティアの観光ガイド募集

 赤穂観光協会は観光客に市内の史跡や文化財などを紹介する「観光ボランティアガイド」を募集している。
 同ガイドには現在市民15人が登録。予約制で申込みを受け付け、赤穂城や大石神社など市内の主な観光スポットを案内している。
 年齢、性別、経験は不問。応募者には同協会が赤穂の歴史などについての研修を随時行う。
 同協会は「まずは簡単な道案内からのスタートなので、興味がある方は気軽に応募して」と呼びかけている。
 今回の応募は10月末まで受付け。申込み、問合せは同協会℡42・2602(柴田さん)まで。

千種の苑で秋の作品展

20070929chikusa  東有年の特別養護老人ホーム「千種の苑」(山田勝利施設長)で利用者が余暇活動で制作した絵画、工作などを展示する作品展が開かれている。10月7日(日)まで。
 地域の園児、生徒らも交流出品。中学生が描いたお年寄りの似顔絵などが展示されている。
 26日にあったオープニングセレモニーでは有年保育所の子どもたちが歌と太鼓を披露。演奏後は童歌遊びで交流し、利用者らは孫のような子どもたちとのふれあいに感激していた。(写真は作品展に合わせて行われた交流会)

2007年9月22日 (土)

9月30日まで秋の交通安全運動

 交通安全への意識を高めて事故防止につなげようと、秋の全国交通安全運動が21日から全国一斉に始まった。赤穂市内でも同日、市、警察など関係者がスーパー駐車場でキャンペーン。ドライバー、歩行者らに安全グッズなどを配布し、事故防止を呼びかけた。9月30日(日)までの期間中、さまざまな活動、行事で交通安全を呼びかける。
 運動の重点は▽飲酒運転の根絶▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底。
 飲酒運転については9月19日から施行された改正道交法でさらに厳罰化された。
 酒酔い運転の刑罰を現行の「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」から「5年、100万円」に、酒気帯び運転も「1年、30万円」から「3年、50万円」に引き上げ。
 また、飲酒運転のおそれがある者に車や酒を提供した場合の罰則を新設。車両提供はドライバーと同罰とし、酒類提供は酒酔い運転が「3年、50万円」、酒気帯びは「2年、30万円」となった。
 飲酒を知りながら車に乗せるように要求、依頼した同乗者も摘発対象とし、酒酔い運転の同乗は「3年、50万円」、酒気帯びは「2年、30万円」にそれぞれ罰する。
 増加傾向にあった救護義務違反(いわゆる「ひき逃げ」)に対する罰則も「10年、100万円」に引き上げた。
 警察は「全国的に飲酒運転による悲惨な交通事故が続発している。厳しく取り締まっていく」と根絶に向けた取り組みを一層強化する構えだ。

「あかんか」24日サンテレビで放送

20070922akanka  主役級を除くすべての出演者を公募オーディションで集めて姫路市内で収録した“西播磨産”ドラマ「あかんか」(脚本・監督=橋本太郎、後援=姫路市)がこのほど完成。9月24日(月)にサンテレビで放送される。同作品には赤穂市からも砂子の英語講師・西村幸子さん(24)と主婦・上田緑さん(48)が出演しており、その演技に注目が集まる。
 企画制作は姫路市の芸能プロダクション「ZEROプロダクション」。「市民の力で感動を生み出し、姫路を活性化しよう」との目的で3年前から毎年1作品、公募出演によるドラマを制作している。
 「あかんか」深刻さを増している在宅介護の問題点を浮き彫りにしたドキュメンタリー・ドラマ。実話を元にしたストーリーで、認知症を発症した母親を抱えて苦悩する居酒屋店主を俳優の大和武士が熱演。主人公の友人を加勢大周が演じている。
 同プロダクションは今年2月に新聞折込みなどで出演者30人を公募。西村さんは「中学のころから芝居に興味」があり応募。父の介護体験がある上田さんは「自分も他の人の体験談で励まされた。自分に何かできるなら」と申し込んだ。
 2人は近所同士で顔見知りだが互いに応募したことを知らず、オーディション会場で顔を合わせてびっくり。約350人の応募の中から見事に選ばれ、西村さんは主人公の友人(加勢)の会社OL役、上田さんは主人公の近所に住む主婦役を演じた。
 2人は先日、試写会に参加。「ラストシーンの映像と音楽が感動的で泣けます」(西村さん)「自分が出ているのを忘れるくらいすばらしい作品」(上田さん)と絶賛。「作品に関われてよかった。一人でもたくさんの人に見てほしい」と話している。
 「あかんか」は24日午後3時~4時半放送。DVD(2000円)はZEROプロダクション(℡079・268・2557)で予約を受け付けている。(写真はテレビドラマ初出演の西村さん㊨と上田さん)

文房具無料で配ったおっちゃんの気持ち

20070922kago  城西町の「かご文具店」が9月16日、閉店にあたり商品を来店者に無料で譲る無料処分を行った。
 同店は城西小学校の開校前年の昭和58年にオープン。当時は文房具だけでなく駄菓子も売り、放課後になると子どもたちでにぎわった。
 最近はコンビニの進出に加え、学校で文房具の一括購入が行われるなどで売上げに影響。24年間続けてきた店を閉じることにした。
 「無料処分」は「これまでお世話になった地域の人やお客さんへの感謝」と実施。当日は開店1時間前の午前9時ごろから客が並び始め、最も多いときで子どもを中心に100人近い人が列を作った。混雑しないよう5人ずつ順番に入店し、希望の商品を持ち帰った。
 「昔は“怖いおっさん”で通っとった」と話す店主の籠芳雄さん(62)は「きょう持って帰ったノートや鉛筆でしっかり勉強してくれたら。それが一番うれしい」と子どもたちを見送っていた。(写真は無料サービスに大勢の客が来店した「かご文具店」)

国際ソロプチミスト西播磨新役員決定

 ▽会長=半田多津子▽会長エレクト=島谷和味▽副会長=准田和子▽セクレタリー=高田純子▽Cセクレタリー=安良田純子▽トレジャラー=斎藤眞智子▽Aトレジャラー=川崎恵子▽理事=桑原昭子、中田登茂子

夜光反射タスキ500本を贈呈

20070922koutsu  夜間の交通事故防止に役立ててもらおうと、赤穂交通安全協会(関孝行会長)は18日、市に夜光反射タスキ約500本を贈った。
 同協会は一昨年から市内中学生全員を対象にタスキを贈呈。今年もまだ持っていない1年生分を持参した。
 これから部活動、通塾などで薄暮から夜間にかけての帰宅が増える時期。市は「さっそく生徒に配布し、交通事故から身を守るためにも着用してほしい」と話している。(写真は安全タスキを宮本邦夫教育長㊧に贈呈する関孝行会長)

2007年9月15日 (土)

