2008年3月 8日 (土)

ケガのおばあさん助けた男性判明

20080308hitodasuke1  3月1日付本紙に記事掲載した「人助けの親切な男性」が読者からの連絡で判明。3日、助けられた松原町の古江こつるさん(90)と再会した。
 親切な男性は、千鳥の大宅功一さん(64)だった。
 大宅さんは先月23日午前9時50分ごろ、経営している加里屋のカラオケスタジオへ開店準備に行ったところ、店前の路上で顔から血を流している古江さんを発見。すぐに駆け寄って店にあったタオルで止血し、自分の車で市民病院緊急外来へ搬送した。
 古江さんはスーパーの買い物袋で両手がふさがっていたところに雨が降り出し、バランスを崩したもので、道の真ん中で倒れていた。「額の傷口から血が噴き出していた」(大宅さん)という。
 古江さんは額を3針縫ったものの早い治療が功を奏し、全治10日の軽傷。打撲による内出血の跡もすっかりなくなった。
 2人は古江さんが転んでいた場所で再会。「当たり前のことをしただけやのに。それにしても大事にならなくてよかった」と大宅さん。「あのときはお礼も言えずにすまんことでした。親切にしてもらってありがとう」と拝む古江さんの手を取り、回復を喜んだ。
 3年前に88歳だった母を亡くした大宅さん。「倒れているのを見たとき、おふくろにオーバーラップして見えた」と必死に介抱したという。
 「わざわざお礼に来てくれて。こっちが泣けてくるよ。元気に長生きして」とやさしく声をかけていた。(写真はケガの癒えた古江さんの姿に感激する大宅さん)

アナゴが品薄

 赤穂特産の焼きアナゴが近ごろ品薄になっている。市内のある鮮魚店によると、「3月に入ってからほとんど入荷しなくなった」という。その原因を探ってみた。
 関係者の話では、この時期市内に出回っているアナゴの大半は家島、坊勢で水揚げされたもの。ところが、その両漁協が3月からアナゴの漁獲を休止しているという。
 実は今の時期、アナゴ漁は規則で禁じられている。昭和41年に制定された兵庫県漁業調整規則によると、毎年12月1日から翌年5月31日までの半年間は「あなごもんどり」を用いた漁を禁止。県水産課によると、「アナゴ資源保護」が目的で、定置網にたまたま入った場合は違反に当たらない。
 「もんどり」とは一旦アナゴが入ると出られなくなる筒状の仕掛け。姫路海上保安部の巡視艇が先月、播磨灘であなごもんどり漁とみられる現場を注意し、各漁協が組合員に対し規則の遵守を徹底。その結果、アナゴの流通量がゼロに近い状態になったようだ。
 県水産技術センターによると、県下のアナゴの年間漁獲量は昭和63年の2400㌧をピークに1500㌧前後で推移していたが、平成6年ごろから減り始め、ここ数年は700㌧台で横ばいになっているという。ちなみに赤穂市漁協の水揚げ量は約4・9㌧(平成19年)。
 減少の理由として、「外洋から入ってくる幼生の数が減っていると思われる」(同センター)が、「アナゴは生態や産卵場所が未解明」ではっきりした原因はわかっていない。
 なお、赤穂市漁協は「冬の間はどうせいいアナゴが揚がらないので、この時期にアナゴ漁をしている漁師は市内にはいないのでは」と特に影響はない模様。一方、鮮魚店は「贈答用の焼きアナゴに使えるような上物が入らず、注文を断らざるをえない」と嘆いている。
 岡山県はかごを用いた「アナゴカゴナワ漁」(許可制)を通年で認めている。

案外、奥深いドングリこま

20080223koma  自然素材を使った昔遊びを体験する「どんぐりごま大会」が赤穂海浜公園でこのほど行われ、家族連れ約30人が参加した。
 爪楊枝を刺したドングリをどれだけ長く回せるかを競うシンプルな遊び。材料は昨秋、公園内に実ったクヌギのドングリを使った。長期保存できるように、一旦水に浸して冷蔵してから乾燥したもの。
 「芯をまっすぐ通すのがコツ」とのアドバイスを受け、参加者らはドリルやキリで慎重に穴あけ。1人2~3個ずつ作って皿の上で回したが、なかなか重心が安定せず、すぐに倒れてしまうこまも。
 この日の最高記録は38秒回した小学生。ちなみに、県下の博物館施設などが共同で開催している「兵庫県どんぐりこま大会」の優勝者は1分20秒を超えるタイムだという。
 「いずれは県大会の会場にエントリーしたい」と同公園。塩屋の上田大樹君(6)は「回すのは難しかった。家でも遊びたい」と自作のこまを持ち帰っていた。(写真はシンプルがゆえに奥が深いドングリこま)

450年の歴史、太鼓念仏

20080308taiko2  滋賀県大津市の農村に古くから伝わる大念仏講の一行が1日、上仮屋の大石神社で回向念仏を奉納。義士の霊を慰めた。
 栗原地区は滋賀県南西部にある約80世帯の集落。平成18年3月の市町合併で旧志賀町から大津市になった。
 同地区では代々、鉦と取っ手付きの鋲打ち太鼓を鳴らしながら念仏を唱える先祖供養が受け継がれている。
 文献などの記録は一切存在せず、歴史や由来などは不明だが、12丁ある鉦のうち一つに「天文廿三亥年七月吉日」の刻字があることから、地元の人たちは「450年以上の歴史を持つはず」と大切に伝承。平成10年には「栗原の太鼓念仏」として県選択民俗無形文化財に選定された。
 毎年8月14日と24日に精霊の供養として奉納するのが通常だが、「忠義のために果たした勇気を見聞したい」と数年ごとに地区外の寺社で行う奉納旅行の目的地に赤穂を選んだ。
 講員とその家族14人で来穂。参拝後、拝殿前で講員6人が太鼓4張と鉦2丁を使って「ろっこう」と呼ばれる太鼓念仏を奉納した。
 代表の溝好雄さん(70)は「主君に報いる一心で討ち入った義士の純粋さに触れられたようで、すがすがしい気持ち」と晴れやか。「講員の高齢化など課題もあるが、伝統を後世に引き継げるようにがんばりたい」と話していた。(写真は伝統ある太鼓念仏で義士を慰霊する栗原・大念仏講のみなさん)

2008年1月26日 (土)

春の見ごろが楽しみな花苗植え替え

20080126hanaue  街中にきれいな花を咲かせようと、加里屋の駅前通りで19日、「第4回駅前花いっぱいリレー」が行われ、地元の商店主ら約150人が通り沿いの花壇に春の花苗を移植した。
 住民、企業が行政からの委託で道路清掃や緑化活動を行う「アドプトプログラム」として、駅前通り商店街が西播磨県民局から受託。平成18年8月から季節の変わり目に実施している。
 前回までと同様、国道250号からみなと銀行前まで駅前通り約350㍍区間の歩道花壇で古くなった花苗を植え替え。関西福祉大学、西はりま医療専門学校の学生や赤穂幼稚園の園児らもボランティアで手伝った。
 腐葉土、石灰、肥料を撒いて土を耕し、ポットから取り出した花苗を一株ずつ花壇に。「活動を始めた2年前に比べると、随分土が軟らかくなった」(参加者)。約3時間でパンジー、ビオラなど約3000株を植え替えた。
 水やり、草取りなども近隣の商店主、住民らが世話をする。
 「赤穂の玄関なのできれいにしていきたい。季節の花を楽しんでもらえれば」と同商店街の若狭恒樹副会長(43)。今はまだ、か弱い株は温かくなるにつれて大きく育ち、3月から5月にかけて色とりどりの花をつける見込みだ。(写真は園児らも参加した駅前花いっぱいリレー)

2008年1月19日 (土)

バス停を壊さないで

20080119basutei  高齢者の交通手段として親しまれている市内循環バス「ゆらのすけ」のジャスコ赤穂店停留所で時刻表が何者かに壊された。運行を始めた2年前から4度目の被害で、バスを運営するウエスト神姫は「利用者の迷惑なのでもうやめてほしい」と心ない行為に怒っている。
 被害が見つかったのは1月11日朝。停留所の標柱に取り付けてあるプラスチック製のプレートが半分に割れ、中の時刻表がなくなっているのに始発バスの運転手が気付いた。
 同社赤穂営業所によると、「壊されたのは2年前が最初で、これで4回目」。今回は2カ月連続だったこともあり、初めて警察に被害届を出した。
 同社は「壊しているところを見た人は警察に情報を寄せてほしい」と呼びかけている。(写真は被害に遭った停留所。手に持っているのが壊れたフレームの破片)

2008年1月 1日 (火)

坂越沖で石油の掘削!?