観光協会・新事務局長インタビュー

20070915jimukyokutyo  16年間、講師などとして勤めた専門学校に自ら別れを告げ、赤穂観光協会が初めて公募した事務局長に就任した。
 専門学校に勤務する前は旅行代理店で15年間、国内外の営業、企画を担当。専門学校では旅行業務の基礎、実務を指導し、多くの生徒を観光業界に送り出した。事務局長公募の新聞記事を見て、「収入は今よりも下がるが、これまでの経験、パイプをさらに活かせるやりがいを感じた」と一念発起。家族の理解を取り付け、応募の小論文に思いをぶつけた。
 赤穂は最も好きな観光地の一つ。「義士と塩だけでなく、坂越の町並み、丸山海岸などすばらしい魅力に満ちている」と可能性を強く感じている。
 「JRなどの協力を得ながら観光キャンペーンを仕掛けていきたい。駅からの二次アクセスの充実も大切な課題。あと、若い世代に忠臣蔵を知ってもらうためにも修学旅行の誘致も一つでは」などさまざまなアイデアが頭の中を駆け巡る。
 2年ごとの契約だが、「できれば長期的に取り組みたい。まずは市内の観光業に関わるみなさん、そして市民の声を聞きたい。それから外へのアピールを」と“内との対話”から始めるつもりだ。
 「観光都市としての発展を赤穂のまちおこしにつなげたい。自分の役割をしっかりと果たしたい」と低くて太い声が強く響いた。(写真は観光協会の事務局長に就任した松田広之さん)

千種川で生物調査

20070915seibutsu  ふるさとの川の環境を調べる「千種川水生生物調査」が8日、源流から河口まで約60地点で一斉に行われた。
 赤穂ライオンズクラブ(中村良廣会長)が千種、佐用、上郡、相生と5クラブ共同で毎年実施しており、今回が35回目。会員らが流域の小・中・高校生といっしょに川に入った。
 赤穂市内では高雄、加里屋川、大津川など6地点で約70人が参加した。有年原の矢野川では原小の高学年児童6人が北畠橋の下で活動。水中の石を持ち上げて裏返し、石にひっついている生き物をピンセットで慎重に採集した。
 参加者らは加里屋中洲の市教育研究所に採集容器を持ち寄り、それぞれの個体数を記録。生息していた生物の種類と数から水質を判定し、調査結果をまとめた冊子を来春発刊することにしている。
 昨年に続いて参加した原小5年の三宅彩菜さん(10)は「普段川の中に入ることがないので楽しかった。どんな生き物がいたのか知りたい」と調査結果に関心をもっていた。(写真は今年で35回目を迎えたライオンズクラブの水生生物調査)

2007年9月 9日 (日)

【号外】大差で「合併しない」

「gogaijumintohyo.pdf」をダウンロード

2007年9月 8日 (土)

県と5市6町が合同防災訓練

20070908kunren_3  兵庫県と西播磨地域の合同防災訓練が2日、赤穂港などで行われ、行政、関係機関、住民らが万一の災害に対する連携強化を図った。
 訓練は、山崎断層を震源とする震度6強の地震に加え、県南西部に記録的短時間大雨情報が発令された―との想定。今年7月にあった新潟県中越沖地震の教訓を踏まえ、▽迅速な初動対応▽要援護者の安否確認と避難誘導▽高齢者などにやさしい避難所運営に重点を置いて実施した。
 がけ崩れで陸路が遮断された地域からの船舶による避難、船舶火災の消火などを訓練。赤穂西小では避難所、ボランティアセンターの開設などの手順を実地に確認した。
 訓練は県と中・西播磨5市6町の共催で、赤穂、上郡の2会場で実施。赤穂市会場には見学者も含めて1000人を超える参加があった。(写真は海上保安本部ヘリコプターによる漂流者救助訓練)

男女とも西播磨最高齢者は赤穂

20070908keirou_2  敬老月間にちなみ赤穂市は3日、市内最高齢者を祝福訪問した。
 訪問を受けたのは102歳で男性最高齢者の室井軍治さん=砂子=と最高齢夫婦の村中庄治さん(100)ユリヨさん(90)夫妻=南野中=。市長、社会福祉協議会理事長らから祝い金、記念品を贈られた。
 なお、市内最高齢者は107歳の女性(本人と家族の意向で氏名など非公開)。2番目も同年齢で桜谷荘に入所中の石野壽恵さんで、この2人が西播磨県民局管内でも高齢第1位と第2位。室井さんは男性の同管内最高齢者となっている。(写真は祝福訪問に笑顔で応える村中さん夫妻)

樹木の手入れ学んで緑を育もう

Senntei3  正しい樹木のせん定を学ぶ講習会が1日、城南緑地公園で行われ、市民46人が晩夏の整枝についてコツを学んだ。
 庭木の手入れ方法について市民からの問合せがしばしばあることから、市公園施設管理協会が今年1月に続き主催。前回の3倍近い申込みがあった。
 参加者は体育館会議室でせん定作業時の安全確保について講義を受けてから屋外へ。塩屋の造園業・長棟成光さん(60)が公園内のクロマツ、カイヅカイブキ、サザンカでせん定を実演。除去すべき枝の見分け方、木を傷めずに枝を整える伐り方などを解説した。
 「せん定は木を若返らせる。正しい知識を身につけて緑を大切に」と長棟さん。受講した有年牟礼の川﨑秀光さん(66)は「自宅の庭にあるマツを自分で手入れしてみたい」と参考にしていた。
 次回は来年1月か2月に予定しているという。(写真は城南緑地で行われたせん定講習)

大石神社で未整理の古文書を調査

20070825ooishi  大石内蔵助ら義士を祭神とする上仮屋の大石神社(飯尾義明宮司)は、所蔵する古文書類のうち未整理分の調査を20日から始めた。
 同神社は内蔵助らが討ち入り当日に書いた遺書など貴重な古文書を多数保管。主だったものはすでに調査が済んでいるが、未整理のものが200~300点ほどあるという。
 「一度、すべてを整理してきちんと保管しようと以前から考えていた」という飯尾宮司が義士研究家の佐藤誠氏(35)=東京都西多摩郡=に調査を依頼。佐藤氏が1点ずつ広げて内容と寸法などを確認し、防虫加工した紙袋に収納した。
 24日までの5日間で約100点を分類。内蔵助の遠縁で討ち入りを支援した大石三平の親戚が弘前藩大石家に宛てた元文2年(1737)の書状などが見つかった。残りの調査は日を改めて行い、最終的に目録をまとめる予定。
 忠臣蔵ファンが高じて高校生の頃から古文書調査など義士研究に携わっている佐藤氏は「討ち入りや四十七士に直接関わる史料が見つかる可能性は低いが、義士の子孫や関係者にまつわる情報が見つかるのでは」と語っていた。(写真は多数の古文書をひもとく佐藤氏㊧)

坂越トンネルの照明改修

20070908tonnel2  照明設備の修繕に伴い、6月から片側通行だった坂越トンネル(全長327㍍)の工事がこのほど完了した。
 昭和58年7月に開通した同トンネル内部の照明設備は一部を除き竣工当時のまま。取り付け金具がさびて落下の恐れがあるなど老朽化が目立っていた。
 工事では金具、ケーブルを新調。電灯も従来の倍の明るさがある高圧ナトリウムランプに取り替えた。工事費は約2000万円。
 同トンネルを日常的に通っている地域住民は「これまでは自転車で通るときなど暗くて怖かった。明るくなってよかった」と改修を喜んでいる。(写真は照明を改修した坂越トンネル)