20080101daisen  坂越・生島の東側沖合いに大きな台船2隻が係留されている。
 これは佐用町に本社がある土木工事業「横山基礎工事」が所有する自己昇降式作業台船「星都」で縦33㍍、横22㍍、高さ2・6㍍。長さ30㍍ある四隅の柱を昇降することによって海やダム湖の水底に固定し、クレーンなどを乗せる足場とする。
 同社によると、昇降能力1600㌧は国内最大級で、最近では北九州で建設中の海底トンネル工事、宮城県沖で座礁した貨物船の積荷回収などで力を発揮した。「星都」の名称は同社の本社がある佐用町が「星の都」として売り出しているところから名付けたという。
 一旦分解すると、再び組み立てるまで2週間かかる。1隻当たり30㌧トレーラー50台分の部品になるため、なるべくばらさずに保管し、使用するときはタグボートで工事現場まで曳航する。以前に保管場所としていた相生・野勢沖の代替地として昨年初めに赤穂市漁協と契約した。
 「市民から、石油でも掘っているのか、などと聞かれることがある」と漁協。同社は「台船が見えないときはどこかで活躍していると思ってください」と話している。(写真は坂越沖に係留されている大型台船。奥に見えるのは生島)

やっぱり高かった!? 百間岳

20070421saikouho  昨年4月15日付け本紙の「読者の声」に記事掲載した百間岳に本紙記者が挑戦。“真の市最高峰”と推測される山の高さを体感してきた。
 午前10時、西有年横山の大避神社に集合。案内してくれたのは赤穂西公民館長の原田一博さん(55)。原田さんは「広報あこう」に随時掲載のコラム「山とひと」を執筆するなど市内の登山コースに詳しく、本紙が無理をお願いして同行してもらった。
 同神社の東50㍍にある「山頂」と表示した道標から湯の内川に沿って南下。3つ目の右折角が登山口で木に目印の黄色いテープが巻いてあった。
 石がごろごろ転がる荒れた上り坂が始まった。「以前はこんなに荒れていなかったのですが。平成16年の台風でこうなったのでしょうね」(原田さん)という。
 道幅は3―5㍍と広め。かつて林道として車が入っていたらしく、ところどころコンクリートの舗装跡が見えた。しばらくすると作業場だったとみられる石垣もあった。
 この先、道はさらに傾斜を増した。呼吸を乱して原田さんの後をついていく。途中、何合目かを示す表示があったらしいが、余裕がなく見落とした。
 あとどれくらいで頂上に着くのか―と体力に不安を感じ始めたとき、「7合目です」との原田さんの声。視線を上げると木に木製の札があり、ほっと一息。道も緩やかになり、数分で山の尾根にある9合目に出た。右に行けば「あこう河鹿の森」へ下山するルートで、頂上へは左だ。
 山をらせんに巻くような道筋を進み、午前11時10分登頂。円すい形の石積みがあり、その横の木に巻かれた黄色いビニールテープには「(仮称)百間岳」と書いてあった。
 山頂部の南側に出ると南東方向に黒鉄山が見えた。たしかに、自分が立っている方が高いように感じる。原田さんによると、「黒鉄山から見ると百間岳の方が高く見える」というので、記者の錯覚ではなく、やはり百間岳が“市最高峰”で間違いないようだ。この日は霞んで見えなかったが空が澄んでいれば中国山地も見渡せるという。
 9合目近くまで下りると、黒鉄山へ続くルートの入り口を原田さんが教えてくれた。言われてみれば踏み跡があるのがわかったが、少し先は草木が生い茂る“道なき道”。これを再開拓するのはなかなか骨が折れそうだ。
 帰りは「あこう河鹿の森」へ下りるルートを選択。4合目あたりに手を使わないと下りられない箇所があった以外は歩きやすいコース。3合目には山の呼び名の由来といわれる「百間滝」がせせらぎを流していた。「生水で飲むのはやめた方がいいですが、沸かしてコーヒーに使うとおいしいですよ」と原田さん。
 道はハイキングコースに整備され、春はヤブツバキ、ヤマツツジが美しいという。膝に負担のかからない程度の緩やかな下りで、明るく響く野鳥の声が疲れた身体を癒してくれた。
 ゆったりと水をたたえる有年大池を左に見ながら朝出発した大避神社へ。午後1時20分に無事到着した。
 実際に登ってみて、変化に富んだコースで初心者でも十分楽しめる山だと感じた。百間岳の投書を送ってくれた「播州の赤卒」さんが提案するように、百間岳と黒鉄山を結ぶルートを復活できればさらに魅力のあるコースとなり、赤穂の新たな観光資源になりえるのではないだろうか。(写真は市最高峰を競う黒鉄山と百間岳=循環バス「ゆらのすけ」横山バス停近くから撮影)

2007年12月22日 (土)

地域の平安願って共同作業

20071215takao1  高雄老人会のメンバーが大しめ縄を共同で製作。地区内にある高雄荒神社にこのほど奉納され、参道の石柱に取り付けられた。
 同老人会は「新しいしめ縄で新年を迎えよう」と10年以上前から年の瀬近いこの時期に大しめ縄を製作。古いものと取り替えて迎春準備を整えている。今年も会員約35人が集会所に集まり、しめ縄づくりに精を出した。
 縄の材料は秋に収穫したもち米のワラを乾燥させたもの。端から順に縄をない、中央部にいくほど徐々に太くなるように縄を足していく。最も太いところは直径20㌢ほど。約2時間で長さ約6・5㍍をない上げ、縁起物と御幣をつけて完成した。
 地域の幸せを願いながら縄をない、作業後はそのまま集会所で忘年会。「しめ縄づくりは会員同士で一年間を振り返るいい機会です」と松原昭男会長(77)。「今年もみんなの協力でりっぱなしめ縄ができた。よい年が迎えられそう」と出来上がりに満足そうだった。(写真は高雄老人会が作った大しめ縄)

2007年12月 8日 (土)

ノジギクの散歩道

20071208nojigiku1  高雄小学校横の千種川堤防で県花・ノジギクがかわいい花を咲かせている。地域のボランティアグループ「何でもクラブ」(蓮尾快男児会長)のメンバー8人が土手沿いに3年がかりで約50株を植えた。約150㍍にわたって続く“野路菊の散歩道”が児童や近所の人たちに親しまれている。
 メンバーの一人、元市職員の尼子公一さん(63)が平成17年2月に野生のノジギクを株分けして植えたのが始まり。翌年からグループ全員で取り組み、3㍍間隔で徐々に株を増やしていった。
 最初は小さかった株は年を経るごとに土手の斜面を懸崖状に広がりつつある。今年も先月末から小粒な白い花を咲かせ、紅葉したイチョウ、モミジと絶妙な色の重なりをみせている。
 派手さはないが素朴で可憐なノジギクの花。蓮尾会長らは「この花のように素直で明るいよい子に育って」と願っている。
 来年2月には6年生の卒業記念として児童といっしょに追加の株を植えることにしている。(写真は土手沿いにきれいな花を咲かせている高雄小横のノジギク)

2007年12月 1日 (土)

ドングリで干支マスコット

20071201sakoshi  坂越幼稚園の「ふれあい活動」が10日、坂越湾を一望する船岡園であり、園児64人が工作を楽しんだ。
 山で集めてきたドングリ、木の幹を材料に、来年の干支にちなんでネズミのマスコットを作った。
 青空の下、秋の日差しを浴びながら親子で仲良く工作。みどり組の飯塚愛果ちゃん(5)は「目をくっ付けるのに苦労した。かわいく出来た」とにっこり。保護者らと一緒に準備を手伝った「さこし船岡を良くする会」の牟禮宗弘さん(63)は「子どもたちにとっていい思い出になったのでは」と園児らの笑顔を喜んでいた。(写真は工作を楽しむ園児たち)

2007年11月24日 (土)

古老の願い「明神木神社」を再建

20071124myojiki  江戸時代の文献に登場する古社であると地域で言い伝えられながらも、位置を移されたままになっている尾崎・明神木の小社が11月26日(月)、元あった場所の近くに戻されることになった。移転費用は元田中町自治会長の片上繁夫さん(80)が私財を投じ、ご神体を納める祠も新調。片上さんは「自分が目の黒いうちに再建を実現したかった。ようやく夢がかなう」と遷座の日を待ちわびている。
 小社は現在、尾崎3139の22、泉節子さん(72)方の裏庭にひっそりとあり、片上さんらは「明神木神社」と呼ぶ。台座を含めて高さ約1・6㍍の祠には石のご神体が納められているが、年代、由緒などは不詳。
 片上さんによると、元々祠があったのは現在の場所から南東約100㍍のところ。祠が建っていた小高い山を平地にしたときに撤去されたという。
 移転の時期、理由については諸説あり、明らかではないが、かつて祠を調査した瀧川豊さん(故人)=尾崎=は、祠の隣に住んでいた泉さんの先祖が大正末期に引っ越し、その後に祠を新住所に移したものと思われる―といった内容の手記を残している。片上さんは、節子さんの義父・与三郎さん(故人)から「祠を撤去されたご神体が哀れなので、自宅に持ち帰っておまつりした」と聞いたという。
 1762年(宝暦12)に成立した地誌文献「播磨鑑」には尾崎八幡宮についての記述の中に、「一説ニ云上代應神天皇筑紫ヨリ帝都ニ赴ク時此地ニ依リ玉フ今此村民家ノ東ノ畠中ニ明神木ト云所有リ其地ニ依テ後世社ヲ立ツルト云」と書かれている。
 子どものころ、地区の古老から「祭神は高貴なお方。大切にしなければばちが当たるぞ」とよく聞かされていた片上さんはこの文献を瀧川さんから知らされ、「明神木神社こそが文献に登場する社に違いない。埋没させてはいけない」と神社の再建を考えるように。傘寿を迎えた今年、泉さんら関係者に相談し、移転を決意した。
 移転先は片上さんが所有する県道周世尾崎線沿いの土地。元々の所在地から約60㍍東で、今よりも本来の場所に近づく上、人目にもつきやすうように。そこに新しい祠を建て、鳥居も設ける。
 「今は亡き古老や地域の人たちの信仰に報いる一助になれば」と片上さん。26日の竣工式は午前10時から行われ、「地域のみなさんに参列してもらえるとありがたい」と話している。移転先は主婦の店尾崎店の交差点から北へ170㍍。(写真は元あったとされる場所近くに移転される「明神木神社」とこれまで護ってきた泉節子さん)

2007年11月 3日 (土)

落としたビデオカセット見つかる

 道で落として行方がわからず、10月27日本紙「市民ガイド」に落し物捜しの記事を掲載していたビデオカセットが無事に持ち主の元へ返った。
 ビデオカセットを捜していたのは中浜町のYさん。今年、同町は八幡宮秋祭りで頭人行列の当番。Yさんは自治会のビデオ係として祭り当日はカメラを手に終日走り回っていた。
 翌日に撮影済みカセットを整理していると、全部で7本撮影したうちの1本がないことに気付き、大慌て。バッグや服のポケットはもちろん、撮影で歩いた道をくまなく探し歩いたが見つからず、本紙に「落としたビデオカセットを捜しています」のお知らせを掲載した。
 記事掲載の翌日、「それらしきビデオを預かっています」と尾崎の男性から電話。さっそく引き取りに行き、ビデオカセットは7日ぶりにYさんの手に戻った。ケースに小さなひびが入っていたものの、本体は無傷で問題なく再生でき、Yさんは胸をなで下ろした。
 ビデオを失くした申し訳なさから、祭りの打ち上げもおわびだけして早々に退席したYさん。「もう見つからないのでは、とあきらめていました。拾ってくれた方々に感謝しています」と親切のありがたさに感じ入っていた。

2007年9月29日 (土)

こんなところにメロン?

20070929uri  「珍しい場所にメロンがなっています」と中広の会社員・長田誠悟さん(57)が知らせてくれた。
 海浜大橋西詰め交差点から南へ約1㌔の千種川沿いの道路端。工場の塀が続き、近くに畑がないにもかかわらず、アスファルトとコンクリートの継ぎ目から約1・5㍍の茎が伸び、5~7㌢ほどの果実を3個つけている。
 黄色い花と葉の形はメロンの特徴。毎日通勤で横を通る長田さんは9月初旬に気付いてからずっと気になっていたという。
 茎の横には電柱があり、よくカラスが止まっているとか。長田さんは「カラスのフンに交じっていた種がちょうどすき間に落ちて発芽したのでは」と推理。さて、お味は…?(写真は道路端に実ったメロン)

2007年9月22日 (土)

七十古希こそ花盛り、八十過ぎたら実りだよ

20070922kourei  周世営農センターで19日、地域の80歳以上を招待して長寿を祝う「高齢者のつどい」が開かれた。
 「楽しいひとときを過ごして」と地元の老人クラブ紅葉会(松本保会長)が昨年に続いて催した。地区内の80歳以上26人のうち12人が参加。地域の人たちが記念品を贈り、会食や余興を楽しんだ。
 「準備も含めて地域で協力して開けたことがありがたい」と松本会長。今年80歳になった山根豊子さんは余興で踊りを披露。「みなさんといっしょに楽しめました」と気持ちを若返らせていた。(写真は周世で行われた「高齢者のつどい」)

2007年8月11日 (土)

子どもも大人も泥まみれ

高野の田端地区で5日、休耕田を利用した「どろんこ遊び」が行われ、子どもたちを中心に約100人が参加した。
 同地区では2年前から休耕田を使って「どろんこ運動会」を実施。今年も地区の大人たちが約8㌃の田んぼを代かきして会場づくり。底地を柔軟にして水を張った。
 大人と子ども対抗の綱引きやキックベースボールを競技。最初は服が汚れないように注意していた子も、一度泥がかかると開き直って水しぶきを跳ね上げていた。
 夏休みで親戚宅に遊びに来ていた神戸市東灘区の平松歩君(8)は初めての田んぼ遊び。「足が抜けなくなって、転んじゃった」と田舎ならではの体験を楽しんだ。(写真は服の汚れも気にせず遊んだ子どもたち)

子どもたちの願い照らした「ゆめ灯ろう」

20070811yube4  4日夜に約5万1000人の人出でにぎわった「第37回市民の夕べ」で、約3000個の灯ろうを並べた「ゆめ灯ろう」が目を引いた。
 市内小学生が1人1枚ずつ希望や目標を書いたA4判の紙を円柱状に丸め、中からろうそくで照らす趣向。灯ろうは青、黄、ピンクの3色を配し、橋がかかる千種川を表した。
 日暮れで灯ろうが次第に明るさを増すにつれてマジックや絵の具で書かれた文字やイラストが浮かび上がり、幻想的な情景に。大勢の子どもや親子連れが来場し、たくさんある中から自分の作品を見つけ出すと、うれしそうに記念撮影する姿が目立った。
 主催した赤穂青年会議所(JC)の金谷由佳子委員長(34)は「子どもたちの夢や希望を見ていると、何だかうれしくなりました」と並んだ灯ろうに目を細めていた。
 灯ろうは一夜限りで回収。子どもたちの夢が書かれた紙は同会議所が保管し、来年1月の「とんど」で焚き上げることにしている。(写真は子どもたちの願いを照らした「ゆめ灯ろう」)

2007年8月 4日 (土)

見る者圧倒した肉体美

20070804biru  加里屋の赤穂はくほう会病院1階にある生活習慣病管理センター(松谷昌典施設長)にエアロビクススタジオが新設。1日、リニューアルイベントが行われた。
 同センターは、最新トレーニング機器を備えて1年前にオープン。さらに利用者のニーズに応えようと、トレーニングルームに隣接するスペースに約120平方㍍のスタジオを開設し、名称も「POWER HOUSE AKO」に改めた。
 リニューアルイベントには、アジア大会の優勝歴を持つボディビルダー谷野義弘さんと女子パワーリフト48㌔級世界王者の吉田寿子さんが来所。鍛え抜かれた筋肉美とパワーに約150人の観衆がどよめいた。
 谷野さんは体脂肪率3%。見学に来ていた男性は「あそこまでは無理だけど、もう少しぜい肉を落としたい」とお腹をさすっていた。(写真は観衆の視線を集めた一流ボディビルダーのポージング)

2007年7月14日 (土)