2007年9月 1日 (土)

観光協会の新事務局長が決定

 赤穂観光協会(寒川信男会長)が公募による人選を進めていた同協会の事務局長がこのほど決定した。
 事務局長に選ばれたのは、明石市の専門学校職員、松田広之さん(51)。旅行代理店で15年間勤めるなど業界事情にも詳しく、書類選考と面接を経て15人の応募者の中から選ばれた。
 松田さんは「これまでの経験を活かし、赤穂と観光業界とのパイプ役になりたい」と抱負を話している。

警察官友の会が駐在所激励

 捜査やパトロールなど署員の外出時に、地理案内や拾得物受理などの対応をしている夫人を激励しようと、赤穂地区警察官友の会(高力芳春会長)は地区内の駐在所をこのほど訪問。「ご主人が不在のときに駐在所を守り、ごくろうさま」と記念品を贈呈した。
 赤穂署管内の駐在所は7カ所。いずれも署員と家族が住み込みで勤務し、地域の治安に日夜努めている。
 坂越駅前駐在所に勤務する宮原久警部補の妻・美津子さん(50)は「赤穂の安全を守るためにこれからも夫を支えます」と殊勝だった。

2007年8月25日 (土)

観光協会事務局長に15人応募

 観光振興に取り組む優秀な人材を広く求めようと赤穂観光協会(寒川信男会長)が募集していた同協会事務局長の公募受付が20日に締め切られた。書類選考と面接を経て、今月中に採用者を決定する。
 締切日までに寄せられた応募者数は15人で、うち2人が女性。出身地では大阪の1人を除いて全員が兵庫県内で、うち9人は市内在住という。
 選考するのは、寒川会長をはじめとする選考委員。書類選考で選抜した5人程度を面接し、最終的に採用者1人を絞る。
 採用予定は9月1日。同協会は「赤穂に深い想い、熱意と意欲のある人を採用したい」と話している。

科学のおもしろさを体験

20070825kagaku2  小学生を対象に科学実験を行う「サイエンス寺子屋」が19日、御崎の赤穂市立海洋科学館(掃部毅館長)で行われ、夏休みの子どもたち約200人が参加した。
 市内の小学校教諭、高校生らが講師となり、備長炭を使った電池や発泡入浴剤で飛ばすミニロケットなど7種類の実験や工作で科学のおもしろさを体験した。
 洗濯のりに薬品を混ぜてスライムを作った尾崎の小山夏希さん(10)は「工場でしかできないものと思っていた。自分で作れて不思議」と楽しそうだった。(写真は子どもたちの興味を引いた「サイエンス寺子屋」)

2007年8月11日 (土)

赤穂東中60周年「みんなで校歌を」

20070811higashi  現役とOBが合同で校歌を歌おう―というイベントが今秋、赤穂東中学校で予定されている。同校OB有志が実行委員会を立ち上げ、準備に奔走中だ。
 同校は昭和22年に創立し、これまで1万1121人が巣立った。今年で60周年を迎えたことから実行委員長の会社員井田佐登司さん(44)=尾崎、昭和53年卒=が「節目の年に卒業生と在校生がともに母校を想う場を」と発案した。
 すでに学校の了解を得て、開催日時は11月10日(土)に決定。授業参観日と同日開催とし、午前11時から同校講堂で行う。在校生、卒業生だけでなくその家族や勤務経験のある職員など「東中に関係のある人すべて」に参加を募っていくという。
 学校の歴史を振り返る写真展も実施する予定だが、一部の年度で卒業アルバムが見つかっておらず、井田さんらが現在捜索中。
 探しているのは昭和22-24、28、31-33、39-41、43年度卒のアルバム。またその他の年度でもアルバム以外に「旧校舎が写っているものなど思い出の写真を提供して」と呼びかけている。
 提供写真はスキャンして本人に返却する。写真提供及び同イベントについての問合せは℡080・1511・5715まで。(写真は「一人でもたくさんの人に集まってほしい」と話す実行委員長の井田さん)
■赤穂東中学校のホームページ
http://www.ako-hyg.ed.jp/~akohigashi-j/

「千種川の日」一斉水温調査

20070811suion  上流から河口まで川の“健康状態”を調べようと、「千種川一斉水温調査」が5日、沿川の住民有志の手で行われた。
 同調査は、千種川圏域清流づくり委員会(岡田國秀代表)が平成14年から毎年、最も水温が上昇する8月初旬の午後に行ってきた。
 6回目となった今回は、今年から“千種川の日”に制定された8月第1日曜日に実施。同委員会の呼びかけに賛同した沿川住民約90人が手分けして本流、支流計94地点で水温を計測。プラスチック容器でサンプルも回収し、水質の目安となる電気伝導度(EC)も測定した。
 赤穂市内では富原、木津、北野中など13カ所で行われた。河口に最も近い赤穂市尾崎の地点では朝日町の宮本一成さん(70)ら3人が参加。海浜大橋の上からひもを結んだバケツで水を汲み上げ、水温26・7度だった。
 温度計の目盛りを読んだ松原町の中谷裕貴君(9)は「水温が上がり過ぎると死んでしまう生き物が出てくると学校で習った」と測定結果に関心を持ったようす。
 同委員会のまとめによると、調査地点のうち水温が最も低かったのは宍粟市千種町の「三室の滝」で16・5度、最高は有年の矢野川で31・0度。
 委員会メンバーで県立西はりま特別支援学校の横山正教諭(46)は「ライオンズクラブが毎年行っている水生生物調査と結果を照合すればさらに詳しい川の環境がわかってくるのでは」と今後の成果に期待している。(写真は流域で一斉に行われた千種川水温調査)

生活習慣病健診、約36%が要医療

 4月から6月にかけて市内24会場で行われた平成19年度赤穂市生活習慣病健診の実施結果がこのほど市子育て健康課から発表された。
 総受診者数は7013人(男2263人、女4750人)で前年度から180人減少。そのうち60歳以上が4541人で全体の6割以上を占めた。受診者の平均年齢は63歳だった。
 基本健診を受診した6791人中306人が「正常」と判定、「要精密検査・要医療」は2432人。がん検診では胃459人(受診者数3482人)肺204人(5401人)大腸366人(4862人)前立腺107人(1535人)が「要精密検査」と判定された。肝炎ウィルス検査は59人中1人が陽性反応だった。
 同課は「健診結果などで気になることがあれば、各公民館等で毎月実施している健康相談を気軽に利用してもらえれば」としている。

2007年8月 4日 (土)