コブハクチョウの5つ子、里子へ

20070714hakutyo  5月初旬に赤穂城跡花見広場で誕生し、市民の注目を集めていたコブハクチョウの5つ子が姫路市立動物園と加西市の県立フラワーセンターへ譲られることになり、11日が親子の別れとなった。
 生後2カ月以上がたち、5つ子は体長80㌢から1㍍近くに成長。市公園施設管理協会によると、今後は子離れが進んだ親鳥が子どもたちを追い出すような行動をとり、縄張り争いが始まるという。
 「今の場所は親子7羽がすむには狭く、良好な飼育ができない」と判断した市は海浜公園を移管先にあたったが、湖が海水で不向きなため断念。受け入れ希望のあったフラワーセンターと親鳥の出身地でもある姫路動物園へ譲ることにした。
 11日の移動日は小雨の降る中、市職員10人が長さ約20㍍のネットで大きな円を作ってハクチョウを包囲。10分もかからず捕獲した。親鳥はわが子らが乗せられた車の前でしばらく鳴いていた。
 ひなたちは姫路動物園に運ばれ、麻酔をかけて「風切羽」をカット。数日間養生し、2羽がフラワーセンターへもらわれる。残りの3羽のうち2羽についても倉敷から「譲ってほしい」とのラブコールが届いているという。
 「いずれの場所も広い池があり、ハクチョウにとって快適な環境。新天地でのびのび育ってほしい」と同協会。誕生以来、ほとんど毎日見に来ていたという尾崎の竹谷悦子さん(58)は「いなくなるのはさみしい。加西や姫路に元気な姿を見に行きます」と涙声でひなの乗った車を見送った。(写真は里子に出されるために捕獲されたコブハクチョウのひな)

2007年7月 7日 (土)

義士に捧げる水琴の音色

20070707suikinkutsu  かめに落ちる水滴の共鳴が琴に似ている「水琴窟」が加里屋の花岳寺にこのほど設置され、美しい音色を響かせている。
 地上型水琴窟を考案したことで知られる塩屋の造園業・長棟成光さん(59)が「四十七士の崇高な精神に敬慕の念を込めて」寄贈。特注した石見焼のかめを本体に用い、設計から仕上げまで長棟さんの手作りだ。
 2年前にも自作の水琴窟を同寺に寄贈。今回は手洗鉢を組み合わせたものと机一体型のものと2基を贈った。
 机一体型は、長棟さんが新たに考案した構造で、花入れから水が滴る風雅な造り。電動ポンプで自動的に水が循環する仕組みになっている。
 「何度も工夫を重ねた」という音色はさわやかで涼しげ。義士の墓所近くに据え置かれ、長棟さんは「水琴の音色に静かに耳を傾けつつ、義士への鎮魂を念じてもらえれば」と話している。
 義士墓所の拝観は午前9時~午後5時。拝観料300円。問合せは同寺℡42・2068。(写真は長棟さんが花岳寺に寄贈した水琴窟)

「岩がき」を期間限定で提供

20070707kaki  夏の海の味覚として知られる「岩がき」が新田の海鮮居酒屋「かに舞」で期間限定メニューとして提供され、人気を呼んでいる。
 岩がきは“夏がき”とも呼ばれ、これからが旬。冬に採れるマガキよりも殻が厚く、大きな丸みのある身が特徴だ。
 同店が提供するのは京都・久美浜で水揚げされた日本海産の岩がき。3~5年かけて育った15㌢前後の天然ものを漁師が素潜りで採り、生きたままチルド輸送。客の注文を受けてから殻を開けるので、採れたての味が楽しめる。
 身の表面はつやのある乳白色でぷりぷり。軽くレモンをしぼって口に含むと、口いっぱいに磯の風味が広がる。
 「丸ごと一口でほおばるのが一番おいしい食べ方」と話すのは久美浜出身の小幡廣美店長(63)。「赤穂では冬のカキが有名ですが、岩がきのおいしさも味わって」と故郷の味覚に自信のコメント。
 京阪神の料理屋では「安くても1個1000円以上」の値がついているものを1個500円で提供。その日入荷した数がなくなれば売り切れ。
 「お盆までの期間限定なのでぜひこの機会にご賞味を」と話している。問合せは同店℡45・3880。(写真は磯の風味が楽しめる「岩がき」)

2007年6月23日 (土)

ハクチョウの5つ子すくすく

20070623hakutyo1  先月初旬に赤穂城跡花見広場で生まれたコブハクチョウの5つ子に新たな課題が持ち上がっている。心配されたヘビやカラスに襲われることなく順調に育っているヒナたちの運命を左右する課題とは…?
 生まれたてのとき25㌢程度だった体長は約60㌢に成長。首も少し長くなりハクチョウらしくなりつつある。公園を管理する市も「まずは一安心」と胸をなでおろす。
 “新たな課題”とは「羽根切り」をどうするか。鳥にとってはそこで一生を過ごすか、それとも自由に飛び立つかの分かれ目となる。ちなみに親鳥は羽根切りしてから赤穂にもらわれてきたため、ずっと城南緑地周辺で生息してきた。
 日本鳥類保護連盟によると、コブハクチョウに帰巣本能はなく、「飛び立った先の環境が良ければ、そこに住み着く」という。
 公園を管理する市は「毎日楽しみに来られている人もあり、できればこのまま飼育したいが、一方で羽根を切るのはかわいそう―という声もある」と思案中。動物園に引き取ってもらっては、という意見もあるという。
 専門家の意見も聞いてみた。「もともと日本には生息しない種なので、どこにでも飛んでいって繁殖してしまうのはよろしくない」と話すのは姫路市立動物園。別の専門家も「もともと飼育していた鳥に生まれたヒナならば、責任を持って飼うべき」と羽根切りを推奨する見解だ。
 市民の間では「ずっと赤穂にいてほしい」という声と「羽根を切らずに自由にしてあげて」との声の両方がある。
 もし、羽根を切るなら「羽毛が生え変わる生後半年ぐらいまでがタイミング」(姫路市立動物園)といい、市は「どうするかよく考えて決めたい」と話している。(写真は「羽根切り」の賛否が分かれるコブハクチョウ)

日常のコミュニケーションで地域を元気に

20070623asagao  あいさつをはじめとした声かけを子どもの見守り活動に役立てようと、御崎小PTA(前田光俊会長)が「あさがお運動」に取り組んでいる。
 御崎地区では3年前から住民同士のあいさつを励行。毎年6・7月を強化月間としている。
 今年も保護者らが通学路などに啓発のぼり旗40本を設置。「あさがお」は「ありがとう・さようなら・がんばろう・おはよう」の頭文字をつないだキャッチフレーズだ。
 「子どもの見守りだけでなく、地域のつながりも強まれば」とPTA。夏休みにはPRポスターコンクールを実施し、運動をさらに広げることにしている。(写真は御崎地区の「あさがお運動」。子どもたちからも元気なあいさつが返ってきた)

2007年6月 9日 (土)

泥んこになって田植え体験

20070609taue  稲作を通して食の大切さを学ぼうと、坂越小学校5年生児童42人が5日、田植え体験を行った。
 児童らが籾から育てたキヌヒカリ苗はおよそ20日間で15㌢ほどに成長。砂子老人会のメンバーから苗の植え方を教わり、靴を脱いで田に入った。
 先月、代かきをかねて同じ田んぼでドッジボールをプレーしたこともあり、子どもたちは腕や足に少々泥がついてもへっちゃら。校区内の農家から借りた約3・5㌃の田は1時間ほどで植田になった。
 児童らにとっては泥の中に入ること自体が新鮮なようすで、中には腰まで浸かって田植えする子も。「秋までにどれだけ大きくなるんやろ」と笑顔で話していた。
 2学期には手作りの案山子を立て、10月初旬に児童らの手で収穫する予定だ。(写真は田植えを体験した坂越小5年生)

2007年5月26日 (土)

「大きくなあれ」園児らアユ放流

20070526ayu2  東有年の千種川で22日、原幼稚園(田原ひとみ園長)の園児ら21人がアユの放流体験を行った。
 千種川漁協有年支部(深沢義明支部長)が孵化して3カ月ほどの稚魚を約100㌔用意。園児らは組合員から水槽のアユをもらって川岸へ。ゆっくりバケツを傾けると、体長10㌢強の稚魚が踊るように水へ入り、上流に向かって泳いでいった。
 園児による放流はおよそ10年ぶりといい、子どもたちはピチピチはねるアユに大喜び。年長組の岡村美優ちゃん(5)は「元気に大きくなるといいな」とアユを目で追いかけていた。
 同漁協によると、今季に放流する稚魚の総量は10㌧。千種川のアユ漁は6月9日解禁される。(写真は「大きくなってね」とアユを放流する園児たち)

2007年5月12日 (土)