「市民の夕べ」盛大に開催

20070811yube  赤穂の夏の風物詩、「第37回市民の夕べ」は4日、中広の千種川河川敷を主会場に行われ、約5万1000人の人出でにぎわった。
 赤穂大橋をはさみ、南の盆踊り広場と北の「でえしょん」広場で市民が踊りやダンス。商工会議所青年部による「家紋イルミ」が川面を彩った。
 交通公園には、赤穂青年会議所(JC)が市内小学生に呼びかけて作った「ゆめ灯ろう」3000個が展示。子どもたちが夢や目標を書いた青、黄、ピンクの紙を円柱状に立て、中からろうそくの明かりで照らした。(写真は“光と水の祭典”にふさわしいイベントとなった「市民の夕べ」)

お土産に手作り塩味まんじゅう

20070804shiomi_2  浅野家ゆかりの茨城県笠間市と赤穂市とのボーイスカウト交歓キャンプが7月31日まで唐船サンビーチなどで行われ、両隊の隊員約100人が交流を深めた。
 ボーイスカウト赤穂第1団と笠間第1団の交歓キャンプは昭和43年から。いずれかの団が創立5年ごとの節目を迎えるたびに相手の市を訪問して行ってきた。
 今年は発団45周年の笠間隊が52人で来穂。3泊4日の日程でハイキングや海水浴、キャンプファイヤーなどで友情を育んだ。
 30日には加里屋まちづくり会館で塩味まんじゅう作りに挑戦。「岩佐屋」店主の岩本和也さん(55)の手ほどきで木型を使った手作りを体験した。
 子どもたちにとって寒梅粉やあんこを触るのは初めて。型押しの力加減が難しく、あんこがはみ出したものもあったが、木型からコロンとまんじゅうが転がると、うれしそうな笑顔を浮かべた。
 1人10個ずつ作り、紙で包んで箱詰め。カブスカウトの永地純君(10)は「お土産に持って帰ってお父さんに食べてもらう。赤穂は海と川があっていいところ」とたくさんの土産話ができた様子だった。(写真は塩味まんじゅう作りを体験した笠間の子どもたち)

コブハクチョウのひな、元気です

20070728hakutyo  赤穂城跡の公園で生まれて、先日に里子に出されたコブハクチョウのひなたちはその後、元気に過ごしているのだろうか―と思い、引取り先の県立フラワーセンター(加西市)へ車を走らせた。
 同センターに引き取られたのは5羽のうち毛色が白の2羽でどちらもメスと推定。広大な敷地の中央にある「亀ノ倉池」に放され、仲良く並んで泳いでいた。
 池の面積は約7㌶。15年近く住み着いているコクチョウ1羽と先日もらわれてきたばかりのアヒル(生後約6カ月)1羽が同居する。
 同センターの上田光明次長によると、同池には水草や昆虫など天然のエサが豊富。さらに、来園者が池の一角にあるテラスから鳥のエサを与えるため、食事には事欠かないという。
 2羽ともすっかり毛が生え変わり、体も赤穂を出発したときからさらに一回り大きくなった感じ。先輩のコクチョウの後について池を周遊し、花しょうぶ園横の水路がお気に入りとか。
 「鳥には住みやすい環境。ここのマスコットとしてきっと人気者になってくれるでしょう」と上田次長。
 同センターは午前9時~午後5時開園(入園は4時まで)。水曜休園。入園料は大人500円、中高生300円、小学生150円。9月30日まで開催中の「食虫植物展」は国内最大級のコレクション。また、9月2日までの毎週金・土・日曜午後5時半~8時は1万個の電球で花園を飾る「サマーイルミネーション」を実施し、その時間帯に限り、入場料、駐車料が無料になる。
 同センターは「赤穂のみなさんもぜひ白鳥の元気な姿を見に来てもらえれば」と来場を呼びかけていた。
 なお、残る3羽(オス2羽、メス1羽と推定)は現在も同動物園に在留。うち2羽が秋ごろに倉敷市内の公園に譲渡される予定という。(写真は新天地でのびのび暮らしているコブハクチョウ)

くぼっち先生、来週ラジオ出演

20070714cr   本紙コラム「絵本で世界を旅しよう」を執筆している有年原の久保良道さん(69)がこのほどラジオ番組の取材を受けた。
 ラジオ関西「長寿バンザイ」(毎週土曜日午前7時~7時15分)。平成2年から兵庫県の提供で放送されている番組で毎回、「高齢社会の中でこれから元気に長寿を迎えようとしている人」にインタビュー。退職後も赤穂の歴史研究など精力的に活動を続けている久保さんに出演依頼が舞い込んだ。
 収録は、久保さんが昨年自費出版した「父と歩んだ六〇年―戦地からの便りに想う―」についてレポーターが聞き取る形で進行。「戦争の悲惨さを伝えたい」と常々話す久保さんが自身の思いを披れきした。
 放送は終戦記念日を間近にした8月11日に行われる。(写真は戦争への思いを語る久保良道さん)

2007年7月28日 (土)

涼風呼んだ? 打ち水大作戦

20070728uchimizu  大勢で一斉に水をまいて夏の暑さを抑えようと、「打ち水大作戦」が21日、加里屋のいきつぎ広場で行われた。
 「打ち水大作戦」はヒートアイランド対策に日本古来の知恵を活かそうと、平成15年の東京を皮切りに全国に波及。昨年は全国で延べ770万人が参加したという。
 梅雨の谷間となったこの日は午後から太陽が照りつけ、会場の石畳の温度は40度以上に。県と市などの呼びかけで集まった子どもから大人まで約60人が午後4時から15分間ほど、雨水や風呂の残り湯など約200㍑をひしゃく、おけを使って打ち水した。
 水をまいた後の地表温度は5度以上低下。しばらくすると、東からの涼風がすっと吹き抜け、参加者らは「これも打ち水の効果?」と笑顔で涼をとっていた。(写真は見た目にも涼しげだった打ち水大作戦)

坂越小伝統の生島遠泳

20070728sakoshi1  学年全員で地域のシンボル・生島まで泳いで往復する、坂越小学校伝統の海洋訓練が22日に行われ、6年生児童48人全員が約1㌔を無事に“完泳”した。
 スタート前、児童らは円陣を組み、「生島目指してがんばるぞー」と気合い入れ。泳力に応じた班ごとに色ちがいの鉢巻きをしめ、午前10時すぎに東の浜を出発した。
 スタート時の天候は晴、水温27度。波も高くなく、良好なコンディション。教師、OBら伴泳者と漁船に乗った保護者らに見守られ、児童らは順調に生島へ。飴湯を飲んでひと休みし、復路へ折り返した。
 後半は少し波が出てきたものの、「ヨーイコーラ、ドッテンコーラ」の掛け声で互いを励まし合い、スタートから約50分後に全員が帰還。最後の班が東の浜に到着すると、大きな拍手が起こった。
 明治時代に行われていた「海上運動会」の流れを汲む同校の海洋訓練は昭和55年に再開して今年で28回目。児童らは先輩と同様、長時間泳ぎ続ける特訓を重ね、当日を迎えた。
 「今年は雨が多く、練習できない日もあったが、子どもたちはよくがんばった」と北野勝子校長。出発前、少し不安げだった石中陽君(12)は「ゴール近くのブイまで来たときに泳ぎ切ったと思った」と笑顔を弾けさせた。(写真は泳いで生島を目指す坂越小6年生児童)

また赤穂にぜひお越しください

20070728kankou1  観光リピーターを増やそうと、赤穂観光協会は22日午前、JR播州赤穂駅で観光キャンペーンを実施。京阪神方面からの新快速などで来穂した観光客にキャンーペーングッスを配布した。
 「ようこそ赤穂へ」。同協会の役員8人が改札口前に並び、義士はっぴ姿で出迎え。特産の塩、義士の名前入り割りばし、観光パンフレットが入った袋を手渡した。
 同協会は年に数回、東京、大阪などで観光客誘致のためのキャンペーンを行っている。地元で実施した今回は「赤穂によい第一印象を持ってもらい、リピーターになってもらおう」と意図。寒川信男会長(74)をはじめ同協会の重鎮らが先頭に立って観光客を歓迎した。
 職場の同僚女性4人で食事に来たという青木容子さん(41)=たつの市御津町=は「赤穂の塩はおいしいと聞いているので、家で料理に使ってみます」とグッズを喜んでいた。(写真は笑顔で出迎えた観光キャンペーン)

2007年7月21日 (土)

万一のときはすぐおいで

20070721anzen2  夏休みを前に児童の防犯意識を高めようと、赤穂小学校(折方啓三校長)は19日、全校児童による「子ども110番の家・店」訪問を実施した。
 「子ども110番の家・店」は、不審者などの危険から避難してきた子どもを保護し、警察、学校へ連絡する制度。黄色の札が目印で、同小校区では商店、企業、一般家庭など現在84件が登録している。
 児童らはこの日、教職員の引率で地区ごとに集団下校。通学路沿いにある登録場所を一軒ずつ訪ね、「いつもありがとうございます。これからもお願いします」とお礼の言葉を書いた手紙を手渡した。
 同校では、万一のときに逃げ込める場所を把握させる目的も込めて、年度替りや夏休み前などに児童による訪問を実施している。
 正門近くの会社事務所を「子ども110番の家・店」に登録している加里屋の目木敏彦さん(46)は「何かあったらいつでもおいでよ」と子どもたちに声をかけていた。(写真は赤穂小児童の「子ども110番の家・店」訪問)

台風4号、赤穂は人的被害なし

 季節外れに日本を直撃し、全国で死者3人を出した台風4号は7月14日夜に赤穂に再接近。市によると、「市内では人的被害、家屋の浸水、農作物への大きな影響はなかった」という。市安全安心担当は「台風の東側に入らなかったこともあり、暴風雨が予想したほど激しくなかった」と目立った被害がなかったことに胸をなでおろした。
 県の水防指令を受け、赤穂市は14日午後3時に災害警戒本部を設置。課長以上全員と関係部署の職員がそれぞれの職場に詰めた。同時に公民館など10施設を避難場所として開設することを決定。最も多いときで3施設に5世帯8人が避難した。
 千種川の水位は14日午後5時、木津の水位計で消防団待機水位の2㍍80を越えたものの、判断注意水位(3㍍80)には至らず、同日午後9時の3㍍37をピークに下降。市は15日午前3時に同本部を廃止した。
 市内の交通網では、県道大津西有年線で連続降雨量が規定の110㍉を超えて土砂崩れの危険があるとして、14日午後5時から15日午前10時まで通行止めになったが、その他の道路及び電車、バスへの影響はなかった。
 市は高潮に備え13日、作り置きの土のう約1500袋に800袋を追加作成。福浦、有年、目坂などに約1140袋を投入した。
 14日に予定されていた行事、イベントは軒並み影響を受けた。
 シルバー人材センターが丸山海岸で行うことにしていた海岸清掃は中止。駅前商店街の「花いっぱいリレー」は28日へ延期に。
 一方、塩屋第4公園の「おららの公園イベント」は順延開催した16日も雨にたたられたが、元気な子どもたちが催しを楽しんだ。15日の「花岳寺ファミリーフェスティバル」も翌日に開かれ、限定販売の「おっぺし」70食が10分で売り切れるほどの盛況だった。

2007年7月15日 (日)

災害警戒本部を廃止

台風一過。赤穂市は15日午前3時、災害警戒本部を廃止した。

2007年7月14日 (土)

大津-西有年間で通行止め

赤穂市は7月14日午後5時、一般県道大津西有年線の全線約3キロの区間が通行止めになったことを発表した。

各公民館を避難所に開放

赤穂市は台風4号の接近に伴い、市内各公民館を避難場所に開放した。

台風4号で市が災害警戒本部

台風4号の接近に伴い、赤穂市は7月14日午後3時、災害警戒本部を設置した。

「自分の身は自分で」中学生が防犯組織

20070714bouhan  声かけ事案や連れ去り未遂などから身を守る力をつけようと、市内中学生による「防犯対策委員会」が発足。10日に市民会館で結成式が行われ、市内5中学校から選出された42人に委員証と腕章が交付された。
 身近な生活環境に関心を持ち、安全確保への主体的な行動を通して自主防犯能力を高めることを目的に各校の生徒会役員を中心に結成。関係者によると、中学生主体の防犯組織は県下で初めて。市青少年育成センター、警察、市防犯協会が情報提供など活動を支援する。
 月1回の定例会議に加え、学期ごとに情報交換会を開催。防犯ポスター、安全マップ作成や小学生への防犯呼びかけなどを行っていく。
 結成式では、メンバーを代表して赤穂西中学校の生徒会長・越川宏海君(3年)が「大人に守ってもらうだけでなく、自分たちでも危険から身を守る方法に気付き、考え、行動します」と決意表明。赤穂中3年の山田佑輔君は「危険から身を守る方法を考えて、みんなに伝えていきたい」と抱負を話していた。(写真は結成式で委員証を渡される防犯対策委員会のメンバー)

シュノーケルで水中探検

20070714syuno1  御崎小学校(尾上慶昌校長)の3年生児童47人が9日、御崎の大塚海岸で水中生物観察会を行った。
 「身近な自然のすばらしさ、海にもたくさんの命があることを感じ取ってほしい」(同校)と瀬戸内海側の県内小学校では初めて、シュノーケルを使った観察会を実施した。
 ライフジャケットを着用した児童らは泳力に応じて班を組み、ボランティアのダイバーとマンツーマンで海へ。シュノーケルは3日前に学校のプールで体験済みで、泳ぎが苦手な児童もスムーズに遊泳できた。
 この日は数日前の降雨で水が濁り、水中の視界は1㍍弱で「普段の半分以下」。それでも、イトマキヒトデ、ムラサキウニなど10種類以上の生き物が確認できた。
 「しずくみたいな形がいっぱい集まっていた」と話すのは磯に産み付けられたコウイカの卵を観察した別所武司君(9)。御崎の海で初めて泳いだという中村華蓮さん(8)は「ちょっと怖かったけど、また潜ってみたい」と笑顔で話した。
 午後は野外活動センターへ移動し、ダイバーが採取したウリクラゲを観察。暗い部屋でライトを当てると赤、青、緑に発色する様子に児童らから驚きの声があがった。
 スタッフとして参加したたつの市の美容師・井川寛子さん(25)は「子どもたちといっしょに私も楽しめました。またこんな機会があったら参加したい」と海の魅力を実感していた。(写真はシュノーケルで海の生き物を観察した御崎小児童)