赤穂城跡の白鳥に5つ子

20070512hakutyou24  赤穂城跡公園花見広場の池で白鳥の5つ子が誕生。生まれたてのひなが母親の後ろをついて泳ぎ回るかわいい姿を見ることができる。折りしも5月16日まで「愛鳥週間」。市公園施設管理協会は「「なんとか無事に巣立ってほしい。市民のみなさんも温かく見守ってあげて」と話している。
 子宝に恵まれたのは10年ほど前に姫路動物園から譲り受けたコブハクチョウのつがい。
 同管理協会によると、昨年6月に総合体育館前の堀から花見広場内の池に移動。公園を毎日散歩している人の話では、3月中旬、池の奥に小枝を集めて営巣。やがてメスがすごもったという。
 じっと卵を温め続けておよそ1カ月たった今月4日の朝、2羽が産まれているのを散歩していた人が発見。翌朝、さらに3羽がかえり、7日には母親といっしょに元気に泳ぎ回るように。
 見たところ、ひなは体長25㌢ほどの大きさ。生まれたてのときに比べると少し大きくなったらしい。3羽いる黒っぽい毛色がオスで、白っぽい2羽はメスだという。水草をついばんだり、母親に離れまいと懸命に足をかくようすがかわいらしい。
 これまでもほぼ毎年産卵していたが、カラスなど外敵の攻撃に遭い、ほとんどが孵化に至らなかった。無事に誕生したのは「おそらく初めて」(同管理協会)。
 か弱いひなたちをトビ、カラスの空襲から守ろうと同管理協会は7日、池全体に約3㍍間隔でテグスを張り、鳥除け対策。しかし、ヘビ、イタチなど他の敵は多く、油断できない。
 毎日エサを与えているという男性は「特にヘビが要注意」と心配そう。本紙が写真撮影に行った7日午後も巣にアオダイショウが侵入。母親とひなが避難している間に市職員が退治するという一幕があった。
 8日からは水草を食べるために親子そろって公園中央の遊水池へ移動できるようになった。同公園の見学は自由。ただし、コブハクチョウ保護のため、ロープ内は立ち入り禁止。近づき過ぎると親鳥が翼を強振して攻撃してくるといい、「エサを手に持って与えるのは危険」(同管理協会)。
 コブハクチョウはカモ科の渡り鳥でヨーロッパ、中央アジアを中心に生息し、オランダの国鳥。くちばしが黄色ではなくオレンジ色で、付け根にコブがあるのが特徴。財団法人日本鳥類保護連盟によると、「成長度合いにもよるが、生後約4~5カ月で飛べるようになる」という。(写真は母親に見守られながら育つコブハクチョウの5つ子)
■動画はこちら
「DSCF0256.AVI」をダウンロード

赤穂起点に総社までサイクリング

20070512saikuringu  ゴールデンウィークを利用して東京と大阪のサイクリングクラブが赤穂を起点に合同ツーリングを実施した。
 東京・港サイクリングクラブと北大阪サイクリングクラブが年1回交互に主催している合同ツーリングで今年30回目という。
 5月3日午前11時に輪行バッグを抱えたメンバー約30人がJR播州赤穂駅に集結。最高齢の78歳男性を筆頭にシニアの姿が目立つが、みんな日ごろから自転車がよい運動になっているようで健康そのもの。
 北大阪が主催する今回は赤穂から岡山県総社市まで3泊4日のコース。木村陽一会長(66)は「わりと楽なコース設定」というが、峠も含む4日間の総走行距離は約250㌔になる。
 参加者らは各自の“愛車”を組み立て、カラフルなジャージ姿に。県境までの道案内を買って出た赤穂サイクリング協会の軸原敏幸さん(51)=加里屋=の先導で銀輪を輝かせながら颯爽と走り出していった。(写真は赤穂駅に集まった合同ツーリング参加のみなさん)

2007年4月28日 (土)

「がけっぷち犬」飼い主の元へ

 4月21日付け本紙4面「飼い主を待つ“がけっぷち犬”」の記事で、県動物愛護センター龍野支所に保護されていた迷い犬が無事に飼い主の元へ引き取られた。
 本紙が発行された21日朝、飼い主が赤穂署に電話。16日朝から行方が分からなくなっていた愛犬と5日ぶりに再会した。
 飼い主は「いなくなって心配していたら民報に出ていたのでびっくりした。無事に戻ってきてほっとした」と話していたという。
 その後、25日に市内の女性から犬の安否について問い合わせがあった。「もし、飼い主が名乗り出ていないのなら、里親になろうと思って。でも、飼い主の元に戻ってよかった」。
 環境省のまとめでは、平成17年度に殺処分された犬と猫は兵庫県内で1万1千頭。全国では約31万4000頭に上り、そのほとんどが捨て犬や迷い犬だという。現行のルールでは、一旦動物愛護センターに保護された犬は元の飼い主以外には原則引き渡さないことになっており、“里親希望者”があっても処分されてしまう場合があるという。制度を変えられないものだろうか。

2007年4月21日 (土)

かわいい“ド根性ビオラ”

20070421hana  18日、新田居村の女性が「近所の道路でアスファルトからビオラが咲いていますよ」と本紙に知らせてくれた。
 さっそく現場に行ってみた。“たくみさん”と呼ばれている光浄寺向かいの道端に黄と紫の花びらが咲いていた。
 高さは4㌢ほどで小さな花が2つ。つぼみも1つついていた。アスファルトとコンクリートのわずかな継ぎ目に根を張っているようだ。
 すぐそばの花壇に同じ柄のビオラが咲いていた。花壇を世話している化粧品販売店経営の中田尚子さんに話を聞くと、去年も同じ品種を植えていたとのこと。たまたま継ぎ目に落ちた種が生育したものと思われる。
 「すぐ横に電柱があるから車や人に踏まれずに育ったのでしょうね」と中田さん。「これからは花壇の花と同じように目をかけてあげたい」とやさしく微笑んでいた。(写真はわずかな継ぎ目に育ったかわいらしいビオラ)

2007年4月 7日 (土)

赤穂城跡の堀で「真っ赤な浮き草」が異常繁殖

20070407ukikusa  赤穂城本丸を囲む堀に赤い浮き草が異常繁殖。市教委は3日から除去作業を始めた。
 この浮き草はアカウキクサ科シダ植物の一種「アゾラ・クリスタータ」とみられる。浮遊性の水生シダで、暖帯から熱帯に分布。湖沼、水田、溝、水路など日当たりの良い浅水中を好む。
 一見、絶滅危惧種の在来種である「オオアカウキクサ」に似ているが、実は外来種。環境省の特定外来生物に指定され飼育、栽培、保管、運搬が原則禁止されている。
 市教委によると、昨年9月ごろから堀の水面に緑色の葉が繁殖。全体の約3分の2を覆うほどに広がり、年が明けてから赤く色づいた。堀一面にすき間なく繁殖しているため、まるで地面のように見える。
 これまで赤穂城跡の堀に繁殖したことはなく、渡り鳥に付着して胞子が運ばれた―との説もあるが、はっきりした原因はわからない。
 専門家によると、赤穂だけでなく西日本を中心に各地のため池などで異常繁殖が見られ、「暖冬の影響で繁殖が進んだのではないか」といわれている。
 4月3日のTBS系情報番組「朝ズバッ!」で「お堀一面が真っ赤に大繁殖した植物の正体」として赤穂城跡の映像が放送。番組を見た人の話では、みのもんたが「子どもがはまると危険」「赤穂市はなぜ放置しているのか」「市の職員が除去しろ」などズバズバ批判していたらしい。
 市教委は3日からシルバー人材センターに委託し、網ですくい取る人海戦術で除去に着手。5日からはパワーショベルも投入し、除去を進めているが、「量が多く、何日かかるかわからない」という。放送当日から除去を開始したことについては、「以前から対応を検討し、新年度から作業することになっていた。たまたま放送日と重なった」と説明している。
 問題の浮き草について、「夏は緑、冬は赤く染まって美しい」と繁殖を“歓迎”する人もあるが、「放置しておくと在来種が駆逐される恐れがある」(環境省)といい、ここはみのもんたの忠告に従った方がよさそうだ。(写真は赤穂城跡の堀に異常繁殖している浮き草)

■環境省の「特定外来生物」に関するホームページ
http://www.env.go.jp/nature/intro/

2007年3月31日 (土)

自然の恵み活かしアウトドア料理

20070331kunsei  春の森で野外活動を楽しむイベントが坂越の船岡園周辺で28日行われ、親子連れなど約50人が鶏肉の燻製づくりなどにチャレンジした。
 枝から針金でぶら下げた鶏モモ肉をドラム缶の中に吊るし、ふたをアルミホイルで密閉。10㌢ほどの長さにカットした1㌢角の山桜の枝や黒豆の皮などで燻蒸し、出来上がりまでの時間は宝珠山でクイズラリーを楽しんだ。
 およそ2時間後、船岡園に戻ってドラム缶のふたを開けると、中から木の香りが立ち込めた。燻された鶏肉の表面はうっすらと茶色。
 お皿には、蒸し器で調理したゆで卵、チーズなどの燻製と、ヤブカンゾウ、ハハコグサなど10種類の山野草とちりめんじゃこの混ぜご飯も盛り付け。炒ったヒサカキの葉を煎じたお茶といっしょに試食した。
 砂子の木村太一君(11)は「どれもいい匂いがしておいしかった」と感想。
 主催した「さこし船岡を良くする会」の牟禮宗弘会長は、「山野草もちりめんも地元の山や海でとれたもの。自然の恵みを味わってもらえたのでは」と話していた。(写真は船岡園であった燻製づくり)

志高く少年少女6人入隊

20070331boy1  青少年の健全育成に永年の歴史を持つ、日本ボーイスカウト赤穂第1団の平成19年度入隊式が25日、市民会館で行われた。
 カブスカウトに6人が入隊。カブスカウトだった2人がボーイスカウトに上進した。
 今年は世界ボーイスカウトが誕生して100年目。セレモニーでは山名義範・団委員長が「由緒あるボーイスカウトで身体を鍛え、世の中の役に立つようにがんばりましょう」と呼びかけた。
 来賓と先輩隊員が見守る中、新入隊員らが左手を隊旗にかけて“誓いの言葉”を唱和。隊員の証であるネッカチーフを一人ずつ首にかけてもらい、仲間入りした。
 2歳上の兄に次いで入隊した新田の西川佳祐君(7)は「制服がかっこいい。みんなといっしょにキャンプしたい」と話していた。(写真はボーイスカウト赤穂第1団の入隊式)

赤穂の子ら自衛隊体験

20070331jieitai  小学生を対象に1泊2日の青少年自衛隊生活体験が姫路市峰南町の陸上自衛隊姫路駐屯地で行われた。
 「思いやりの気持ちや信念を貫く勇気を考えてもらおう」と赤穂ライオンズクラブ(三木博之会長)が主催。3年生以上の男女30人が申し込み、24日と25日の2日間で実施した。
 メンバーら9人の引率で駐屯地入りした参加者らは体育館で入隊の申告式。班長の中野陽介君(10)=加里屋=と矢吹紗理奈さん(10)=尾崎=が「赤穂ライオンズクラブ30名の者は3月24日から25日まで生活体験をします」と宣言した。
 初日は、教官の号令で整列や行進を練習。救急法学習、資料館見学も。2日目は木の間に渡したロープを渡るレンジャー体験が予定されていたが、その準備中に能登半島地震が発生。姫路駐屯地にも出動準備の指令がかかり、生活体験は中止。予定より1時間早い正午に脱退の申告式を行った。
 申告式を行っている間も非常呼集された隊員らが次々と駐屯地に参集。生の活動を見ることができた。
 「自衛隊志望」という平田哲哉君(12)=城西町=は「外から見たことはあったけど、中に入ったのは初めて。装備がすごかった」と入隊意欲が高まったようす。
 企画した青少年教育委員会の中野実史委員長(45)は、「テレビもおやつもない環境での生活体験で団体行動の大切さを気付いてもらえたのでは」と話していた。(写真はライオンズクラブの自衛隊生活体験)

新公園完成を祝い100人キャッチボール

20070331shioya1  赤穂市で初めて官民協働で整備された塩屋第4公園(愛称・おららの公園)の完成記念イベントとして24日、「100人の大キャッチボール大会」が塩屋小学校体育館などで行われた。
 元プロ野球選手の一枝修平さん、「ドカベン」の愛称で人気があった香川伸行さんを講師に迎え、野球教室を実施。ボールを使った的当てゲームや「ろくむし」も楽しんだ。
 メインの「100人の大キャッチボール」では参加者らが50人ずつ2列に分かれて向かい合い、1個のボールを順番にキャッチボール。球が100人目のグローブに収まると、大きな拍手が起こった。
 当初は完成した同公園で開催する予定だったが、あいにくの雨で屋内に会場変更。それでも、イベントを楽しみにした大勢の子どもたちが参加。体育館の中で元気にボールを追いかけていた片浜町の上村恭介君(9)は「天気がいい日に新しい公園で遊びたい」。板屋町の井上万葉子さん(12)は「人数が集まったら、また“ろくむし”をしたい」と息を弾ませた。
 新公園の設計に参画した「住みよい塩屋をつくる会」の松本尚志・公園部会長は「子ども同士が工夫して“おららの公園”で遊んでほしい」。木村音彦会長も「子どもの声が絶えない公園になれば」と願っていた。(写真は新公園完成を記念して開かれたイベント)

ケチな駐車場代踏み倒し

 JR坂越駅前の貸駐車場で駐車料金の未払いが頻発。マナーの悪さに所有者が頭を痛めている。
 所有者のAさんによると、係員を置かずに利用者が車両ナンバーを記入した紙と1日あたり200円の駐車料を備え付けの料金箱に入れていくシステム。ほとんどの利用者は「きちんとお金を入れていく」という。
 ところが、今月に入ってから特に不払いが増加。3月1日からおよそ20日間で延べ44台の車が“借り逃げ”。最も悪質だったのは、3月3日から5日間分の料金を払わなかった姫路ナンバーの白い車。車が去った後、ワイパーにはさんでいた警告書が地面に落ちていたという。
 「たかだか200円のお金を払わずに逃げていく気持ちがわからない」と嘆くAさん。「今後、このようなことがあったら写真を撮って警察に届ける」と怒っている。
 決められた料金を払うのは当たり前のルール。あなたの人格が疑われますよ。

2007年3月24日 (土)

自宅を高齢者の文化活動に開放

20070324routien  民家をオープンハウスとして開放した囲碁クラブが塩屋で定期的に開かれ、愛好者らの憩いの場となっている。
 自宅を開放しているのは、塩屋322の2、尾上圭司さん(76)。自身も会員の囲碁サークル「楽碁会」(黒田紀典会長=7段)に月曜と水曜の週2回、自宅1階の和室2間を提供。多いときは20人以上が集まり、縁側にまで碁盤を並べるほど盛況という。
 正座が苦手な人には椅子席を用意。喫煙ルーム、常にお湯の沸いている風呂もある。あまりの居心地のよさに夜10時ごろまで過ごす人もあるとか。
 訪れるメンバーは高校生、女性も含まれるが、多くは還暦を過ぎたシルバー世代。尾上さんは「高齢者がワイワイ楽しく過ごせる場に」とオープンハウスの呼び名を、幼稚園をもじって“老痴苑”とした。
 「パーティー好きだった亡妻の供養になれば」と尾上さん。謡曲、鼓など文化的な趣味を多く持ち、「囲碁だけでなく俳句や短歌など静かな雰囲気がほしい行事に使ってもらえれば。気軽に相談してほしい」と話している。営利目的、宗教や政治活動などは受け付けない。
 囲碁サークル「楽碁会」は文字通り、碁を楽しみたい人の参加を歓迎。問合せは℡42・0098(高力さん)。その他の利用については℡43・5567(尾上さん)まで。(写真は碁会所として活用されている「老痴苑」)

「鳥井の地蔵さん」堂宇が老朽

20070324toriijizou  坂越歴史研究会(唐崎安也会長)がこのほど発刊した小冊子「ふるさとの歴史」(B5判、16頁)に元中学校長の佐方直陽さん(76)=坂越=が市消防団第8分団詰所北側にある「鳥井地蔵」について調査をまとめている。
 佐方さんが妙道寺の古文書を調べたところ、「鳥井地蔵」は元禄11年(1698)、奥藤家と同寺が願主となり「鳥井峠北側」(現在の鳥井町集会所のあたり)に石地蔵坐像を安置したのがおこり。
 地蔵堂は今から280年以上さかのぼる享保6年(1721)に建立された。当時はすぐそばに火葬場があり、「先人の霊を慰める意味合いを込めて建立されたのでは」(佐方さん)と推測される。
 現在の場所に移転したのは110数年前のこと。用具入れのふたに佐方さんの父渚果さんが書いた「明治二十五年頃、坂越村役場建築のため、現地に移転」との記載があり、元あった場所から東約30㍍に移された。昭和27年からは鳥井町自治会の所有となり、毎年8月には盛大な地蔵盆を行っている。
 木造瓦葺きの地蔵堂は高さ4・65㍍、間口と奥行きはともに1・9㍍で「近辺ではあまり見かけないほど立派なお堂」。中には高さ92㌢の石地蔵が蓮台の上に鎮座している。
 昭和55年に屋根を葺き替えたが、本体は創建当時のままで、壁面には縁起のよい図柄とされるカボチャ、二股ダイコンの彫刻が施され、美術的価値を評価する声もある。
 地区の人たちが再三修理を重ねてきたが、老朽化で10年ほど前から堂宇全体が前方に傾きはじめ、「早急な修理が必要だが、素人の手には負えない状態」という。
 「調査するうち、保存に値する価値ある文化財ということがわかり、粗末にできないと感じた」と佐方さん。自治会長の寺内徹三自治さん(67)は「何とかしたいが費用をどうしたものか」と頭を悩ませている。
 「ふるさとの歴史」は昭和55年から年1回刊行しており、今号が第31号。佐方さんら会員4人が寄稿している。市立図書館、坂越公民館で読むことができる。(写真は早急な維持保存が望まれる鳥井地蔵堂)