日本の工業黎明支えた大鳥圭介の足跡が本に

20070714ootori  明治初期の日本で近代工業育成に尽力した上郡出身の大鳥圭介(1832-1911)が遺したノートの中身を子孫が一冊の本にまとめてこのほど出版した。
 「大鳥圭介の英・米産業視察日記」(A5判、234㌻)。大鳥の妹於勝のひ孫にあたる神戸市の医師福本龍さん(73)が出版した。
 幕府の歩兵奉行だった大鳥は江戸城の無血開場に反対して旧幕府軍を率い、榎本武揚らと箱館五稜郭で官軍と戦った。敗戦で2年半投獄されるが、高い学識を評価した新政府が登用。明治5年から英米に派遣され、当時世界の最先端を走っていた産業の仕組みをつぶさに視察した。
 大鳥が開拓使に提出した5編からなる報告書は日本が近代工業化を図る上で貴重な資料となり、大鳥は伊藤博文、山尾庸三らとともに日本の産業振興に多大な功績を残した。
 本の材料としたのは、大鳥が現地でつけていた日記(学習院大学資料室史料館蔵)。英米2カ国で石炭、製紙、鉄工など100カ所をゆうに超える工場を視察したうち、明治5年8月から翌年までの87カ所分が手帳サイズのノート約180㌻にびっしりと書かれ、世界の最先端技術を日本に持ち帰ろうとする意欲が見て取れるという。
 3年前に大鳥の伝記「われ徒死せず」を刊行した福本さん。「“戊辰戦争敗軍の将”という一面ばかりが取りざたされるが、本来は科学者であり、教育者であった。その実像を誤解なく伝えたかった」と2冊目を出版した動機を語る。
 国書刊行会から2300円+税。福本さんは昭和54年まで加里屋で福本医院を開業していた久さんの長男で、中学、高校時代を赤穂で過ごしている。(写真は上郡町役場前に建つ大鳥圭介像)

ロータリーC新会長インタビュー

20070630rc   東京での会社勤務から実家の寺を継ぎ、10年前に帰穂。同時にクラブに入会した。11代会長の父・盛海さんに次いで親子2代の会長就任。「メンバーの交流を第一に、そこから奉仕の意欲やアイデアを生み出していきたい」と語る。
 その思いはスローガンにも表れる。「輪で和、輪で倫」。「和して同ぜず。会員がそれぞれの立場を超えて自由闊達に話し合えるクラブでありたい」と思いを説く。
 「ロータリーの本質は相手を思いやる心を持った職業奉仕が中心であるべき」とも説く。この考えは米シカゴで100年以上前に誕生したロータリークラブの“原点”。「仕事を通じて従業員、顧客のために役立つ」との職業奉仕を重んじる考えだ。
 入会以来、最も印象に残っているのは、チベットでの学校建設支援活動。「子どもたちの瞳の輝きが忘れられない」と今年度も飲料用水を汲み上げるポンプの寄贈を計画している。
 寄贈先の学校があるのは標高3600㍍の高地だが、過去に趣味の山岳写真で6000㍍級の山に登ったこともあり、「高度順化には自信がある」とメンバーの先頭に立って渡航するつもりだ。
 性格を尋ねると、「未年のA型」と返ってきた。「一年間、みなさんの“踏み台”になれれば」との言葉にもその一端が垣間見えた。
 如来寺住職。尾崎。75歳。(写真はロータリークラブ会長に就任した八幡昭海氏)

子どもたちの夢乗せて紙ひこうき

20070714akayo1  7月7日、赤穂幼稚園(金谷公子園長)で七夕まつりが開かれ、園児約100人が短冊に願い事を書いて笹に吊るした。
 「おともだちとなかよく」「いっぱいごはんをたべて大きくなりたい」「ケーキ屋さんになれますように」など、子どもらしい夢や目標がいっぱい。親子で折った紙ひこうきを2階から飛ばし、夢を願った。
 当日は父親らでつくる「げんこつクラブ」も協力。ヨーヨー釣りの模擬店で園児らを楽しませた山手町の林智只さん(35)は「子どもの笑顔が何より」と準備の疲れも吹き飛んだようすだった。
 この日は御崎、坂越幼稚園でも親子ふれあい活動があり、いかだ遊びや魚のつかみ取りなどを楽しんだ。(写真は紙ひこうきで遊んだ赤穂幼稚園の七夕まつり)

ライオンズC新会長インタビュー

20070623lc_1  今年45周年を迎える同クラブの舵取りを任された。
 「今後のクラブの発展を期する大事な年。50周年に向けて一歩を踏み出す一年に」と語る声から責任の重さが感じられる。
 テーマは「継承と刷新」。「先輩会員の業績に敬意を払うとともに、時代に適応した新たな取り組みにも挑戦していきたい」との思いを込めた。
 同クラブの伝統事業といえる千種川水生生物調査は35回目となる今年も継続。海外から短期留学生を迎えるユース・エクスチェンジは7月中旬に台湾の学生を受け入れる。世界から失明をなくすための募金活動はメンバーから市民へ協力の輪を広げる。
 新たな取り組みとしては、「子どもたちに赤穂の歴史や環境について知ってもらう機会を作りたい」。「赤穂の地名由来とされる蓼を使った事業を展開できれば」と構想。
 「地元あってのクラブ。地元に還元できる事業を実施したい」との抱負で、45周年記念事業も「市民のみなさんに役立つことを」との方針だ。
 入会して27年。他の会員が「いつもにこやかで怒ったところを見たことがない」と言うように、温和な人柄でその場の雰囲気を和ませる。
 「会員一人ひとりが個性と才能を発揮するためにはクラブ内の和が大切。和やかな環境を整えられるように会長としての役割を果たしたい」
 赤穂高校同窓会でも平成17年から会長。「赤高も旧制中学創立から今年で80周年なんですよ」。多忙な一年になりそうだ。
 赤穂八幡宮宮司。尾崎。57歳。(写真は赤穂ライオンズクラブ会長に就任した中村良廣氏)

2007年7月 7日 (土)

七夕に「元禄ゆかたまつり」

20070707yukatamatsuri  七夕の7月7日夕、第2回赤穂元禄ゆかたまつりが上仮屋の大石神社で開催。心配された雨も降らず、日暮れとともにゆかた姿のカップルや親子連れでにぎわった。(写真は赤穂元禄ゆかたまつりが開かれた大石神社)
 

学校緑化で坂越小に理事長賞

20070707sakoshi1  平成18年度全日本学校関係緑化コンクールの表彰校がこのほど発表され、坂越小学校が学校環境緑化の部で国土緑化推進機構理事長賞に入選した。同校は「これまで継続してきた活動が評価された」と受賞を喜んでいる。
 同コンクールは青少年の緑化活動と学校における緑化教育の推進を目的に同機構が主催。
 同校は平成13年度から校区内の国天然記念物、生島樹林の清掃活動を実施。昨年は学校裏の八祖山、近くの宝珠山に植樹するなど地域の緑化活動に取り組んできた。
 表彰式は北海道苫小牧市であった第58回全国植樹祭で天皇、皇后陛下のご臨席のもと行われ、学校を代表して列席した北野勝子校長に賞状と楯が贈られた。
 受賞を知った児童は「すごいと思った。びっくりした」(6年、大野優太君)「これからもずっと続けてほしい」(同、植田瑞葵さん)など活動が認められたことに胸を張った。
 今年度は宝珠山に植えた木々に名札付け、生島樹林の原生林マップ作成などを予定している。
 「受賞は地域の協力団体、保護者の支援のおかげ」と北野校長。「山、川、海に囲まれた坂越ならではの学習を行っていきたい」と話していた。(写真は受賞を喜ぶ坂越小児童。中央の木は先輩が植樹したヤマボウシ)

市民目線で観光情報発信

20070707shikihou  旬の観光情報を発信しようと、市民有志が取材・編集する季刊フリーペーパー「The Red Ear Paper!」がこのほど創刊。“市民目線”で集めたグルメ、イベント情報を載せ、観光客に無料で配られる。
 A4判4㌻のオールカラーで発行部数は3000部。「赤穂の魅力を観光客にアピールし、リピーターの創出を」と中浜町の主婦岩﨑由美子さん(42)ら有志5人が今春、「赤穂観光四季報制作委員会」を立ち上げ企画。市の「赤穂観光アクションプログラム推進事業」に選ばれた。
 今回発行したのは2007年夏号。表紙は「市民の夕べ」の花火写真で季節感を出し、中面で釣り、海水浴の情報を紹介。7月から8月にかけて市内で行われるイベント案内、特産の塩にスポットを当てたコーナーなど盛りだくさんの内容だ。
 「Red(赤い、熱い)Ear(穂、耳)」の単語を連ねたタイトルには赤穂の地名と「ホットな耳寄り情報を伝えたい」との思いを込めた。コンセプトは「観光客がほしい情報を発信する」。駐車場・トイレマップを掲載しているあたりにもその編集方針が表れている。
 「取材は大変でしたが、たくさんの方が協力してくれてありがたかった」と代表の岩﨑さん。「これを手に市内を巡ってもらえるとうれしい」と楽しみにしている。
 市観光商工課は6000部を増刷。7日と8日にJR広島駅などで行う観光キャンペーンでさっそく配布する。市内では同課、観光協会、いきつぎ広場などで入手できる。観光協会のホームページにもアップされる予定。
 同紙についての問合せは℡42・3291(赤穂孔版)まで。(写真は創刊号を手にする制作委員会のみなさん。次号は9月発行予定)

カブトムシ観察施設オープン

20070707kabun  豊かな自然の中でカブトムシとふれあう有年横尾の体験施設「かぶ~ん うね」が7月8日(日)に開園する。
 「赤穂ふれあいの森」の雑木林約10㌃を全面ネットで囲んだ施設は平成11年に開設し、今年で9年目。たくさんのカブトムシを間近で観察することができる。
 地元の人たちによる管理運営委員会が6つある飼育小屋を世話し、今年も約700匹が発育。平田貫之会長(67)は「春先の気候がよく、例年より一回り大きく、とっても元気なカブトムシが育ちました」とにっこり。
 8月5日(日)まで午前10時~午後5時開園。施設管理協力金として100円(3歳以上)。カブトムシの販売(つがい1組、ケース付で1000円)も行う。
 あす8日は午前9時から開園式。市内4幼稚園の園児がくす玉開きでオープンを祝い、来園者に紅白の餅をふるまう。
 また、7月21日(土)には「有年ふれあいフェスタ」を開催。露店を並べ、ウォークラリーなどを実施する。
 問合せは「赤穂ふれあいの森管理運営組合」℡090・6960・0141(小林さん)まで。(写真は元気に育った「かぶ~ん うね」のカブトムシ)

安全祈願祭で海開き

20070707umibiraki  利用者の安全とシーズン中の賑わいを願い、平成19年度海水浴場安全祈願祭が7月1日、御崎の伊和都比売神社で行われた。
 関係者約25人が参加。眼下に海を臨む鳥居前で神事を行い、海開きした。赤穂観光協会の寒川信男会長は「多くの人に赤穂のすばらしい自然を楽しんでもらえれば」とあいさつした。
 赤穂市内には丸山、福浦、唐船の3海水浴場があり、いずれも7月21日から8月20日まで開設。シーズン中、約7000人の来場者を見込んでいる。(写真は海水浴場安全祈願祭)

県水質調査、赤穂は「良」

 兵庫県水質課は県内47海水浴場について実施した水質調査の結果をこのほど発表。赤穂市内の海水浴場は3カ所とも「水質良」と判定された。
 調査は5月に行われ、ふん便性大腸菌群数、油膜の有無など7項目を調査。赤穂を含む全場が「安心して海水浴ができる水質」と判定された。
 調査結果によると、県下47場のうち36場が「特に良好」、5場が「良好」、6場が「良」との判定だった。
■海水浴場水質調査結果(兵庫県)
http://web.pref.hyogo.jp/press/press_ac021_00001916.html

2007年6月30日 (土)

駅南東ホテル、フジタが着工

 昨年8月、JR播州赤穂駅南東の市有地を競売で落札した鷆和の総合建築業「フジタ」(藤田隆夫社長)は6月18日からホテル棟建設工事を着工した。清水建設の施工で来年9月中旬の竣工を目指す。
 計画によると、建設するビルは高さ約38㍍の12階建て。延床面積は約4400平方㍍で客室数は215室。大手ホテルチェーン「東横イン」に賃借し、運営と管理を任せる。
 同ホテル建設については当初、今年3月に着工予定だったが、「JRとの調整に時間を要した」ことで約3カ月遅れの着工となった。
 開業目標は来年10月。同社は「安全に工事を進めたい」としている。

園児らツツジ植樹

20070630syokuju  毎年6月を環境月間として行事に取り組んでいる関西電力赤穂発電所(森田勇所長)は6月26日、赤穂保育所と大津のわかば園で植樹活動を行った。
 2保育所にツツジ苗約30本をプレゼント。職員が園児らといっしょに苗を植え、緑の大切さをPRした。
 赤穂保育所では年長組20人が行事に参加。1人1本ずつ植樹し、「大きくなあれ」とたっぷりの水をあげていた。小國佐栄子所長は「園児にとっていい記念になります。子どもたちと同じようにすくすく育って」と話していた。(写真は植樹したツツジに水やりする園児)

2007年6月23日 (土)