東北に伝わる「赤穂塩」歴史ロマン

20070324resseki  東有年の元会社員田中英作さん(69)が「赤穂播州流製塩法を伝えた波路上の塩師達」と題した雑誌のコピーをこのほど本紙に持参してくれた。石川島播磨重工業に勤務していた数年前に宮城県志津川町へ出張した際、町職員が「赤穂に関係があるから」と渡してくれたという。
 江戸時代、製塩技術を盗もうと播州赤穂・新浜村の大頭宅に“産業スパイ”として潜入した仙台藩の若者が逃げ帰る途中、関所で捕まった。藩の最高機密を盗んだ科で死罪は免れないと思われたところ、藩のために命を賭けた志に感銘した大石内蔵助が若者を釈放。恋仲に落ちた大頭の娘といっしょに帰郷させた―との内容。
 もっとも、これは大正時代に書かれた「天道昼行燈」(大倉桃郎作)というフィクションなのだが、「これに近いことがあったのでしょうか」(田中さん)との疑問にこたえようと、取材した。
 本吉郡志津川町は平成17年10月に合併し、現在は南三陸町。町教委文化財保護係の鈴木卓也・技術主査に電話取材したところ、「製塩技術を習得するため志津川から赤穂に出向いたのは史実です」との回答。
 ファクスしてくれた「志津川町誌Ⅲ 歴史の標」によると、延宝8年(1680)に製鉄技術調査で中国地方を訪ねた本吉郡馬籠村の佐藤三右衛門が帰路たまたま赤穂に立ち寄り、塩作りの様子を目にした。
 本吉郡内では古来から製塩が行われていたが、海水をそのまま釜で煮る原始的な方法で莫大な薪を消費していた。三右衛門は、人手も燃料も効率のよい播州流製塩法を導入しようと3年後の天和3年2月16日、弟の五郎七ら3人で藩の許可を得て仙台を出発。赤穂に5月末まで逗留し、塩煮法を学んだ。
 帰りには浜子2人を2年間の約束で連れ帰った。翌貞享元年にも、再来穂した五郎七らが浜大工を雇い入れている。「赤穂市史第5巻」には、これらの雇用契約を赤穂の大年寄や庄屋が承認した文書(水産庁水産資料館所蔵)の内容が記載されている。
 三右衛門らが営んだ塩田は志津川から約30㌔の波路上という土地にあった。新製法を導入して2年で借金を返済、その後多くの利潤を上げ、三右衛門は大番士に出世した。そして、赤穂の製塩技法は東北各地に伝播していったという。
 ところで、貞享元年に五郎七と来穂した高橋仲右衛門という人物について地元におもしろい言い伝えが残っている。
 志津川街区の東側丘陵にある高橋家旧墓所に元禄15年に没した女性の墓がある。「裂関妙破信女」の法名で仲右衛門の2~3歳年上であることから、「墓石の主は仲右衛門が赤穂から関所を越えて連れ帰った恋人では」との説だ。
 仲右衛門が赤穂を訪ねたとき内蔵助は25歳ぐらい。筆頭家老になって5年ほどの若き内蔵助が“大岡裁き”で2人の仲を取り持ったのか―。
 明治維新による流通体系の変化で、波路上塩田は明治9年に閉鎖の運命をたどった。しかし、赤穂の塩にまつわるエピソードは300年以上たった今も東北の地に語り継がれている。(写真は「赤穂から連れ帰った女性の墓では」と地元で言い伝えられる墓石=手前=。「裂関妙破信女」の文字は風化して見えにくい=南三陸町教委・鈴木卓也氏提供)

2007年3月17日 (土)

写真で地域づくりを振り返り

20070317kouno1  県の助成を受けて「美しいむらづくり事業」に取り組んでいる高野自治会(花崎長登会長)はこれまでの活動を振り返る写真展を高野集会所でこのほど開いた。
 同自治会は昨年、住民らによるワークショップを開き、「美しいむらづくり計画」を策定。7月以降、戦国武将・尼子義久の居城があったことで知られる尼子山の登山道整備をはじめ、伝承遊具づくり体験や河川敷の花種まきなどを行ってきた。
 「参加できなかった人にもむらづくりへの思いを共有してほしい」と開いた写真展は、自治会役員の玉水久雄さん(57)撮影の記録写真約65点を四つ切サイズで展示。見に来た人同士で自然と会話の輪が広がった。
 家族と活動にも参加した宮崎あさえさん(82)は「いろいろやっているうちにあまり話したことのない人とも仲良くなった」といい、笑顔で写真に見入っていた。(写真は思い出話も盛り上がった高野自治会の写真展)

2007年3月 3日 (土)

女性警備員に児童から感謝状

20070303keibi1  体育館の新築工事がほぼ完成した赤穂小学校(折方啓三校長)で2日、工事の安全確保に感謝して、担当の女性警備員に全校児童から感謝状が贈られた。
 感謝状を贈られたのは新田の警備会社「サン・エイ」従業員の坂本増美さん。昨年5月に始まった工事に警備員として派遣され、工事のない日曜日以外は毎日朝から夕方まで現場に立った。
 会社の指示は午前8時の勤務開始だったが、「子どもたちを安全に登校させたい」と自主的に30分以上早く現場に入り、「おはよう」と声がけしながら横断歩道で児童を誘導。そのうち、子どもたちから手作りクッキーやヨーグルトをプレゼントされるほど親まれるようになった。
 ガードマンの人選について「児童にやさしく接することができる人」と要望したという施工会社・目木組の目木敏彦社長(46)も「期待以上の働きをしてくれた」と納得の表情だ。
 仕事ぶりを認める声は複数の読者から本紙に届いた。児童の母親は「すごく熱心に子どもたちを見守ってくれて、ありがとうと言いたい」と感謝。「朝通るとあいさつしてくれて気持ちがいい」という人も。
 3月20日竣工予定の体育館は工事がほぼ仕上がり、坂本さんの警備員としての仕事は2月26日で終了。同校は「親身に警備してくれる姿が特に目立った」と全校集会で感謝状を贈呈した。
 坂本さんは「9カ月間、事故なく無事に勤められてよかった」と安心する一方、「せっかく仲良くなれた子どもたちとお別れと思うとさびしいですね」とも。それでも、「また、次の現場でもがんばります」と明るく話していた。(写真は親身の警備が目立った坂本さん)

暖冬で5月の花咲く

20070303hansyoduru  「この時期には珍しい花が咲きました」とトリガタハンショウヅルの花の写真を市内の読者が本紙に届けてくれた。
 写真を見ると、名前のとおり鐘の形をした花弁で淡い白黄色。写真を持ってきてくれた読者によると、自宅庭の植木鉢で長さ2・5㌢ほどの花が1輪だけ咲いた。数年前から育てているが、「例年はゴールデンウィークのころ。こんなに早く咲いたことは初めて」という。
 トリガタハンショウヅルはキンポウゲ科のつる性低木。本州、四国の山地に分布し、「トリガタ」の名は高知県の鳥形山で最初に発見されたことに由来するとか。百科事典には「5~6月に咲く」とある。
 加里屋中洲の山野草店「露草苑」によると、「この時期に咲くのは珍しい。やはり暖冬の影響では」と話していた。
 読者は「あと4つつぼみがあるので、いつ開花するか楽しみ」と話していた。(写真は例年より2カ月ほど早く咲いたトリガタハンショウヅル=読者提供)