止まらない交通事故死に特別取締隊

 交通事故による悲惨な犠牲者を絶対に出さない―。続発する死亡交通事故の緊急抑止対策として赤穂署はこのほど「特別指導取締隊」を立ち上げた。県警本部交通機動隊から白バイ6台を投入し連日、交通違反を徹底的に取り締まっている。
 今年、赤穂市内で発生した交通事故死は今月5日で昨年1年間と同数の4人に。8日から市、警察などが緊急の交通安全運動を実施したが、14日に5人目の犠牲者が出た。
 事態を重く見た警察は県警本部の応援で「特別指導取締隊」を編成。16日に同署で行った発隊式にはパトカー、白バイ計12台と署員、関係者約40人が臨んだ。清本正志署長は「悪質な交通違反は現行犯逮捕も辞さない姿勢で取り締まりを」と訓示。隊員を代表して雲開啓介巡査が「死亡事故の連続発生を非常事態ととらえ、市民の安全と交通事故防止のため、力の限りを尽くします」と宣誓した。
 同署は飲酒運転、速度違反などの取締りを強化する一方、事故死者のうち4人が高齢者だったことから、高齢者大学や老人会対象の講習会を例年以上に実施していくことにしている。

古式ゆかしく「お田植祭」

20070623otaue  豊かな実りを祈願する日本古来の伝統行事「お田植祭」が6月17日、加里屋西沖の大石神社神田で行われた。
 赤穂市内では長年途絶えていた同行事は平成16年、同神社が73年ぶりに再開。復活4年目となる今回も例年同様、関西福祉大の女子学生10人が菅笠と着物で「早乙女」に扮し神田へ。お囃子が流れる中、太鼓の合図で苗を植え、舞台では巫女が豊穣を祈る「浦安の舞」を披露した。
 梅雨入りにもかかわらず当日は晴天。古式ゆかしい行事を見ようと、特設の観覧席に約100人が集まり、大勢の写真愛好家らが早乙女の一挙手一投足をカメラで追った。
 「初めて田んぼに入った」という早乙女役の清水裕子さん(20)は「お米のありがたさを感じました。ちゃんと育つか秋まで見守りたいです」と豊作を願っていた。(写真は晴天の下行われた大石神社「お田植祭」)

よい歯の児童・生徒審査会

20070623yoiha  第46回赤穂市よい歯の児童・生徒審査会(相生・赤穂市郡歯科医師会主催)がこのほど赤穂市民会館で行われた。市内各校の審査を通過した小学6年生と中学3年生の計30人を対象に審査し、最優秀賞の4人を決定した。赤穂市代表として10月の県審査会に参加する。
 若者や子どもの口腔衛生については、ペットボトル飲料の普及によって糖分の多い清涼飲料水などを口にする機会が増えており、虫歯の原因にもなりやすいという。
 同医師会赤穂支部の亀井直就支部長は「きちんと歯を清潔に保っている人とそうでない人との二極化が進んでいるようだ」と最近の傾向を分析。「歯磨きなどのケアはもちろん、正しい食生活を身につけることも大事」と話していた。
 最優秀賞は次のみなさん。
 ▽橋本優太(御崎小)▽滑石和希(赤穂西小)▽大野智敬(赤穂中)▽尾崎里奈(赤穂東)(写真は市よい歯審査会で最優秀賞のみなさん)

ライオンズクラブ新会長に中村氏

20070623lc  赤穂ライオンズクラブの新年度役員がこのほど決定し、会長に中村良廣氏(57)=赤穂八幡宮・宮司=が選任された。任期は7月1日から1年間。新役員は次のみなさん。敬称略。
 ▽会長=中村良廣▽前会長=三木博之▽第1副会長=山之口敏雄▽第2同=平治孝允▽第3同=立花剛▽幹事=児島正幸▽会計=金礪正和▽LT=中野実史▽TT=猪狩光信▽会員理事=樽家紀之▽2年理事=前田哲児、小西利夫▽1年同=関孝志、山崎勇治▽監査委員=亀井義明、矢野喬司(写真は新会長の中村良廣氏)

ロータリークラブ新会長に八幡氏

20070623rc_1  赤穂ロータリークラブの新年度役員がこのほど決定し、会長に八幡昭海氏(75)=如来寺住職=が選任された。任期は7月1日から1年間。新役員は次のみなさん。敬称略。
 ▽会長=八幡昭海▽副会長=藤田隆夫▽幹事=高森進▽会計=飯塚正史▽SAA=榊努▽理事=末吉秀人、杉山匡行、岡本尊志、寒川新一▽前会長=赤井高之▽副幹事=小林洋介▽副SAA=柴田忠雄▽監査=細川昇二、山口純一(写真は新会長の八幡昭海氏)

2007年6月 9日 (土)

事故死急増で交通安全キャンペーン

 赤穂市内における交通死亡事故が多発していることを受けて、赤穂市は8日から交通安全キャンペーンを開始した。警察、関係団体と連携し、あらゆる手段で事故防止に努める構えだ。
 今年、市内で発生した交通事故で亡くなったのは4人で、すでに昨年1年間と同数。特に5月10日からの1カ月間で3件が続発し、1年間で10人の犠牲者が出た平成16年に次ぐハイペースとなっている。
 赤穂署がまとめた5月末時点のデーターによると、物損を含む交通事故総数は141件で昨年同時期(176件)を下回っている。人身事故についても重傷9人(昨年同時期13人)、軽傷132人(同163人)といずれも減少。死亡事故だけが増加するという“異常事態”だ。
 こうした状況を市民に周知して事故防止に努めようと、赤穂市は警察、交通安全協会と協力しキャンペーンをスタート。8日朝には豆田正明市長、交通安全協会の関孝行会長らが赤穂駅前で通勤、通学の市民に交通安全を呼びかけた。
 11日(月)からも市職員、交通指導員らが3日間連続で市内の主な交差点、国道沿いで立ち番を行うほか、市ホームページ、回覧広報などでも啓発。さらに自転車に乗るときのマナーをまとめたチラシを印刷し、市内全小中学校の生徒・児童に配布する。
 赤穂署交通課の平田忠晴課長は「このままでは“非常事態宣言”を出さざるを得ないぐらいの状況。そうなる前に食い止めたい」と厳しい口調。市は「事故のない明るく安全なまちづくりを推進するために努めたい」としている。

笠間市と災害情報を相互掲載

 赤穂市は姉妹都市・茨城県笠間市との間で、災害情報を相互のホームページに掲載する協力体制を1日からスタートした。
 赤穂市は災害発生を市民に知らせる一手段として平成17年から市ホームページに災害情報をアップ。携帯電話からもアクセスできるようにしている。
 災害時のサーバー故障、回線の断線によりホームページを運用できなくなる場合があることから、姉妹都市との連携を図った。
 大規模災害が発生した場合、被災市が協力市に対して衛星ファクスまたは衛星電話で情報掲載を依頼。掲載する情報は精度を確保するため、被災市の災害対策本部が発表したものに限る。
 市総務部安全安心担当は「いざというときにすぐ接続できるよう、パソコンや携帯電話にお気に入り登録を」と呼びかけている。笠間市の姉妹都市災害情報ページのURLは次のとおり。http://www.city.kasama.lg.jp/mobile/saigai_akou/index.html

毎週金曜巡回「赤穂みまわり隊」