ちょっとセクシーなダイコン

20070303daikon  平成町の前田茂樹さん(62)の畑でユニークな形の大根が育った。実の中ほどに2つ並んでコブがあり、ちょうど“おっぱい”のよう。近所の話題になっているという。
 前田さんは自宅近くの畑約60坪で野菜を作っている。良質の野菜を通常より大きく発育させる「万田酵素」を使っており、どの作物も巨大。3年前から「ジャンボ大根コンテスト」にもチャレンジしている。
 今年は9月に種をまいた約20本がいずれも長さ80―90㌢級に。2週間くらい前、そのうちの1本に「女の人の胸みたい」なふくらみがあるのを発見。酵素パワーなのか、日に日に大きくなり、ツンと突き出すような形に“バストアップ”した。
 「根の先が枝分かれすることはあるが、中ほどにコブができるのは珍しい」と前田さん。「うちの大根は長く炊いても煮崩れせず、味がよく染む」というので、調理後も味も形も楽しめる!?(写真はユニークな“おっぱいダイコン”)

元気に泳ぐ有年・陰山池の白鳥

20070303hakutyo  「ため池に白鳥が1羽泳いでいるのを見つけました」と西有年の廣村典彦さん(48)が写真を郵送してくれた。同封の手紙には「けっこう大型でゆうゆうと泳いでいました」とあり、水面に静かな波紋を広げながら泳ぐ白鳥が写っている。白い翼が陽光を浴びてまぶしい。
 白鳥がいるのは、周世から有年横尾に越える周世坂の陰山池。平成13年に市内の男性が事情で飼えなくなって同池に連れてきたもので、地元の人たちがエサをやるなど世話をしている。16年6月には、くちばしにルアーがひっかかった白鳥を住民と市、県職員が協力して救助し、本紙が報じた。
 地元の人の話では、「前にメスのアヒルを追いかけとったからオスじゃないか」という。
 毎日エサをやりにいく有年横尾の小林俊幸さん(69)によると、「元気ですが、最近は日向ぼっこしている時間が長くなった。人間でいうと60~70歳くらいの感じ」といい、「最後まで面倒をみてやりますよ」と話していた。
 池に来て5年ほどになるが、名前はついていない。愛称を募集してみては?(写真は陰山池の白鳥=廣村さん提供)

2007年2月17日 (土)

カキネギコロで赤穂特産PR

20070217midori  砂子の主婦が夫の自営する電器店内にお好み焼きコーナーをオープン。「電器屋さんでお好み焼きが買えるなんておもしろい」と評判だ。
 “店主”は上田緑さん(48)。もともと「飲食店をやってみたい」という願望が強く、夫が経営する「上田電気」の店舗スペースに昨年11月、「りびんぐ峯都梨(みどり)」を開店した。
 「地元のカキをおいしく食べてもらいたかった」というのが店を始めた動機で、一番の人気メニューは冬季限定の「カキネギコロ」。バターで軽く炒めたカキをスジ肉入りの生地で焼く。たっぷり入ったカキの風味が生地全体になじんで美味。
 開店した理由はもう一つある。高齢化が進み、店周辺でもお年寄りが一人で暮らす世帯が増えてきた。「気軽に立ち寄ってにぎやかに食事してもらえる場所を」と考えた。体の調子がよくなくて店に来ることのできない人には宅配も行うという。
 開業のために昨秋、広島県のソースメーカーが開くお好み焼研修に参加。粉の溶き方、キャベツの切り方、鉄板の掃除方法などを2泊3日でみっちり学んできた。「結婚して25年になるけど2日も家を空けたのは初めて」で意気込みの強さがうかがえる。
 「お客さまからお金をいただくからにはがんばらないと」。オープンしてからも肉の乗せ方や生地の厚さなど「もっとおいしくするために」と研究を欠かさない。「毎日試食に付き合わされた」と苦笑いする夫の晴彦さん(49)も良き理解者だ。
 「お好み焼きを食べながらゆっくり話ができるようなお店にしたい」と上田さん。「自分の家の居間のようにくつろいでもらえれば」。
 カキネギコロ600円、肉玉400円、たこ焼250円など。「一度にたくさん焼けないので予約してもらえるとありがたいです」。店は旧ウエルマート坂越店の南100㍍。営業時間は午前11時半~午後6時半で持ち帰りもOK。℡48・8009。

2007年2月10日 (土)

命日に石碑磨き四十七士の冥福祈る

20070210sekihi  赤穂義士の月命日に合わせ、加里屋の四十七士碑を清掃奉仕する人があり、取材した。
 加里屋の米野征也さん(62)。大石内蔵助らが切腹した日にちなみ毎月4日朝、中央通りと駅前通りにある石碑を掃除している。石碑は義士の人数と同じ47基あり、それぞれの碑面に義士一人ひとりの名前と肖像画あるいは辞世の句が彫り込まれている。昭和61年に市が「緑のプロムナード事業」で設置した。
 米野さんが石碑の清掃奉仕を始めたのは昨年3月。もともと忠臣蔵ファンで、「大石さんを大切にできることを自分なりに」と思い立ったという。
 ちょうど丸一年となった今月4日、「目立つのは苦手」という米野さんを説得し、清掃活動に同行させてもらった。
 午前8時、車から降りた米野さんはマスクにエプロン、ゴム手袋、長靴で準備完了。必要な道具を乗せた台車を押し、一つ目の石碑へ。
 まずは乾いたブラシで表面のほこり落とし。続いて噴霧器で水をかけ、こびりついた鳥のフン、つぶれた木の実などを浮かせる。取れにくいところは歯ブラシでゴシゴシ。
 噴霧器を使うのは「道路を水浸しにするとよくないし、冬場は凍結すると危ないから」との配慮。農薬散布や特殊な薬剤を使っていると誤解されることもあるが、使っているのは水だけだ。
 最後にコップ1杯の水を上からかけ、合掌。「お墓じゃないんだけど、安らかに―という気持ちで手を合わせています」。
 一基磨くのに約3―5分。10基ほど終えると、こめかみのあたりの汗がしずくになった。途中、休憩をはさんで3時間ほどかかるという。
 米野さんは熊本県出身で昭和47年から平成7年まで三菱電機赤穂工場に勤務。赤穂の環境が気に入って天王山に自宅を新築し、定年後も赤穂を「永住の地」に選んだ。
 「私はよそ者なので、もっと赤穂の歴史を勉強したい」と話すが、都市計画審議会の公募委員に応募したり、海浜公園のボランティア活動に参画したりなど「赤穂をもっといいまちにしたい」との思いは強い。
 「30年以上赤穂に暮らして愛着もできました」と米野さん。「もっと文化の香りが感じられる街であってほしい」と話していた。(写真は義士の石碑を磨く米野征也さん)

かわいそうな烏骨鶏

20070210tori2  「御崎の観光道路下にニワトリが捨てられている」と3日、北野中の城尾豊さん(76)が知らせてくれた。
 現場は旧貴和荘から御崎方面へ300㍍ほどの空き地で住所は尾崎。昔、企業保養所があった土地へ降りる脇道横に白、黒、茶色の5羽の鳥が身を寄せ合っているのを辺りを散策していた城尾さんが見つけた。
 近くには養鶏場はもちろん、民家もなく、人が近づいてもあわてないところをみると、やはり飼われていたのを捨てられたのか。
 本紙が写真を撮って専門家に見せたところ、「烏骨鶏とその雑種で、年齢1~2才」とのこと。「エサも水もないし、かわいそう」と城尾さんは保護しようとしたがうまくいかず、警察や行政に保護を依頼した。
 しかし、いずれも「うちの担当ではない」とたらい回しにされ、断られた。城尾さんが3日後に見に行くと2羽の姿が見えず、その翌日には5羽ともいなくなってしまった。鳥たちがいた辺りには羽毛が散らばっていたという。
 「キツネか何かに襲われたのでは。かわいそうなことをした」と城尾さん。「こういう生き物を保護してくれるところはないのでしょうか」と嘆いていた。(写真は行方が分からなくなった烏骨鶏)

2007年1月20日 (土)

華やかにダンスで迎春

20070120dansu  赤穂市文化会館で14日、新春ダンスパーティーが開かれた。
 市内5団体が加盟する「赤穂市民社交ダンス合同会」(東川昭義会長)が年6回ある例会を拡大して開催。赤穂市内をはじめ姫路、明石、岡山などから300人を超えるダンス愛好家が集まった。
 女性参加者の多くは色鮮やかなドレスを着用。ワルツ、タンゴなどの楽曲が生演奏で流れる中、パートナーと手を取り合って華麗なステップを踏んでいた。
 ダンス愛好者は映画やテレビの影響で数年前から増加傾向といい、東川会長は「年齢に関係なく楽しめる。気軽に始めてもらえれば」と話していた。(写真は盛大だった新春ダンスパーティー)